【個人的な評価】
2021年夏ドラマで面白かった順位:6/8
ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ラブコメ
女性社長
乙女ゲーム
推し
オタク
【あらすじ】
日高泉美(比嘉愛未)は、
乙女ゲームを手がけるベンチャー企業
『ペガサス・インク』の代表取締役社長。
4年前に起業した彼女が最初にリリースした乙女ゲームが、
彼女の理想を詰め込んだキャラクター・ケント様と恋に落ちる
『ラブ・マイ・ペガサス』だった。
このゲームが異例の大ヒットを記録し、
泉美は一躍、
新進気鋭の経営者としてもてはやされることに。
しかし、プライベートでは、
ここ何年も恋愛をしておらず、
もっぱらケント様に夢中。
週に1回は必ず、仕事を忘れて
『ラブ・マイ・ペガサス』に没頭する日を設けているほど。
また、『ラブ・マイ・ペガサス』に続く
次回作の制作にも苦心していた。
そんなある夜、
泉美の目の前に、
いきなり空から男が降ってくる。
借金取りから逃れるために
歩道橋から飛び降りた
その男・五十嵐航(渡邊圭祐)の顔を見て
驚愕する泉美。
何とその容姿は、
ケント様にそっくり。
ひょんなことから彼の面倒を見ることに決めた泉美は、
彼を自宅に住まわせ、
会社で働かせることに。
彼の成長を見守りつつ、
会社の行く末も大きく変わっていくことに翻弄される泉美。
彼女は何かを「好き」でいる気持ちを
保ち続けることができるのだろうか。
【感想】
最初は金持ち女が年下男を育てる
道楽ドラマかなって思ったけど、、、
それはつかみだけで、
本質は別のところにあった。
ただ、最後まで観て思ったのは、
このドラマ、
いいところと微妙だったところが
明確に分かれていたこと(笑)
<よかった点>
「好き」という気持ちと全力で向き合っていたところ。
もともと泉美は大の乙女ゲーム好き。
それが高じて自分でゲーム会社を立ち上げ、
自分で作った乙女ゲームも大ヒット。
他の社員もみんな何かしらのオタクである。
舞台だったり、城だったり、編み物だったり。
何かを「好き」でいることが
いかに人生を豊かにするかがよく伝わってくる話だ。
だからこそ、「好き」という気持ちを押し込めていた
航の気持ちもよくわかる。
彼は本当は好きなことがあったのに、
それを封印した過去を持つ。
好きな人やモノがあると心が乱されることもある。
不安定になるぐらいなら、
好きなものなんてない方がいいと。
そうやって「好き」であることの
メリットとデメリットを両方描きつつ、
それでも好きなものがあると
人生を輝かせてくれるというメッセージはよかった。
<微妙だった点>
ひとつはラブコメ感が薄く、
特に社長と副社長(ディーン・フジオカ)のキャラクターがコンニャクだったこと。
もうひとつは、ビジネスまわりが表面的すぎたこと。
「好き」という気持ちは人に対してもモノに対しても同じだけど、
このドラマでは人以外のものに寄りすぎてて、
ラブコメって感じがしなかった。
三角関係はあるものの、
人間同士でバチバチするわけでもなく、
ラブストーリーとして観ると超絶物足りない。
これなら恋愛要素はもっと少なくして、
ヒューマンドラマやビジネスドラマに
振り切った方がよかった気もする。
そして、信じられないぐらい
社長と副社長のメンタルが弱かったこと(笑)
社長は自分が乙女ゲームに情熱を捧げられなくなったことで、
社員の前で「あたし、会社辞めまぁす!」と。
社長と付き合ってた副社長も
「キミが辞めるなら、僕も辞めまぁす!」と。
大企業に買収された後とはいえ、
もともとベンチャーで社員が7人しかいないのに、
それ言っちゃう?って(笑)
しかも、その買収した大企業ってのが
アウトドアの会社なんだよね。
今や手広くビジネスをすることもめずらしくないけど、
アウトドアとゲームって合う気がしない。
で、大企業あるあるで、
買収された後は利益追求型となり、
開発フローも細かく決められ、
ゲームの質がダダ下がり。
メンバーも不満が溜まったため、
なんと買収解消!
再度独立するという謎展開(笑)
<つまるところ、、、>
メッセージ性はよかったけど、
その肉付けの要素がとっ散らかってて、
個人的にはハマれず、、、でした(笑)
そういえば、『プロミス・シンデレラ』もそうだったけど、
女性が年下すぎる男と付き合うときは、
まず断るんだね。
その若い男性の未来を考えて、
理性を働かせて、、、(笑)
まあ、最終的には付き合うことになるんだけどね。
特に『推しの王子様』はポテンシャル採用感強かったけど(笑)