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普段は休暇をとり惜しみ、年末の休暇申請激増で、企業は人手不足

2008-11-27 | Weblog
 今年は有給休暇制度を始めた初年度で、いろいろ不備な点があったようで、年末になって休暇取得ブームが起き、企業は困っているようです。そういえば、私もイザというときのために休暇を取っておき、流してしまったことがありました。

 今年は企業は休暇規則の制定が間に合わず、多くの人が年末に休暇を取ろうとし、11月以降、多くの企業で休暇ラッシュが続いている。人手不足を避けるため、管理者が犠牲になったり、代休を翌年に取らせたり、金を払って出勤させたり対応に追われている。

 300社近くの企業を調査した結果は、83%がすでに有給休暇制度を実施しているが、休暇の取り方を規定したのは2割しかない。有給休暇のある社員の13%が旅行、バカンスだったが、大半は35歳以下の若い社員だった。他は私用休暇、いざと言う時の予備にしていたが、53%は特に休む理由がなかったため年末に休むという。

 ある会社の社長は、今年はよく考えず、休暇ラッシュが起きてしまったので、来年は社員にとって取りやすく、会社の仕事に影響しない休暇の取り方を規定すると言う。