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国民平均収入は2,360米ドル、我国が中等の下クラスの収入の国家に躍進

2008-11-04 | Weblog
 中国経済が躍進している状況を示すデータです。中国が中進国にはいるのはもう時間の問題です。

 国家統計局の最新報告によると、中国のGDPが世界に占める割合は、1978年の1.8%から2007年には6.0%にまで高まった。GDPの年平均実際成長率は9.8%で、1953年から1978年までの年平均成長率6.1%よりも高かっただけでなく、同じ期間の世界経済の成長率3.0%を大幅に上回った。これは日本経済がテークオフした時のGDPの年間成長率9.2%、同じく韓国の8.5%と同程度である。

 報告は、中国と世界の主要先進国の差が縮小していると指摘した。30年来、中国GDPの世界のランキングは、10位から4位に上昇、アメリカ、日本、ドイツに次いだ。中国の2007年のGDPは3.28兆ドルで、アメリカの23.7%、日本の74.9%、ドイツの99.5%で、それぞれ1978年からは17.2%、59.7%、78.9%高くなった。

 「世界銀行の分類では、我国はすでに低収入国家から、世界の中等の下クラスの国家へ仲間入りした」といい、中国の国民総収入の1人平均は、1978年の190米ドルから、2007年の2,360米ドルに上昇した。