市長選が昨日公示され、4人が立候補しました。現市長の浅井氏、前市議会議長の近藤氏、前市会議員の長坂氏、それにちくわ店経営の蔵地氏です。普通なら現職2期目の浅井氏が強いはずですが、新アリーナ問題でいろいろ言われています。近藤氏は自民党などの支援を受け、長坂氏はSNS等を駆使し独自の運動をしています。3人の争いになるでしょう。近藤・長坂両氏は40代ですので、どちらかが当選すれば最年少市長(多分?)ではないでしょうか。新アリーナ問題、もう契約も済み着々と建設に向け進んでいます。そもそもの発端は前回の選挙で、浅井氏が佐原前市長の豊橋公園内に作ると言うことに対し白紙にするという公約から始まりました。結局豊橋公園内に決めたことに対し、長坂氏が公約違反だ・住民の声を無視している・報告書などの偽装等から反対し、当選したら契約を解除すると言っています。近藤氏は建設に賛成の立場です。確かにこの問題、反対運動は大きく取り上げられています。何か市民のほとんどは反対化のような雰囲気ですが、建設を待ちわびている人もいます。確かに市の対応には不信を持ちます。ユニチカ問題といい、いったい今の市職員は何を考えているのかと言いたくなります。また、名古屋の「IGアリーナ」と同じBTコンセッション方式(PFIの一種)ですが、残念ながら名古屋とは規模や周辺人口も大きく劣るので、市にとって負担金が増える見通しです。しかし、長坂氏は豊橋公園の新アリーナは反対し、何をしようとしているのかわかりません。現総合体育館も老朽化が進みます。長坂氏の法廷ビラを見たら講演会代表が父親になっていました。県心身障害者コロニーの副院長を務め、現在は国府病院で脳神経外科医をしています。家族総出で選挙をしているようです。浅井氏は農業振興・防災力の強化・子育てしやすい街づくり、近藤氏は豊橋駅周辺開発・生活を守ることを重点にしています。勝敗の行方は混とんとしています。誰の政策の訴えが市民の共感を得るのか、注目されます。
朝の散歩でレインボータワー方面へ行きました。今日は日曜日なので朝でも交通量は多くありませんでした。レインボータワーから四方を見渡しました。駅方面を見ると高層の建物も多く見えます。ほとんどというより全てマンションです。エムキャンパスの24階ををはじめ、多くなったことを実感します。駅から少し離れていてもマンションは多くなりました。駅と反対方向を見ると、こちらもあちこちに見える高い建物はマンションです。そういえばファミマの隣の喫茶店は、いつの間にかベトナム国旗が掲げられ、ベトナム人が経営しているようです。また、信号角にあった「ドミノピザ」閉店しています。私もいつも半額で数回利用しましたが、残念です。何が悪かったのでしょうか。業者が来て中のものを持ち出していました。もう誰か入るのか決まっているのでしょうか。歩いていて何台もパトカーが走っていました。豊橋警察署が近いので、そこから各地にパトロールに出発する車が多いからです。一つ気が付いたのですが、何か放送を流しながら巡回しています。交通事故防止の放送かと思いましたが、よく聞くと何と闇バイトに関する注意放送でした。そうか、今は関東地方のみですが、いつこの地方でも起きるかわからないからなあ。日本の安全神話も、今は昔のことです。
豊橋駅から南東へ2km行った所に向谷大池があります。この一帯は公園になっていて市民の憩いの場所となっています。この大池、もともとあったのではなく造られた人工の池です。時は江戸時代、承応3年(1654年)吉田藩主小笠原忠知が命じて造らせ、大池の水はやがて吉田城の外堀に入り、また農業用水としても用いられました。やがて牟呂用水が完成するとその役割は終えました。広さは約4万㎡あり、周囲には遊歩道が整備され、四季の草花が植栽されていて、中央部には歩行者用の橋がかかっています。沿岸には葦が植栽され、水質浄化設備で水質改善が図られています。冬には越冬するカモ類を見ることができます。また、ほとりに昭和42年に豊橋市民文化会館が開館し、ホールもあり音楽演奏会などに利用されています。また、会議室や図書館もあり多くの市民に利用されています。現在は大規模改造工事が進行中で令和8年2月まで続きます。市街地にあり利用者は多く便利な施設ですが、駐車場が狭く、また公園内を朝夕は高校生の自転車軍団が頻繁に通り、少々危険なのが残念です。
朝の散歩に行くと、どこからともなく甘い匂いが漂ってきます。キンモクセイです。見るとあちこちにあります。向山緑地公園にはびっしり実のなった大木もあれば、庭にある家も時々見ます。古い家が多いです。この匂いをかぐと秋を感じます。さらに行ったアピタ角の歩道橋から見るとちょうど朝のラッシュ時だったので車がどの方面も多い。南方面を見ると、長く伸びたクレーン車のアームが見えました。何か作っているようです。近くに行ってみると。看板に「東三河水道事務所外庁舎築造工事」と書いてありました。完成は来年10月です。ここは以前何があったのか思い出せませんが、隣には市営住宅があります。東海財務局が定期借地権として県に貸し付けるということです。今事務所は小鷹野にありますが、古くなったので建て替えではなく移転という形になったのかな。現在地には隣に浄水場等があり利便性はいいと思うのですが。何か特別な理由があるということかな?
国道1号東八町交差点界隈を散歩しました。変形五差路の大きな交差点で交通量も大変激しいところです。特に中部中方面からきて右折しようとすると多米街道と1号線浜松方面の2つの車線に分かれるので初めての人は戸惑うかもしれません。しかも右折の表示は出ないので、更に大変です。多米街道角には豊橋市有形民俗文化財の「吉田中安全秋葉山常夜灯」があります。5mほどの高さがある大きな灯篭です。文化2年(1805年)建立され、途中何度も地震で崩壊しましたが復元され今の姿があります。そのすぐ近くの元鈴木眼科跡地はマンション等が建つかと思いましたが、依然として更地のままです。その反対側の角に「平井こうじ屋」があります。創業170余年の老舗です。伝統の手作業で仕込む生麹・各種製品を製造販売しています。自治会役員をやっている頃、お祭り用の甘酒の素を買ってきてもらったことがあります。その隣に「浅井畳店」があります。こちらも創業114年、技術に裏打ちされた製品で、近ごろは最新のコンピュータ式畳製造装置も導入しているそうです。平井こうじ屋の向かい側には「八町もちや」があります。こちらは戦後まもなく創業しました。人気店です。そのもちやの前に、立派な山門のような模型が建っています。これは吉田宿東惣門です。この付近にあったものを復元したものです。門の傍らには番所が置かれ午前6時から午後10時までは開けられており、それ以外の時間は一般の通行は禁止されていました。やはりこの界隈は昔から栄えていたところなので、文化財や老舗が豊富です。車で通るだけではよくわからない。やはり歩いてみることがいろんな発見につながります。