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榊マリコが茶目っ気たっぷりにしれっと無茶ぶりするのがかわいい『科捜研の女 -劇場版-』

2021年09月07日 23時53分31秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:117/186
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
サスペンス
科捜研

【あらすじ】
榊マリコ(沢口靖子)をはじめとする“科捜研”のスペシャリストたち。
捜査一課の土門刑事(内藤剛志)、
解剖医の風丘教授(若村麻由美)らが
スクリーンを舞台に挑むのは<世界同時多発不審死事件>。

京都を皮切りに世界中に拡がる死の連鎖。
シリーズ史上最難関の事件、
現代最新科学では絶対に解き明かせないトリックを操る<史上最強の敵>。
スクリーンに散りばめられた謎を解かなければ、
死の連鎖は止められない。

究極の決断を迫られた榊マリコが最後にとった行動とは――。

【感想】
人生初の『科捜研の女』。
シリーズモノは全部観てからって決めてるけど、
これはさすがにあきらめた。
シーズン20もあるから(笑)

これ、20年以上も続いてるんだよね。
主演の沢口靖子もシーズン1のときはまだ34歳。
自分とそう変わらない歳から、
20年以上も同じ役をやり続けるってすごい。

テレ朝は戦隊モノや仮面ライダーを始め、
『相棒』や『ドクターX』など、
シリーズを長く続けるのがうまいよねー。
その分、途中から入りづらいってのはあるけど(笑)

でも、この映画、
過去シリーズを観てなくてもまったく問題ない。
そりゃ登場人物はメチャクチャ多いからね。
『アベンジャーズ』のように、
過去シリーズを観ていた方がキャラに対する愛着はわくと思う。

ただ、ストーリー自体は至ってシンプル。
世界同時多発不審死事件を
科学的に捜査していくというオーソドックスな流れ。
中心は"科捜研"なので、
現場検証や聞き込みというシーンはほぼない。
遺体の解剖や遺留品の付着物などを細かく分析し、
真相に近づいていくのだ。

この映画の面白いところは、
まさにチームワーク。
各登場人物が自分の専門知識を駆使して分析を行う。
その結果を持ち寄り、
真実を解明していく過程だ。
その細かく丁寧な作り込みは見ごたえある。
また、クスッと笑えるシーンもちょいちょいあって、
いいスパイスになってるんだよね。

そんな中で、やっぱり榊マリコのキャラクターが一番の魅力だろうなー。
この映画、基本シリアスなんだけど、
マリコだけ茶目っ気たっぷり。
大企業のように意思決定に時間がかかる警察組織において、
「今日中にお願いしますね~♪」などと、
かわいい笑顔でしれっと無茶ぶりするところなんか、
メチャクチャキュートだから。

1999年シーズン1の一部をYou Tubeなんかで観ると、
マリコってこの映画とは比べ物にならないほど
元気いっぱいのコメディガールなんだけど、
そのキャラクターはまだ残ってるなって感じる。
意外と体当たりなところもあるので(笑)

これだけ長いシリーズの映画化だとね、
正直、映画っていうよりは
2時間のスペシャルドラマを観ている印象ではある。
だけど、シンプルかつ観やすいサスペンスモノを求めているなら
うってつけかなって思った。

映画『科捜研の女 -劇場版-』公式サイト

映画『科捜研の女 -劇場版-』公式サイト