2019年公開映画147本中59位。
『ソードアート・オンライン』っぽい世界を舞台に、
『鋼の錬金術師』と『ドクター・ストレンジ』が
合わさったようなバトルを繰り広げるSF青春ラブストーリー。
これだけで、好きそうな人は好きそう(笑)
主人公の前に、突然10年後の未来の自分がやって来て、
「恋人を失う運命にあるから助けたい」と。
さらに、10年後の自分には別の思惑があり、
それに翻弄されながらも、
恋人を守る戦いに身を投じていく主人公、、、って話。
まあ、割と既視感たっぷりの映画ではあるんだけど、
個人的に設定は好きだった。
未来の自分とか、想いが具現化する武器とか、
中二な人にはたまらんですばい。
その武器も、もともとは特殊な手袋になってて、
物質に触れて強く念じることで、
様々なモノを生み出すことができるから、
見た目が国家錬金術師そのまんま(笑)
しかも、それを応用して、
街の構造を変えたり、道を複雑に組み替えたりする映像は、
まさに『インセプション』や『ドクター・ストレンジ』まんま(笑)
アニメだからね、実写じゃない分何でも作れるだろうということで
驚きは少ないのだけど(笑)
ラブストーリーの部分も
ちょっと泣いちゃうぐらいには感動したし、
よかったと思う。
ただねー、好きな要素が揃ってるのに、
そこまで響かなかったのは、
舞台となる世界がちょっと微妙だからなんだよね。。。
ややネタバレ入ってしまうので、
知りたくない人はここでバイバイ。
主人公の住む世界がデータによって作られた仮想世界なんだ。
具体的には、歴史の保存を目的として
「アルタラ」と呼ばれているコンピューターの中に
“再現された”過去の京都。
だから、現実ではないんだよ。
その時点で、あらゆる事象は
「まあ、データだし、何でもありだよね」って思っちゃって、
目の前で起こることに変に納得しちゃうから、
あんまりワクワク感がなかった。
でも、二重三重に練られた設定や、
最後のオチなんかはそれなりに楽しめると思います!