三面記事から見る最近の中国

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新卒の3割は1年で新しい仕事に

2008-11-07 | Weblog
 日本でも転職する人の数が増えていますが、中国は日本と比べ転職の比率が非常に高いのです。私は1年程度で仕事を変ったのでは余り経験にもならず、損だと思うのですが、そうは思わない人も多いようです。短期で転職する人を受入れる会社があるためで、社会全体の就職観が違うのでしょう。

 2009年の人材募集が始まり、来年の卒業生は就職活動に入った。近年の卒業生は最初の仕事をどのくらい続けているのだろうか? ある調査によれば、2007年の卒業生の3割は1年も経たないうちに仕事を換っていた。

 智聯人材募集の調査では、2006年と2007年の卒業生の中で、6割近くはなお最初の仕事についていて、その割合はそれぞれ57%、55%だった。だが2006年の卒業生の中で、21.4%は1年も経たないうちに最初の仕事を換わり、2007年の卒業生でも3割に達した。2008年の卒業生はこれまでにすでに1割が仕事を換っている。

 彼等の退職の原因から見ると、最初の仕事に発展の余地がないというのが最大で39.1%、、その次が報酬が低すぎる、第三の原因は当初どのくらい勤めるか考えていなかったで14.8%。