明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフ今週の気付き(9)ゴルフパートナーのレッスン(その2)自分に合った先生を見つけよう

2022-09-17 16:27:57 | スポーツ・ゴルフ

前回の課題点は ① 左脇腹を伸ばす ② 右肘を張る、だった。しかし実際にやってみると、考えているほど簡単ではない。今日の練習はもっと基本に戻って、「一つ一つの動きを確認する」ことから始める必要がありそうだ。

1、トップを深く
バックスイングは最初は脱力しながら上げていき、左肩を下げて右肩を上げるようにする。黙って上げると肩が水平に回ってしまい、結果的に伸び上がりの要因になるからだ。左肩を下げることで、前傾姿勢も保ちやすくなる。とにかくバックスイングは腕ではなく、体幹を使って上げること。そうすることで、姿勢が安定する。

2、腰をもっと左に移動する
こないだはバックスイングで左脇腹を伸ばし、腰を「 じんわり」捻って・・・と考えて練習していたが、どうもしっくりこない。どうやら左腰の移動が足りなくて、中途半端な位置で回っていた結果、態勢が充分左に乗ってなくて「上体の動きを支えて」いなかったのが原因だと分かった。左への体重移動を思いっきって大きくすることで、全体に動きがスムーズになるように思う。

ところがレッスンを終えて家でテレビをみながら寛いでいる時に、ハタと気付いたことがあった。それは先生に教わった「左足の母指球に乗る」話である。家でちょっと素振りなどしていたら、少し違う考えにたどり着いた。

それで、左足は爪先に体重を掛け、それからお尻を引いて踵に乗ることを思いついたのである。左足の体重移動は大げさにして、前のめりの「つま先体重」に踏み込む。そしてすぐに「踵体重」に移行して、そのまま体重を完全に乗せるといい感じに振れる。先生は爪先に乗ると言っていたが、この方がよりタイミングが取りやすい。なお、このとき同時に切り返してダウンスイングに入ると、流れがよりスムーズになると思う。

切り返しの形としては
① 左の爪先に腰を移動
② トップで右手を背屈
③ 左足の踵に体重を移し
④ 右手を引いて反動をつけて
⑤ 左足踵を踏み下ろし、クラブを切り返して引き下ろす
である。

左足踵体重にすることで上半身が切り返しで左に流れず、ダウンスイングの開始を「遅らせる」事が出来るようになる点がミソだ。この、クラブを振り下ろすタイミングが早くなりすぎると、捻転差がなくなって「アーリーリリース」の原因にもなり、結果、ダフリやトップや諸々のミスのオンパレードになる、と私は考えている。テレビでプロの映像を見ていると、腰が正面を向いているときにはクラブはまだ、左腕が 90度の位置にしか下りていない。私はこの捻転差がハンドファーストの「絶対条件」ではない

ふと思ったのだが、年寄りゴルファーの特徴は、何よりも肩が回らない事である。肩が回らないから、どうしても弱々しいスライスや引っ掛けが頻発する。これは私たちの年齢では、常に意識する必要があるなと考えさせられた。とにかく「捻転差」が一番である。

実をいうと、私のスイングはアーリーリリースから抜け出せないで、試行錯誤を繰り返す残念なアマチュアである。アーリーリリースの原因は、グリップと一緒にヘッドが動いてしまう、いわゆる「タメが無い」スイングなのだ。今日、ゴルフパートナーの先生に「どうしたらタメが出来ますか?」と質問したら、返ってきた答えが「我慢する」という。「何だって!」とまた反抗心が燃え上がった。

先生の答えはタメを作る時の「定番の答え」だが、実は「我慢する」という指導でタメが作れたアマチュアは、今まで寡聞にして私は知らない(タメが出来なくて悩んでいるアマチュアは星の数ほどいるが、皆な「我慢して」と言われて努力している人たちばっかりである)。アマチュアの大半は、自分がアーリーリリースをしてる「感覚」は全く無いと思う。自分が意識してないものをどうやって我慢出来るのだろうか?。足の遅いランナーに「もっと足を速く動かせ」というような指導である。こういう指導の方法では永久にタメなど作れやしないと思うが、この先生は指導メソッドに何の疑問も持たない主義のようだ。

タメを作ろうとしてプロのマネをするアマチュアは多いが、分解写真の一部を切り取って形をそのとおり真似しても、決してスイングは良くならないと思う。何故ならプロにとってタメは「自然に出来る」もので、決して意識して作ろうとしているわけじゃないからだ。タメは意識的な動作ではなく、スイングしている「結果」として出来たもの、というのが事実である(と私は理解している)。結果を真似しても、原因が真似できなければ「タメは作れない」。当然だ。原因があって結果がある(これを因果関係と言う)。それが分かってないから、言ってることに説得力がないのである。第一、我慢するなどという「ブレーキを掛ける意識」では、スムーズで迫力あるスイングは生まれる筈はないではないか。

ではタメを生む動きとは何なのか?

これは実は、どうにかして「ハンドファーストに打とう」という私のゴルフ道の悲願と、相通じるところがあると思っている。今日改めてビデオを見たら、やっぱりインパクトでシャフトが真っ直ぐ立って当たっていて、全然ハンドファーストになってないのだ。それにアーリーリリースにもなっていて、まっことみっともないアマチュア・スイングそのものであった。スイング命を謳っている割にこのスイングでは、恥ずかしくって人前には出られない。何度か繰り返してビデオを見ていると、インパクトでの左手グリップの位置が、右股関節の前辺りで「止まっている」のに気が付いた。もう打ちに行っているのである。ハンドファーストにならない原因はこれではないか?。

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そこで今、私が考えている解決策は、ダウンスイングの始動タイミングを「待つ」、である。言い換えれば、「打つタイミング」をもっと後にする、だ。これなら手首を伸ばすのを「我慢する」よりは、よっぽど前向きな考え方である。

捻転差を保って腕に充分に「テンション」が掛かっていれば、放っておいてもクラブは「90度の角度を保って」水平の位置まで降りてくる。体が動き続けて止まらなければ、打つ=手先を伸ばしてクラブをリリースしよう、とはしないものと思っている。

アーリーリリースは「打とうとする動作」が早く始まる事である。アマチュアは腕か降りきらないうちに体が止まるので、ついつい打とうとする動作が始まってしまうのだ。グリップがボールの位置にくるまで「体全体で腕を振ること」に集中すれば、自然と右手は脱力して角度は保たれる。これが今の段階の、私の「ハンドファースト理論」である。

3、あとは右手でインパクト
ヘッドが遅れて球に当たると、当然右手は「押し込む」動きにならざるを得ない。グリップがボール位置に来て初めて「打つ動きに入る」訳だから、右手は最大限にスナップを効かせないと、力を出し切らないうちにクラブヘッドが通り過ぎてしまう。この意識を持って「右手で目一杯」ヘッドを走らせれば、打った後のフォローでも「右手がしっかり伸びた」、プロのような綺麗なスイングが手に入るというものである。

今日の気づき:左足踵を踏み下ろした後でダウンスイングに切り返すタイミングで、左足踵を踏み下ろす反動を使うと、地面反力が使えて、しかも前傾姿勢が深くなるので「一石二鳥」である。これはやってみる価値がありそうだ。

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〘今後の課題〙

1、最大捻転差を作って切り返し

2、右手のスナップを強化

3、右手の背屈をしっかり意識

4、インパクト後も緩めない

5、フォローまで前傾姿勢を維持

 


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