明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

雑談倶楽部(4)カフェイン中毒と目眩

2022-09-16 20:00:23 | 今日の話題

1、カフェインの功罪
毎日読んでいる SmartNews に、コーヒーを1日3、4杯ぐらい飲む人は、それより少ない人または飲まない人と比べて、全体死亡率が下がっている、という研究結果があると出ていた。ところがカフェインには、摂りすぎると中毒になるらしいのだ。勿論程度問題だが、気を付けるに越したことはない。私は時々「目眩」を起こす癖があって、この記事を読んだときに「はたっ」と気が付いたのである。

この目眩はカフェインのせいかもしれないな・・・。

それ以来、ちょっとコーヒーを止めて見ることにした。で、3日ほど止めてみて、特に変化が無かったので、今日からまた一杯だけ飲んでみた訳である。何か、心配するほどじゃないみたい・・・。年取ると何でもかんでも、ちょっとした事に怖くなるのは何故なんだろう?と考えてみた。

答えは、年取るとちょっとした事が「死に直結してる」という事実である。そういう感覚が、んどん大きくなって、「生活の隅々」にまで覆いかぶさってるからだと分かった。小石につまずいてもコロリ、誤嚥してもコロリ、何かと言うとすぐ何でもかんでもコロリなのだ。そう言えば私の iPad mini が最近、充電してもすぐ電池がなくなるようになってきた。私の寿命もあと20年、いや15年ぐらいだろうか。何だか短いようで心もとないねぇ。

2、バスの閉じ込め
3歳児閉じ込め死亡事故を受けて、国が送迎バスの安全機構を義務化するらしい。しかし私はこういう器具を取り付ける前に、もっと根本的な解決を何故目指さないのか、と不思議に思った。それは、バスに「非常口」を取り付けることである。大型バスとか電車とか飛行機などは設置されてると思うが、幼稚園の送迎バスは小型なのでついていないのだろうか?

昔私は商品管理業務の一環として、会社の金庫室(8畳くらいの部屋)に常駐していた時期があった。その時に思ったことは、もし閉じ込められたときはどうするのか?、という当然の疑問である。そもそも金庫室の扉には、何故か「内側から開ける方法」は無いという(信じられないが、本当だ)。万一閉じ込められた場合、助けが来るまでの間空気が塞がれないように、小さい穴が開けてあった。それで私が最初に思ったことが、何で内側から開けられるように取手がついてないんだろう?、である。閉じ込められても内側から開けられるのなら、なんの問題もなく安全ではないか。これは今でも設計者の過失だと思っている。

以前、子供が遊んでいて、廃棄してあった冷蔵庫に入り込んでしまい、閉じ込められて死亡した事例があった。多分、事故発生件数とコストとの兼ね合いで、冷蔵庫に内側から開けられる装置を義務付けるまでには至らなかったのだろうと想像される。送迎バスの件でも、事故を防ぐ安全装置を考えるにしても「どれだけ安く済むか?」が最優先事項のように思われてならない。

ニュースでやっていた「最後尾まで行かないとストップ出来ないスイッチ」も安くて簡単なようだが、私は子供が乗車時にボタンを叩くと音がなる「カウンター」式管理方法を提案する。叩くごとにカウントアップして、何人乗ったか数える単純な仕組みだ。これを入り口に置いて園児に叩かせる。出る音を豚や馬や鶏などと変化させれば、園児達は喜んで叩いてくれるだろう。降りるときにもう一度叩いて、人数確認する。これで送迎バス側の意識も「園児一人ひとりに注意が向いて」より安全管理意識が高まると思う。

最後尾に行ってボタンを押すだけというのは、作業目的が「園児の安全だ」ということを忘れて、置き去りにされた園児に「ついでに気が付く」ような仕組みなので、どうも人間性が感じられなくて私は気に入らないのだ。これではまるで園児がただの忘れ物みたいで、温かみがちっともないのである。

例え3、4歳の幼児であっても、彼らも立派な人間である。一人ひとりの顔を覚え、「〇〇ちゃんが降りてこないけど、どうしたのかな?」くらいのコミュニケーションが送迎バスのドライバーとの間にあれば、こういう事故はそもそも起きてはいない。もっと人間相互のコミュニケーションを深める努力をするべきだろう。

だが、事故を「絶対になくす」ということであれば、非常口という「絶対的な安全装置」は捨てがたい。とにかくコストのことは度外視して、内側から開けられるドアを「必ず一個は備えること」ぐらいは、法律で決めてもらっても良いのではないだろうか。何より「最後の逃げ道」があるというのは、人生で必ず確保しておくべき「絶体絶命の時の保険」だからだ。これが用意されてないと、残されているのは「絶望」だけである。

よって、送迎バスには必ず非常口を備えることと、それを使った園児の避難訓練を定期的に実施すること。この二点を私は提案したい。


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