三面記事から見る最近の中国

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女子大生30人が深センで家庭教師をやったが、9割は半月で逃げた

2009-03-13 | Weblog
 昨今は非常に就職が厳しいという報道がされているのですが、中にはこんな記事もありました。この女子大生たちの話はずいぶん勝手で、それなら最初から家政会社へ行くなと言いたいですが、それでもすぐに別の会社が見つかるというのですから、本当の就職状況がどうなっているのか分りません。

 本紙は2月18日に湖南省の某翻訳学校の大学生が深センへ来て児童の家庭教師になるとのニュースを報道し、深セン市民に注目された。3月初めに何人かに連絡してみると、すでに辞めており、まだ家庭教師をしている人はわずか2、3人しかいないという。

 かつて取材した劉さんは今は宝安区の数百人の会社で働いている。彼女は家政会社に数日いただけで辞めて今の仕事を見つけたという。「この会社は試用期間の給料が1,200元、食住付き。給料はそれほど高くないけど、住いの条件はよく、学べることも多いので満足だわ」

 謝さんも家庭教師を1週間やってやはり辞めたという。今は中山で販売助手の仕事を見つけ、採用通知を待っている。毎日子供の学校への送り迎え、勉強の指導をするだけで、家事は何もしなくてもよく、楽だったという。

 「雇い主は私に非常に満足で、辞めるというと引き止め、給料を上げる約束をしてくれたし、1年後には自分の会社で雇ってくれると言ったわ。でもこの仕事は私の理想とはかけ離れていて、1年も我慢することができなかったの」「仕事を見つけるのは想像していたほど難しくはなく、深センにはやはり多くのチャンスがあるわ」