8月の全国のスーパー売上高(既存店ベース)は前年同月比2.2%減になり、3カ月ぶりに前年同月を下回った。日本チェーンストア協会が22日発表した。
最も販売金額の多い食品が2.7%減と不振だった。とりわけ、東京電力福島第一原発事故の影響で牛肉が消費者から敬遠されたため、畜産品が3.1%減になった。専門店に客が奪われる傾向が続く衣料品も3.8%減と苦戦した。
売上高の減少について同協会の小笠原荘一常務理事は「増税論議で景気の先行き懸念が高まり、消費者の低価格志向が強まっている」と分析している。
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