越流が確認された熊野地区の土砂崩れダム(20日午後、和歌山県田辺市で、読売ヘリから)=上田尚紀撮影
越流が確認された赤谷地区の土砂崩れダム(20日午後、奈良県五條市大塔町で、読売ヘリから)=上田尚紀撮影
9月の台風12号の豪雨でできた奈良県五條市大塔町赤谷地区の「土砂崩れダム」について、国土交通省近畿地方整備局は20日、水があふれ出る「越流」を確認したと発表した。
越流の幅は約2メートルで、水深は約20センチ。土石流や決壊の兆候はないというが、同局は周辺自治体に警戒を呼びかけている。同地区の土砂崩れダムで越流が確認されるのは3回目。
また、同局は和歌山県田辺市熊野(いや)地区の土砂崩れダムでも幅約20メートルの越流を確認した。ただ、このダムは埋め戻し工事のうち7割が完了し、満水時の水量は当初の110万立方メートルの10分の1程度にまで減っており、同局は「決壊などの恐れは低い」としている。
(2011年11月20日15時49分
読売新聞)
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