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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

黒幕のイカレっぷりとバイオレンスアクションに安定感があった『ボイスⅡ 110緊急指令室』

2021年09月26日 15時51分50秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2021年夏ドラマで面白かった順位:6/10
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
刑事ドラマ
復讐劇
異常聴力

【あらすじ】
「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」
という被害者の生死を分けるクライシスタイム。
人々を守るため、
緊急指令室(110番)の直轄チーム
「ECU」(Emergency Call Unit)は日々凶悪犯罪と戦っている。

室長の橘ひかり(真木よう子)と、
ECU緊急出動班の班長・重藤雄二(増田昇太)はその日、
本部での会議を終えたその足で、
立てこもり事件の現場へ向かう。

現場では爆弾を巻きつけた男が、
妊婦を人質に声を荒らげていた。
ひかりは犯人の男の“声”に耳を澄ます。
類まれな聴力と分析力を併せ持つ
ボイスプロファイラーのひかりは、
即座に男の特徴を掴むと、
指令室の室員たちと連携し、
鮮やかに男の身元と目的を割り出していった。

一方、息子・大樹のため、
現場から退いていた元刑事・樋口彰吾(唐沢寿明)は、
妻の墓参りの帰り、
女性が襲われている現場に遭遇。
被害者・純名を助け出し、
犯人の男を追う。

しかし、予め逃走経路を決めていた男は逃走。
その直後、先に家に帰したはずの大樹と連絡が取れなくなる。

この逃走した男こそが、
すべての黒幕である通称"白塗り男"。
彼の目的は何なのか、
そして樋口との関係は……。

【感想】
2019年に放送されたドラマのシーズン2で、
原作は韓国ドラマ。

今季のドラマの中では、
最もバイオレンスでアクションシーンが豊富だったと思う。
けっこう人は死にまくってたし、
血が出るシーンも多かった。
この時間帯のドラマにしては、
なかなかチャレンジング。

ひかりの異常聴力によって
事件解決へと向かう流れは前作通り。
ただ、シーズン2ともなると、
もはやそれは当たり前のものとなり、
大きなアピールポイントにはなりづらい。
その分、今作は樋口と白塗り男の
因縁の対決に寄った作りになっていた印象。

1話完結型のエピソードもあるんだけど、
ここで起こる殺人事件の裏では、
白塗り男、、、
もとい久遠京介(安藤政信)がすべて糸を引いていた。
彼は、母親が学生時代に受けた暴行に対する復讐を、
当時の加害者たちに対して行うことを決意していた。
それが久遠の一番の行動動機ではあるものの、
虐待していた母親と自分を引き離した樋口にも
並々ならぬ想いを抱いている。

樋口はシーズン1で愛する人を失っている。
久遠も母親を亡くし、
同じように愛する人を失くしたのに、
人を守り続ける樋口の思想が理解できなかった。
その両者の考えの違いが交錯するのが、
このドラマの面白いところでもある。

とはいえ、結局樋口が人を助ける理由については、
本人も「わからない。ただ人間を信じてる」
という答えだったのはやや薄かったかなー。
せめてシーズン1で妻を亡くしたことで、
「同じ想いをする人をこれ以上増やしたくない」
とかなら納得できるんだけど(笑)

これは連ドラよりも、
2時間の映画とかにギュッとまとめた方が
もっとテンポよく楽しめた気がする。
白塗り男の正体がわかりそうでネットがざわついた
2話〜3話あたりが一番楽しかったけど、
それ以降はやや間延びしていた印象だったので。。。

とはいえ、バイオレンスアクションな感じは総じて好きだった。

ちなみに、「ボイス」にかけて、
毎話人気声優さんがゲストとして出ていたらしい。
一部しか気づかなかった(笑)


常識にとらわれない家族の形を提示した『# 家族募集します』

2021年09月26日 14時47分23秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2021年夏ドラマで面白かった順位:3/9
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★★☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ホームドラマ
シングルファーザー
シングルマザー
シェアハウス

【あらすじ】
主人公の赤城俊平(重岡大毅)は、
ある事情で3か月前にシングルファーザーになったばかり。
5歳の息子・陽(佐藤遙灯)を育てながら、
児童図書を扱う小さな出版社「エッグプラント」に勤め、
育児と仕事に追われる日々を過ごしていた。

そんな中、幼馴染の小山内蒼介(仲野太賀)と偶然再会。
ワンオペ育児に悩む俊平の事情を知った蒼介は、
SNSで家族を募集し、
子育てをシェアしていっしょに暮らそうと突飛な提案をする。
そんな募集に誰も乗るわけがないと呆れる俊平だったが、
その夜、蒼介の携帯に1本の電話が…。

かけてきたのは、
5歳の娘・雫(宮崎莉里沙)を育てる
シングルマザーの教師・桃田礼(木村文乃)だった。
さらに、夢を追い続ける子持ちシンガーソングライター・横瀬めいく(岸井ゆきの)も
6歳の息子・大地(三浦綺羅)と共に転がり込んできて…。

【感想】
今季のドラマの中で一番泣いたと思う。
前半は毎週涙してたな。。。
特に、俊平が息子に母親が亡くなったことを伝えるシーンはヤバかった。。。

久しぶりにこういうアットホームなファミリードラマを観た気がする。
昔はけっこうあったけど、
刑事モノと医療モノが幅を利かせるようになってからは全然なくて。

しかも、現代風にちゃんとアレンジしてあるのがすごくよかった。
シングルファーザーとシングルマザーでシェアハウスして、
新しい家族の形を模索するっていう。

一般的に"家族"というと、
「親子や兄弟などの血縁関係」
を指すことが多いと思う。
とはいえ、映画やドラマなんかでは、
血のつながっていない間柄でも、
親子や兄弟とする感動話はよくあったけど。

でも、このドラマでは
「同じ家で生活を共にする人たち」
を家族としていたのが特徴的。
もはや血のつながりだけにこだわらないっていうのは、
多様化している現代に合った内容だったかもしれない。

もちろん、他人同士だから、
初めはいろいろ合わないこともあった。
それが、家族の悩みを家族で解決するうちに、
いつの間にか強い絆が芽生えていて。
中でも、途中から参加した黒崎さん(橋本じゅん)が
一番変化した人物だった。
仲がよくなかった娘と笑い合える関係になれたのは、
「にじや」での生活が大きいだろう。
その黒崎さんの妻である倫子を演じたのは平原綾香なんだけど、
いつの間にかメッチャマダム感出ててちょっと笑った(笑)

個人的には、
90年代のドラマのようにもう少しピンチ感あってもよかったかなー。
親同士の色恋沙汰や子供たちの警察沙汰など。
今回は子供がまだ小さかったから、
そうはならなかったけど。
あれが中学生以上だったら、
もうね、アレだったよ(笑)

主題歌もよかったし、
やっぱりジャニーズっていい歌うたうなあ。

本当に最近は刑事モノや医療モノ、
全然ハマれないラブコメで溢れているから、
たまにこういう平成のファミリードラマみたいなのがあってもいいね。

金曜ドラマ『#家族募集します』|TBSテレビ

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