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わずか1年で株投資家の損失は平均38万元、市場全体で913億元が蒸発

2008-11-08 | Weblog
 世界的に株が安くなっていますが、中国や香港の株も大きく値下りしています。このため大きな損失を出して自殺する人も出ています。ただピーク時に比べて損をしたと言っても、相当多くの人はもっと安い時に買っているはずで、それほどの損失にはなっていないはずですよね。

 株式指数は1年前の歴史的ピーク時に比べると73%もの巨大な下げとなり、投資家の損失は惨憺たるものである。理論的に推算すると、投資家は1年で平均38万元の損失を蒙った。

 2007年年初、A株市場の総額は8.8兆元、2007年10月16日前後に6,124ポイントのピークをつけたとき、上海、深セン両市場のA株時価総額は27.5兆元、2007年11月6日に中国石油がおよそ7兆元で上場し、両市時価総額は33.62兆元に達した。中国石油が上場したピークの時と比べると、A株時価は22兆元が蒸発した。

 データによれば、A株市場の株式投資の口座数は1.15億程度あり、これには上海と深センの両方を含んでいる。ほとんどの投資家が同時に上海と深センの口座を持っていることから、理論的には株式投資家の数は5,750万人になり、平均損失は38万元となる。