超円安が続いています。29日には1ドル=160円を突破した後、一気に155円程に円高になりました。日銀が市場介入したのかもしれません。円安は自分にはあまり関係ないと思いがちですが、いろんな面で影響が出ています。輸入品は値上がりし、物価上昇になります。特に原油・ガスはほとんど輸入に頼っている日本は、甚大な影響を受けます。おまけに5月で政府の補助は無くなりますから、電気・ガス代はダブルパンチです。標準世帯で、年間電気代は約1万7千円、ガス代は5千円の値上がりとなります。しかし不思議なことにガソリンの補助金は継続するようです。
今はゴールデンウィークの真っ最中、私には縁がありませんが海外旅行に出かける人は多いようです。しかしこの円安は旅行者にとっては大変な痛手になります。物価が日本に比べ数倍になるからです。例えばニューヨークでは、ラーメン‥3、200円、生ビール‥2,000円、ハワイではスーパーでトマト3個で1,100円、卵1パック(12個)1,200円と、驚くべき価格です。したがって旅行者は節約のため日本から食品を持って行って自炊をする人もいます。反面、日本を訪れる外国人旅行者にとっては、何と物価の安いことか驚いているそうです。スイスからの旅行客は海鮮居酒屋で4人で1万1千円でしたが、スイスなら8万円はかかるとのこと。信じられないくらい安いのにクオリティが高いそうです。一体この円安、いつまで続くのでしょうか。