窓のこちらで…

日々思ったこと、読んだもの、作ったものを綴っています。

『あやし』 宮部みゆき

2006-03-13 00:00:00 | ★積み上げて…(本)


やっちまいました。『あやし』が2冊。
何があやしいって、それはアタシの脳味噌(きおく)力。

『しゃばけ』から始まった(My)ブームのお江戸もの。
『本所深川ふしぎ草紙』『かまいたち』ときて、
そのまま新潮文庫ならば『幻色江戸ごよみ』と続けるところを、
何故か、角川文庫に跳んだ結果『あやし』を買いました。

しかし、読み始めようとして目次を捲ったところで、やっと読んだことがあると気がついたのです。
本屋さんであらすじを読んだ時点で気がつけよ!なんですが…

で、最初の『あやし』を探しましたら、ありました、ありました。
当たり前ですが、まったく同じカバー絵が。。。
違うところと言ったら、版の違いだけです。

はぁ。。。

記憶より記録が頼みのお年頃になりました。



 『あやし』  宮部みゆき  角川文庫

・居眠り心中
・影牢(かげろう)
・布団部屋
・梅の雨降る
・安達(あだち)家の鬼
・女の首
・時雨鬼(しぐれおに)
・灰神楽(はいかぐら)
・蜆塚(しじみづか)

(カバーあらすじより)
十四歳の銀次は木綿問屋の「大黒屋」に奉公にあがることになる。やがて店の跡取り藤一郎に縁談が起こり、話は順調にまとまりそうになるのだが、なんと女中のおはるのお腹に藤一郎との子供がいることが判明する。おはるは、二度と藤一郎に近づかないようにと店を出されることに…。しばらくして、銀次は藤一郎からおはるのところへ遣いを頼まれるのだが、おはるがいるはずの家で銀次が見たものは…。(「居眠り心中」)
月夜の晩の本当に恐い江戸ふしぎ噺・九編。著者渾身の奇談小説集!

ちっちゃい<ゾクッ>と、決して嫌な感じのしない<余韻>が残ります。
その中で、「安達家の鬼」の余韻が印象に残っています。



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