Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

夏休みを経てみんな成長した『凪のお暇』

2019年09月21日 00時00分57秒 | ドラマ

これよかった!
今期3番目に面白かった!

「大人の夏休み」みたいなドラマ。
自己肯定感の低かった黒木華が、
彼氏だった高橋一生の心ない言葉に傷ついて会社を辞め、
立川でしばしのお暇をいただく話。

空気読みすぎて、自己主張ほぼゼロだった黒木華が、
同じアパートに住む住人たちや
バーのママたちと交流していくうちに、
徐々に前向きな性格に変わっていく過程が面白いんだけど、
彼女だけじゃないんだよね、変化がある人。

僕はもう高橋一生の役が大好きで。
メッチャクズで、散々、黒木華のこといじめてきたのに、
それは小学生がやる“好きの裏返し”みたいなもんだから、
たいてい後悔するハメに。

んで、ショックなことがあると、すぐ泣くんだ。
街中でひとり歩きながらビービー号泣してて。
いい歳した大人が。

でも、黒木華が空気読みまくってることをバカにしてた高橋一生こそ、
実は空気読みまくる人だったりして、その設定がよかったな~。
結局、黒木華との恋愛のパワーバランスも途中から逆転してるし。

そして、中村倫也。
ゆるふわっとした人で、
“メンヘラ製造機”の異名を持つ、
こいつも人の気持ちがまったくわからないある意味クズ野郎。

なのに、黒木華に恋しちゃって、ここも途中から立場逆転。
三田佳子に「胸の痛みが何なのか知らないの?だとしたら、初恋ね」
「ままならぬ愛と欲望の世界へようこそ。今度は自分が壊れる番ね」
と言われる始末なのが最高だった。

このドラマはセリフがちょいちょい響くのも好きなポイントで。
第6話で、バーで働き始めた黒木華が、
お客さんとうまくコミュニケーション取れないでいるのを見て、
高橋一生が
「興味ないだろ、他人に。
 だってお前、自分に興味持ってくれるやつしか好きじゃねえじゃん」
って言ってて、「あれ、俺かな」と思った(笑)
(でも、わざわざ自分に興味ない人を好きになる必要もないとは思うw)

物語としてどう着地するのかなと思ってたけど、
最後はうまい具合にみんながアパートを卒業し、
それぞれの道を歩んでいく流れで、
このドラマらしいまとまり方でした。

あれだけ高橋一生の顔色を伺っていた黒木華が、
最後に「好きになってくれてありがとう」と言えるまで変わったのは、
『ノーサイド・ゲーム 』並みに
第1話からの変化が大きいドラマだと思います。

思ったより宇宙感が弱かった『アド・アストラ』

2019年09月20日 23時51分03秒 | 映画


2019年公開映画146本中74位。

いやー、なんと言うか。
「あ、そう来るかー」と。

宇宙探索に出かけて16年、
突如消息を絶った父親(トミー・リー・ジョーンズ)が生きていたから、
息子のブラピが会いに行くって映画。
なんだけど、中身としては、そのブラピが孤独を通じて、
思いやりの心を持とうと決意する話でした。

父親の生存の可能性を信じて、
紆余曲折を経ながら海王星にまで飛ぶブラピ。
その長い航海の中で、余りあるほどのひとりの時間。
そこでようやく、これまでの自分の人生を振り返り、
パートナー(リヴ・タイラー)に対して誠実でなかったことなどを悔やむっていう。

おお、懺悔の時間かい?って思ったけど、
人間ひとりの時間は必要だなというのは、
このブラピを見て考えました。
彼だって、この航海がなければ、
自分のこれまでの行いを振り返ろうとはしなかっただろうから。
その振り返りを経て、
今後の生き方をよりよいものにしていこうとしていくのは見習いたい。
50歳過ぎたら、なかなか生き方を変えるってのは難しいと思うし。

ただ、父親が謎なんだよなー(笑)
とにかく、地球外生命体を調べたい一心で宇宙探索に乗り出し、
長い年月をかけてずーっと研究に没頭。

なぜそこまでこだわるのか。
映画の中で明確な答えはなかったけど、
僕は男のロマンと意地かなーと思ってる。
宇宙人がいるっていうのは興味深いことだし、
「全宇宙で知的生命体は人間のみである」
というおごった考えのやつらに一泡吹かせたいってのもあったと思うから。

パートナー役のリヴ・タイラーはかなりちょい役だけど、
『アルマゲドン』と役どころが似てた気がする(笑)
まーた、パートナーが宇宙に行っちゃうのかって。

でも、、、正直だいぶ想像と違う映画だったんだよね。
よくも、、、いや、これは悪い方に期待を裏切られたかな(笑)

まあ、そもそも"期待"なんて信頼関係が前提にあっての話で、
特に信頼もクソもない初見の作品に対して、
こっちの勝手な想いをぶつけてることがおこがましいとは思うけど。。。
「そんなの知らんし」って話だし。

ゆーても、ブラピだよ?
舞台が宇宙だよ?
宇宙探索に出かけて消息を絶った父親が生きてたって話だよ?

こんな設定だから、いろいろ期待しちゃって。
『スター・トレック』みたいに、
宇宙に冒険しに行くのかなって。
『スター・ウォーズ』みたいに、
銀河を股にかけた親子喧嘩なのかなって。
『エイリアン』みたいに、
宇宙船という極度の密室で未確認生物に襲われるのかなって。
『インターステラ―』みたいに、
ちょっと学術っぽいSFなのかなって。
『ゼロ・グラビティ』みたいに、
沈黙と静寂が支配する宇宙空間の怖さを垣間見るのかなって。
はたまた、闇の組織に仕組まれた罠とか、時空超えちゃうとか、
実は父親が宇宙人だったとか、いろいろ考えてた。

でも、、、そのどれでもなかったね。
個人的にはファンタジー寄りを期待してたけど(笑)

作品に過度な期待はしないよう、
常に中立でありたいと思う次第でした。

ラストの安堵感がハンパない『TWO WEEKS』

2019年09月18日 00時37分44秒 | ドラマ
公式サイト

今期、一番ラストがホッとしたドラマ。

三浦春馬が無実の罪を着せられるものの、
娘への骨髄移植のドナーとなっているため、
捕まったら娘を助けられない。
なので、とにかく警察や高嶋政伸率いる悪いやつらから
2週間逃げ切るという逃亡劇でした。

人目につかぬよう細心の注意を払いながらも、
命がけで少しずつ娘への元へと近づこうとする姿は、
父性愛の強さたるゆえんだなと!
『14歳の母』に出ていた少年も、今や父ですよ、父。
ちょっと感慨深かった(笑)

そして、このドラマは三浦春馬が逃げ惑うだけじゃないんだよね。
人間関係がかなり複雑に絡み合っているのもポイント。

娘の実の父は彼なんだけど、
妻の比嘉愛未は三浦貴大との再婚も考えていて、
その三浦貴大は刑事として三浦春馬を追っているっていう。

また、三浦春馬の無実の罪を晴らそうとする
検察官の芳根京子の存在も見逃せない。
彼女は過去に父親が殺されていて、その犯人が高嶋政伸。
さらに、彼がまたとんでもない人物と裏で繋がっていて、
「そこかー!そこなのかー!」と。
毎回びっくりするような展開が多かったのが印象的でした。

そんな緊張感しかない話だったからこそ、
ラストですべてが終わったとき、とにかくホッとしたよね。
子役の子が演技もうまいしかわいいしで、唯一の癒しでした。

とはいえ、もっとドラマチックな感じにできそうな設定ではあると思う。
元は韓国ドラマらしいけど、オリジナルの方が面白そうな気がしてる(笑)

もはや影武者設定がよくわからなくなった『SHADOW/影武者』

2019年09月16日 16時16分01秒 | 映画


2019年公開映画145本中144位。

これは、、、うんち(笑)
王宮に仕える影武者の話なんだけど、
王の影武者ではなく、その重臣の影武者。
(本物の重臣は病気で地下に引きこもってるw)

その影武者が休戦同盟を結んでいる国に、
王の許しなく勝手に趣き、
先方の将軍に対決を申し込んだのが事の始まり。

で、まあいろんな思惑が交差する中で、
対決の日がやってきて、ワーッてやりに行くんだけど、
もう影武者とか関係ないよね(笑)

バトルだけ見れば、
普通のワイヤーアクションを使った中国映画。
ただ、今回、武器が傘なのよ。
刃を重ねて作った傘で、
体を女性のように柔らかにくねらすことで、
敵の攻撃を受け流し、斬り刻むという、
「そんなバカな」バトル。

何とか戦いを終え、影武者は王宮に戻るのだけど、
そこからまたまわりの裏切りが発覚してスプラッター三昧。
正直、もうよくわかりません(笑)

影武者って、あんまり人格がなく、
弾除けとかに使われるイメージだけど、
今回はその影武者がメインとなっているため、
逆に本物の存在価値が皆無に等しかった(笑)

影武者が自分の存在意義に悩みつつも、
最後には「俺が本物」感出してきたところで、
ようやく「影武者」という設定が活きてきた感じがするけど、
おせーよと(笑)
話、終わるじゃん、と(笑)

話が全体的にのっぺりしてるし、
カラーなのに基本の色がモノクロで、
かつBGMが尺八と琴ばっかりだったので、
眠気を誘う映画でした。

つまりは言語オタクで同人サークルに入ってたJ・R・R・トールキンの半生がわかる『トールキン 旅のはじまり』

2019年09月16日 16時08分56秒 | 映画


2019年公開映画144本中98位。

あのJ・R・R・トールキンの自伝的映画です。
『ホビット』や『指輪物語』の作者。

まあ、簡単に言ってしまえば、
彼はオタクでした、と(笑)
「好きこそものの上手なれ」と言うべきか、
小さい頃から言語が大好きで、
自分でオリジナルの言語を作ってしまうほど。

そこにお話をつけて、挿絵を入れて、
ってことをずっとやってて、
オックスフォードの言語学の教授に学び、
1937年に『ホビット』を出版。

ただ、彼自身はかなりの苦労人でした。
子供の頃に母親を病気で亡くし、
必至の勉強の甲斐あってオックスフォード大学に入るものの、
成績不振で奨学金打ち切りの危機に陥り、
極めつけは第一次世界大戦の勃発。

子供の頃に、仲良し4人組で結成した“T.C.B.S.”という創作活動を行う、
今でいうところの同人グループみたいなものもあったのだけど、
そこのメンバーも2人は戦死、1人は帰還したものの精神を病んでしまい、
無事だったのはトールキンのみという始末。。。

幸い彼は、愛した人と結ばれ、
子供にも恵まれるのだけど、
映画のラスト、自身の青春時代や戦争体験を通じて、
仲間や愛、冒険をふんだんに詰め込んだ物語を書こうと決意する。

彼の口から出た言葉が「ホビット」。

この映画、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが好きな人なら見てもいいと思う。
原作者がどういう人生を歩んだのかがわかるから。

しかし、こういう作品を生み出せる人と
そうでない人の差はなんだろうか。
幼くして家族を失った人も、戦争で親友を亡くした人も、
別にトールキンだけじゃないのに、
『ホビット』や『指輪物語』を書けたのは彼だけ。

そもそも書こうと思ったかどうかというのもあるけど、
小さい頃からずっと続けられるほど好きってのと、
あとは才能なのかな。

ラグビーを通じた男たちの熱い戦いに何度も涙した『ノーサイド・ゲーム』

2019年09月15日 23時23分23秒 | ドラマ
公式サイト

ハ マ ハ タ 〜!!。・゜・(ノД`)・゜・。

今期圧倒的に一番面白いドラマだった!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
メッチャ泣いた!!。・゜・(ノД`)・゜・。
個人的には『あなたの番です』より好きだった!!

久しくスポ根とか見てなかったけど、やっぱりいいわ~
男たちの熱いフィジカルとメンタルのぶつかり合いは部活時代を思い出す。

このドラマのよかったところは、
スポ根に企業モノを掛け合わせた展開もそうなんだけど、
一番は脚本におけるアンチテーゼがすごく効いてたところだと思う!

第1話がもうどん底で。
アストロズは最弱、大泉洋はラグビー大嫌い、
そして、アストロズの面々も大泉洋が嫌いっていう。

それが、最終回で全部逆転するからね。
その180度違う結果に繋げていく過程がとても見ごたえあったし、
これまで培ってきたものが最終回で全部花開いたから、
本当によかった。・゜・(ノД`)・゜・。

さらに、ラグビーの試合シーンも臨場感あるカメラワークに、
スローモーションも効果的に使用していて、
ドラマチックな構成になっていたから大興奮!!

演出の福澤克雄さんがね、
慶應幼稚舎からずーっとラグビーやってて、
1985年に社会人も含めた大会で優勝し、
慶應が史上初の日本一に輝いた経験が絶対活きてると思う。

役の中での大泉洋は本当に尊敬する。
感情的に大嫌いなラグビーに関わることになって、
あれほどの結果を残すのだから。。。
僕はもう感情で大嫌いだと思ったら、、、無理、死ぬ。

正直、大学時代のラグビー部にそんなにいいイメージはなかったから、
その後もラグビーに対して針の穴ほどの興味も持たなかったけど、
こんなに熱いスポーツだとは思わなかった。

昔、友達がラグビーでケガして鎖骨にボルト入れたとか言ってたけど、
このドラマの試合見たら納得するわ。

まあ、僕みたいな人がタックルされたら、
四肢が分断されて木っ端微塵になりそうだけど(笑)

いやー、これはラグビーのいいプロモーションになるよなあ。
ラグビー部入りたいって人も増えたりして(笑)

チームプレーのスポーツって、
実際やると気遣うこと多くて大変だし、
向かない人は向かないだろうけど、
ドラマや映画などの物語として見ると最高のエンターテインメントだ。

太宰治のクズっぷりがわかる『人間失格 太宰治と3人の女たち』

2019年09月15日 23時03分59秒 | 映画


2019年公開映画143本中95位。

太宰治の身に起こった実話を基にしたフィクション。
タイトルに「人間失格」とあるものの、
特定の作品の実写ではなく、
あくまでも作家の太宰治についての話です。

彼はもう本当にひどくて。
妻子ある身(しかも奥さんは宮沢りえでメッチャ綺麗だし、子供も3人いる!)にも関わらず、
劇中では沢尻エリカと二階堂ふみを愛人とし、
本のネタにしつつも、
己の欲望のままに相手の体を貪り、
酒とタバコにまみれて肺を壊し、
家が建つほどの借金を抱える、
自由奔放過ぎるクズ野郎!

そんな彼に心酔し、
愛欲にまみれた3人の女性との関係をメインに描いた今作は、
太宰治の人となりを知るにはよい機会だと思う。
(悪く言えば、みんなメンヘラw)

ただ、個人的には予告から感じた印象とちょっと違ったかな。
てっきり『娼年』のように、
えげつないほどの肉欲にまみれた作品かと思ってたんだけど、
実際はそこまでぶっ飛んでもなかった(笑)

いや、もちろん濡れ場はあったんだけどね。
意外と沢尻エリカと宮沢りえはそんなでもなく。
唯一、二階堂ふみは『リバーズ・エッジ』でも見せたように、
かなり体当たりだったけど。

そして、この中にブルがいるんだ、、、(笑)
(まあ史実だから、オチはウィキとか見ればわかるんだけど)

作品としては、あくまでも太宰治の日常が描かれているのみなので、
個人的には物足りなさもあるかなー。
蜷川実花監督なので、色使いは相変わらず綺麗なのだけど、
お話としてグッと来るところがなく。
期待していた通り、『娼年』ぐらいの肉欲感があれば、
それはそれで視覚的にもかなり印象深かったとは思うけど。

あと、普段からややポジションが似ているなと思ってる
千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾がいるもんだから、
一瞬誰が誰だかわからなくなった(笑)

この映画を見て思ったのは、
世の中結果出せば何でもありって流れはあるよなということ。
太宰治も、普通にこんな人いたら間違いなく誰からも相手にされないけれど、
数々の名作を生み出しているから、なんかオッケーになってるし、
学校でも有名な作家として教わるものの、
人間性がクズだったというのは一切語られない。

昔の作家や映画監督、俳優とかではよくありそうなエピソードではあるけど、
天才とか表現者とか、そういう人たちは、
何かひとつに特化している分、他の何かが欠けている気もする。
羞恥心だったり、空気を読むことだったり、他人との関わり方だったり。

凡人の僕からしたら、
そういうのはうらやましく感じるけれど、
隣の芝生は青く見えるもので、
本人たちにしかわからない悩みもあるのかもしれない。

ちなみに、太宰治と言えば、
『走れメロス』のアニメ映画を見たぐらいで、
本は一冊も読んだことないかな(笑)
“おさむ”は手塚さんしか実際に作品を読んでないかも(笑)

犬がとことん好きになる『僕のワンダフル・ジャーニー』

2019年09月15日 20時42分52秒 | 映画


2019年公開映画142本中9位。

イッヌ!。・゜・(ノД`)・゜・。
イッヌ!。・゜・(ノД`)・゜・。

泣きすぎた。。。
見終わった後、Tシャツがビチャビチャになって恥ずかしいぐらいに。。。
今年見た映画の中でトップ5に入るぐらい泣ける。。。

本当にいい映画だなあ、これ。
ベイリーと名付けられた犬が生まれ変わりを繰り返して、
何度も主人公に会いに行く話。

前作はイーサン(デニス・クエイド)が子供のときから中年になるまで、
今作ではその孫のCJ(キャスリン・プレスコット)が
赤ちゃんのときから30代に差し掛かるぐらいまで、
姿形を変えて何度も何度も会いに行く。

この犬、前作の最初の犬からずーっと魂は受け継がれているので、
7回ぐらい生まれ変わってるんだよね。

パターンが前作のまんまで、
違いはおっさんかその孫かってだけなんだけど、
それでもものすごく泣けてしまうんだ。

きっと、主人公家族を取り巻く環境が変化していく中で、
健気に従順に、彼らの後を追いかけていく
犬のひたむきさに心打たれるからだろうな。

ベイリーは“人に幸せを与えること”こそが自らの使命と考えていて、
今回はデニス・クエイドから「孫娘を守れ」と命じられ、
彼女の幸せのためだけを想い、
ただただそれを貫き通すところがいいのだけど、
もう思い出しただけで泣きそうになる。・゜・(ノД`)・゜・。

前作見てなくても平気だけど、
当然、見ていた方がより楽しめるし、
いろいろ思い出して開始10分ぐらいで涙出てくる。

鑑賞している分には猫もいいけど、
物語を紡ぐのはやはり犬だなと。

僕が生まれたときに祖母の家でビーグル犬を飼っていたことから、
個人的には犬は思い入れのある動物です。

中二病が喜びそうな『二ノ国』

2019年09月15日 20時39分07秒 | 映画


2019年公開映画141本中65位。

原作のゲームはやってないけど、
思ったより面白かった!

現実世界を生きる幼馴染のユウとハルが
突然「二ノ国」と呼ばれる異世界に飛ばされてしまう
キャストが豪華な中二感全開の映画。

高校生キラキラ青春を舞台に、
剣と魔法の異世界に飛ばされ、
親友のハルが闇落ちするという、
RPG好きの人がハマりそうな要素を詰め込んだ世界観は好きだった。
てか、多分誰もが一度は妄想する内容だし、
自分も昔似たような話を考えたことを思い出した。

異世界モノってことで既視感が強いのと、
1月に見た『あした世界が終わるとしても』と設定が似てるから、
ああいうのが好きな人なら楽しめるかと。

ただ、絵や音楽がジブリっぽく、
全体的に絵本を読んでいるような感じなので、
小学生ぐらいが好みそうではある。
(まあ、レベルファイブの作品って子供向けだと思うけどw)

だから、世界観は大好物だし、個人的には楽しめたけど、
この現実的な世界で34年も過ごし、
いろんな作品を味わってしまうと、
ちょっと物足りない感じはする。
もう少し、人の生死に関わるところとか、
ダークなところがあってもいいかなあ、なんて(笑)
とはいえ、ラストのオチはちょっとびっくりしたけど!

小学生のときに見ていたら、
今よりもっと楽しめた気はする。

人々のリアクションが楽しい『記憶にございません!』

2019年09月15日 00時36分12秒 | 映画


2019年公開映画140本中55位。

三谷幸喜の映画を見たのは久しぶりな気がする。

記憶をなくした総理大臣(中井貴一)の話なんだけど、
普通に面白い。
というより、綺麗にまとまっているなという印象。

強欲でわがままで自分勝手で、
本当にクソみたいな総理大臣だったから、
国民支持率も低いわ、
部下からも嫌われるわ、
家族からも愛想を尽かされるわの
どうしようもない状態だったのが、
記憶がなくなっていきなりリセット!

この映画で面白かったのは、
主人公含めた登場人物のリアクション❗️
中井貴一が何も覚えてないから、
人の名前はもちろんのこと、
これまでの関係性や自分のスキャンダル、
さらには部屋の場所もわからないので、
本人もまわりも困り果てているのが笑える😂

「総理なのにそんなことまでするの?!」というまわりの驚きや
「え、、、僕とアナタ、そういうご関係なんですか、、、?」
という総理自身の困惑っぷりは面白かった😂

個人的にはROLLYが一番びっくり😳
マジで誰かわからなかった。。。

あと、エンドクレジットで
天海祐希の名前があったけど、気づかなかったな。。。
わかった人いたら教えて欲しい(笑)

映画として、
メッチャ大きな感動やドラマチックな展開があるというわけではなく、
楽しいお茶の間のひとときみたいな雰囲気なので、
それを心地いいと感じるか、
物足りないと感じるかは好みの問題かなー🤔
(僕は後者)

でも、今作に限らず、
三谷幸喜の作品は登場人物も多いのに、
最後まできれいにまとめ上げるのはすごいと思う。

主演の2人を好きじゃなければあんまり見る意味はないかも、、、な『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』

2019年09月14日 23時00分04秒 | 映画


2019年公開映画139本中116位。

橋本環奈がちんちん大好きな小5感満載の映画。

平野紫耀と橋本環奈がお互い好きなのに、
「惚れたもん負け」を避けるために、
自分からは気持ちを伝えず、
いかにして相手に告白させるかを、
ずーーーっと考えてる話なんだけど、
もはや映画ではなく、ただの茶番。
コント(笑)

正直、ストーリーとしてはそんなに面白くないのものの、
2人の顔芸と漫画のようなエフェクトが満載で、
平野紫耀か橋本環奈のどちらかが好きなら、
まあ笑えるかなという感じ😅
というか、佐藤二朗も出てたし、
福田雄一監督作品かと思ったけど、全然違ったわ。
ノリがかなり似てたから(笑)

平野紫耀が学ラン着てると、
もはや『花のち晴れ』にしか見えない😂

最終回で意外にも泣かせてきた『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』

2019年09月13日 00時44分50秒 | ドラマ
公式サイト

まさかの最終回で泣くっていうね。

法医学者の大森南朋と弟子の飯豊まりえをメインに、
刑事の松雪泰子や高杉真宙と共に、
遺体解剖を通じて事件の真相を暴く韓国ドラマのリメイク。

第1話で起きた事件が未解決のまま、
他の案件をこなしていき、
ようやく第7話からその事件の真相が
少しずつ明かされていく流れでした。

ずーっと単なるサスペンスだったのに、
最終回で泣かせてくるじゃんかよう!!
真犯人を捕まえるために大森南朋が体張ってよう!!
しかも、大森南朋はずーっと飯豊まりえのことバカにしてたのに、
裏では密かに褒めてたとか、
泣くしかない演出しやがって、、、
年取るとそういうの弱いんだ。。。

そして、このドラマ、
それぞれの事件解決とは別に、
仲村トオルが日本の法医学の地位向上のために、
政治家と手を組んで暗躍するという巨大権力絡みの話もあるんだ。
純粋で正義感の強い大森南朋と、
目的のためなら手段を選ばない仲村トオルとの対立はいい構図だった。

あと、森川葵がよかったな。
『あなたの番です』の西野七瀬よりも猟奇的な演技がうまくて、
ちょっとヒヤリとした(笑)

メイン2人よりも仲間由紀恵の不倫の方がドキドキした『偽装不倫』

2019年09月12日 00時07分32秒 | ドラマ
公式サイト

はい、というわけで、今期一番のトレンディでした。

独身なのに「既婚者です」と嘘をついた杏と、
脳に病気を抱えた宮沢氷魚の不倫を装った純愛ラブストーリー。

僕はトレンディドラマ好きなんだけど、
このドラマはあんまりパッとしなかったな。。。
そもそも「不倫じゃねーしな」っていうところで
茶番にしか見えなかったのと、
杏と宮沢氷魚が、こういうラブストーリーで
主演やってるイメージがまったくなくて、
個人的にはミスマッチ感があったかなあ。

でも、「自分には何の取り柄もない」と思っている杏が、
唯一ウソをつくことで、
こんなにも愛せる人といっしょにいられるという葛藤は、
物語としていいなと思った。
正直に生きて婚活で失敗しまくってたのに、
ウソをついたら相手が見つかるという皮肉(笑)

ところがどっこい、そんなメインの2人よりも、
もっとドキドキしたのが、仲間由紀恵と瀬戸利樹の不倫!!
キャリアウーマンとボクサーの。
旦那役の谷原章介が、
かっこよくて背も高くて一流企業に勤めてて、
仲間由紀恵はまわりが言う「女の幸せ」の条件はクリアしたのに、
それで自分は幸せにならなかったんだよね。

「私も若い頃は思ってたよ。
 いつの間にか雑誌とかテレビに影響されて、
 誠実で優しい正社員の男にいいブランドの指輪もらって、
 マイホームをローンで買って。
 そういう一般的な女の幸せを自分も手に入れなきゃって。
 でも、この歳になって、
 私そういうものに興味ないんだって気づいたの」
っていうセリフが印象的だった。

あと、桐山漣出るの遅すぎ。
最終回前話からって。
もっと早くから出て、引っ掻き回して欲しかったなあ、なんて(笑)

まあ、トレンディではあったけど、
物足りなさが残るドラマでした。

どうしようもないぐらいつまらなかった『Heaven?~ご苦楽レストラン~』

2019年09月12日 00時01分46秒 | ドラマ
公式サイト

これは本当に今世紀ワースト10に入るんじゃないか
ってぐらいつまらないドラマだった。

石原さとみがオーナーで、
寄せ集めの従業員と共に
フレンチレストランを切り盛りする話だけど、
もうなんか全然響かないなって。

とにかく、石原さとみと志尊淳のキャラクターに終始イラつくのだけど、
特に、石原さとみのオーナー役が一番ひどいwww

よくある「素人だけど着眼点が奇抜」とか、
「わかってないのにやる気だけはある」みたいな、
そういうのならもっと共感や憧れみたいなのがあるんだけど、
このオーナーは、そもそもオーナーやる気ないんだよな(笑)
ただ、自分の好きなときに好きなだけ好きなものを食べたいだけで。

だから、基本はお客さんスタンスだし、
それでいて、わがままかつ本業が作家なもんだから、
セリフに説得力がまるでない。
そこが、このドラマを面白いと感じなかった要因かも。

しかも、その石原さとみのキャラが頂点に来てて、
他のキャラが控えめな感じだったから、
他の人たちがあんまり印象に残らなかったんだよなあ。。。
唯一、志尊淳だけはある意味目立ってたけど(笑)

涙も笑いもなく、共感も憧れもなく、
レストラン経営だけどビジネス系の話もなく、
料理を作る話でもなく、、、
あれ、これ何のドラマだったんだっけ、、、?
っていうぐらいには、面白さが伝わって来なかった。。。
こんな集中して見れなかったドラマもめずらしいわ。

ただ、最後に舘ひろしの正体がわかったときは、
ちょっとびっくりした(笑)

いろんな意味で衝撃が多かった『あなたの番です-反撃編-』

2019年09月09日 00時11分12秒 | ドラマ

今期一発目の最終回でした。

内容が内容なので細かく言えないけど、
まあそうだよねっていうのと、あれでいいのかっていうのと(笑)
このジャンルのドラマはどれもそうだけど、
オチを知ってしまうとあっけない。

25年ぶりの2クールモノということで、
見始めた頃は長いなあと思ったものの、
いざ終わってみると、あっという間だった。
年明けの寒い時期から始まり、
もう暑い季節も終わろうとしているこの半年間、
毎週楽しみで。

学園モノや刑事モノではなく、
誰が犯人かわからないミステリーにしたのは正解だと思いました。
みんなの興味が尽きない。

でも、言いたいことはそれなりにある(笑)

気づいたら新しい管理人さんと木下あかね(山田真歩)がそういう関係になってて、
いつの間にやら藤井淳史(片桐仁)と桜木るり(筧美和子)がそういう関係になってた。
経緯が知りたい。

佐野豪(安藤政信)をもっと活躍させて欲しかったなー。
あれじゃ、ただのワニおじさんじゃないか。
昔は『バトル・ロワイヤル』でヤバい役やってたし、
『サトラレ』もやってたのに。
もっと重要な役でもいいような。

犯人はあんなにいろいろ手際よくできるものなのか、、、?
職業アサシンでは、、、?

あとは、、、ラスト。。。
誰の仕業、、、?
外にいる人であれをやりそうなのは、
刑事さん(皆川猿時)とか江藤祐樹(小池亮介)とか、、、?

他にもあるけど、
とりあえずあのマンションにはやべえやつしか住んでなくて、
殺人事件だけでなく、
近所付き合いの方でも神経すり減るんじゃないかと毎週思ってた(笑)
特に、榎本早苗(木村多江)と尾野幹葉(奈緒)の
怪演っぷりはすごかったね。

いやー、楽しい半年でした!!
後日、新しく配信開始された特別編も見ます。

最近、バングラデシュ人っぽい人を街で見ると、
みんな名前が“イクバル”だと思ってしまう(笑)