アイスクリーム店のオーナーとして走り回る早坂さん＝関西空港で
タレントの早坂好恵さん（３６）が、関西空港にあるアイスクリーム店「ブルーシール関西国際空港店」のオーナーとして店を切り盛りしている。
結婚、出産を経て、「何かに挑戦したい」と思い立ち、新たな道を選択した。同店は古里の沖縄に本社を構えるアイスクリーム会社のチェーン店。早坂さんは「幼い頃から親しんできた味を、大阪や世界の人たちに売り込みたい」と意気込んでいる。
那覇市で生まれ育った早坂さんは９歳でスカウトされ、安室奈美恵さんらも輩出した「沖縄アクターズスクール」に在籍。アイドルとしてデビューし、明るいキャラクターで、「ＴＨＥ夜もヒッパレ」（日本テレビ）などのバラエティー番組にも出演し、人気を博した。
２００３年、大阪府和泉市出身のプロレスラー、スペル・デルフィンさん（４４）と結婚。長女（４）の出産などを機に、那覇市に戻った。長女の幼稚園入園を控え、夫の古里の大阪に戻るべきか、沖縄に残るべきか悩んでいた時、当時のブルーシール社の社長から「関空に店があるから挑戦しないか」とスカウトされた。
昨年４月、同店のオーナーに就任。社会に出てから芸能活動ばかりだったため、最初は「自分に務まるのか」と、不安が尽きなかった。商品管理から、従業員の募集まで次々と仕事が舞い込み、「何で１日は２４時間しかないの」と思うことも多いという。
オーナーとして裏方の仕事が多く、テレビの出演もあるが、極力、店頭に立つようにしている。
早坂さんは「毎日、分からないことばかりで、試行錯誤の連続。だけど、塩ちんすこうやサトウキビなど沖縄の食材を使ったアイスはおいしいので、味わってみて」と話している。
（2012年1月10日07時28分
読売新聞）
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