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上海万博の日本館建設着工:北海道の雪が日本館にやってくる

2009-03-05 | Weblog
 上海万博が近づき準備が着々と進んでいるようですが、中国でも上海以外ではほとんど報道されていません。世界的な経済危機ですが、まだ出展を辞退してきたところはないそうです。

 日本館の設計理念は「生命体と同じように呼吸できる建築」で、各部分に環境と共生できる知恵と技術が融合される。建物は光を通す膜材料で覆われ、太陽発電を利用して、建物は昼と夜の変化に応じて各種の表情を見せる。

 27日午前、日本館の起工式が行われ、福田前首相、経済産業省吉川副大臣らが出席した。日本館は6,000平米の土地を占め、高さ24メートル、参加各国の中でも面積が最大の展示館の一つで、今年12月中旬には竣工の予定。総予算は130億円、その中で施工予算が20億円、予算の半分は展示と活動費用にあてるという。

 吉川副大臣は、日本経済は厳しい状況にあり、万博の力を借りて観光業を発展させたいと述べた。「我々は北海道の雪を日本館に持ち込むことを考えている」。この日、日本館は公開で中国語の愛称募集を始めた。

写真:http://newspaper.jfdaily.com/xwcb/page_3/200902/t20090228_553933.html