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日本への旅行の保証金をなくす試みを先ず広州で実施

2008-11-02 | Weblog
 これは日本の観光業界にとってはグッドニュースですね。保証金の廃止を決めるのが中国側なのか、日本側なのか分りませんが、いずれにしても観光客が増えるのはいいことです。

 経済的に潤うだけでなく、中国人にも日本を直接知ってもらうのは日中関係にもプラスでしょう。

 東南アジア、アメリカ旅行で保証金をなくした後、日本への旅行でも高い保証金をなくした。

 この措置は市民に好評で、「3,999元の沖縄4日旅行だと、一家3人で11,997元だけど、これまでは1人5万元の保証金が必要で、少なくても17万元を準備しないと行けなかった。保証金がなくなると安心して日本へいける!」

 保証金なしでビザを申請できるのは、当面、広州の戸籍をもち、きちんと職業につき、固定収入のある人に限られる。パスポートと資産証明などを提出すれば、6日間でビザが出される。今後広東省全体に広げられる予定。

 旅行社によると、全般的に景気が悪く、タイが政局不安定という背景で、日本旅行は依然として勢いがよく、10月に申し込んだ人の数が初めてタイ旅行を超え、東南アジアに次いで最も多い目的地になる可能性がある。

 業界では、「日本旅行は東南アジアと同じように簡単になったが、一般に広州人は韓国と日本を同時に回るスケジュールを組むので、日本だけ保証金がなくなっても日韓を続けて旅行する人には不便だ。次の保証金免除の国は韓国だろうが、短期間の内には保証金はなくならないだろう」