三面記事から見る最近の中国

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日本が輸入したニセモノ商品の81%は中国から

2009-03-16 | Weblog
 これはラジオフランス中国語版に載っていた記事で、中国人で読んでいる人は非常に少ないでしょう。天洋食品の地元、河北省の人民代表大会出席者が毒餃子事件は捏造と言ったのは事実だと思いますが、中国のメディアは余り報道していないようです。

 日本税関が見つけた知的財産権侵害のニセモノ商品統計が発表された。それによると中国からのニセモノが合計215,000件、81%を占め、韓国からのものと合わせると日本の税関が没収したニセモノ製品の9割となる。

 中でも有名ブランドのバッグのニセモノが最も多く、2万個に近い。次がキーホルダー、腕時計、ニセ薬品である。日本への流入は連続8年増大し、去年は一昨年よりも17%増加した。少なからぬ部分がインターネットで注文され、国際郵便で日本へ送られている。

 去年1月の毒餃子事件以降、中国のニセモノ商品は日本でよく知られるようになり、中国製品、特に食品を敬遠する現象は今でも顕著である。去年日本を訪問した胡錦涛主席と温家宝総理も中国の事件解決の決心を表明したが、今に至るも進展はない。

 読売新聞の報道によると、天洋食品の餃子を日本へ輸出できなくなったため、河北鋼鉄集団内で流通させ、再び中毒事件を起したという報道を、河北省の人民代表大会出席者が全面的に否定した。河北鋼鉄集団総経理は、報道は事実に反し、完全に記者が捏造したニュースであると述べた。