窓のこちらで…

日々思ったこと、読んだもの、作ったものを綴っています。

『食堂かたつむり』 と 「台所かたつむり」

2010-02-05 11:31:37 | ★積み上げて…(本)


『食堂かたつむり』 小川糸(おがわいと)著 ポプラ文庫

――同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。――(カバー裏あらすじより)


映画が、いよいよ明日から公開ですね。

映画の公開に先立ち(?)、小説の方も(半月ほど前に)文庫化されて、本屋さんに平積みされていましたので、買ってきました。
文庫には、<asta*>に収録された番外編の『チョコムーン』も収録されています^^。

糸さんの他の本も、早いところ文庫化されるといいのになぁ。
(ポプラ社さん、よろしくお願いします)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

↑の写真ですが…
ちっちゃいながら、りっぱ(?)な<かたつむり>です。

夕方、「今夜は鍋にしよ…」と、1/4にカットされてスーパーで売られていた白菜を洗って切っていたときです。
上の方の葉っぱの凸凹に黒い点をひとつ見つけました。
よーく見ると、殻が2ミリほどのかたつむり。
殻に膜でフタをつくり、中にこもっていました。

丁度、少し前まで『食堂かたつむり』を読んでいたところだったので、なんだか縁を感じてしまいました。

さて、このかたつむり、どうしたものか…と。
気づいてしまったからには、水道でジャーっと流してしまうわけにもいかず…
ポイッと外に放り出すのも、この寒さではと心配になったり…

とりあえず、ひときれの白菜にのっけて置きました。

晩ごはんの片づけを終わらせて、「そういえば…」と件のかたつむりを見てみたら、殻から頭を伸ばしていました。
白菜を洗ったときの水で、目覚めたようです。

ちっちゃいくせに、なんとも一丁前なその姿。
可愛い^^。

こんな姿を見てしまっては、この生き物のこれからの処置に、より一層悩んでしまうでしょ;;;;

…というわけで、このかたつむりは今も我が家の台所にいます。

さて、どうしたものでしょ。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
モリーさんへ (wata)
2010-02-15 20:27:22
お久しぶりです。
ご無沙汰ばかりでごめんなさい。

asta*で紹介されていた『食堂かたつむり』の紹介文から(私が)想像していたのとはちょっと違っていた内容でした^^;
ネタバレにならないように、ここまでにしておきますね。

かたつむり。
うっかり(笑)気がついてしまったから、流しに流すのもねぇ…^^;
春になるまで、ウチのコになってます^^。
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なま・けものさんへ (wata)
2010-02-15 20:02:05
「王様のブランチ」で取り上げられていましたよね^^。
引越してから、一番近い本屋さんになかなか慣れなくて;目当ての本が探し難くて(それに品揃えがイマイチ^^;)困っています。
古本屋さん、好きですよ^^。

かたつむりのページ、見に行ってきました。
ありがとう^^。
暖かくなるまでウチに置いておくことにしました。
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お久しぶり (モリー)
2010-02-06 11:35:55
「食堂かたつむり」良かったって友人に聞いて
私も読みたいなと思ってたところです。
図書館では既に借りられていましたが、予約しようかな。

ちっちゃなかたつむりの写真とwataさんのかたつむり君への思いが伝わってきて、wataさんらしい日記だなー、と思いながら読みました。

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その本は… (なま・けもの)
2010-02-05 21:34:13
前に「王様のブランチ」でも紹介されたので
私も聞いた事があります。
ただ実物の本は、見た事がありません。
未読本がまだ数冊も在庫があるので…
全く本屋さんに立ち寄っていないです。
たまには古本ではなく、新刊本も見たいです。
かたつむり…小さいですね。
外に、お仲間が出て来るまでは
わたさん宅に間借りするのは無理ですか?
飼育と冬越しの方法があったので、
ここに貼っておきますね。
http://ikimono.ciao.jp/katatumuri/katatumuri.html
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