すっかり定着したふるさと納税、とうとう1兆円を突破しました。しかしその実情は当初の理念から大きく外れてきました。生まれ育った自治体を出て都会などで暮らしている人たちが故郷を支援できる制度だったはずですが。今や魅力的な返礼品のある自治体が人気で、特に肉や海産物などに人気があります。行き過ぎた返礼品競争から総務省もブレーキを掛けましたが。それにしてもこの制度により大きな税収を得た自治体もありますが、反対に横浜市を筆頭に主に大都市は税収減となってしまいました。豊橋市も税の面では大赤字です。魅力的な返礼品が無いということでしょう。手をこまねいているわけではなく、様々な返礼品を考え生み出しています。ブラックサンダー詰め合わせ・豊橋ウナギ・ヤマサちくわ詰め合わせが有名ですが、市電体験や豊橋筆などありますが、いまいちかな。ほとんどの自治体は「ふるナビ」「さとふる」などのポータルサイトに委託しています。それはそうとして、問題が起こりました。返礼品提供業者への代金が一部未払いとなっていることが明らかになりました。返礼品業務を受けた「豊橋観光コンベンション協会」が再委託した東京渋谷区の業者が未払いをしていることで発生しました。本当は自治体がやればいいことですが、やはり「餅屋は餅屋」ということか。しかしこの件、豊橋市のふるさと納税の信用に大きな傷をつけたことは間違いない。