よくよく考えれば進化じゃなくて老化である。まあその過程として私の趣味趣向も徐々に落ち着いたものになっているのだから良しとするべきか。それで、どう変わったかを久し振りに「お気に入り番組5選」を改訂した。
1、ビルぶら!レトロ探訪
BSフジ金曜日夜10時からやっているレトロなビルを見て歩く番組。他にも似たような番組が多くあって、日本中の色んな場所を訪ねて歩くのが共通項だが、ポイントは「出てくるレポーター役」が視聴者に気に入られるかどうかである。つまるところ、レポーターの人柄が80%を占める。その点で「梶原善」は昔のこともよく知っていて、飄々とした人柄も味である。まあテーマが古い雑居ビルを探索するというんだから「そうそう続くモンじゃない」とは思うが、今のところは面白く見ている。商業的には儲からないような寂れたビルでも、中に残って店を続けている店主の人生などにスポットを当ててちょっぴり昭和を演出するなど、見ててもじわ~り来るのは懐かしい。
同様の旅番組に
○ 中山秀征の楽しく1万歩!
○ にっぽん縦断 こころ旅
など、こちらも毎回新しい発見をしつつ日本各地を旅行気分で楽しく見れて良い番組だ。日野正平の「こころ旅」は友人のSN氏が「日野のハァハァするのが嫌で見てられない」と言ってたのでしばらく見ていなかったが、まあハアハアを除けばとても良い番組である。海外の旅番組も偶に見ることがあるがやはり何処か馴染めないところがあって、やっぱり日本は良いな!と思う。私も年を取ったのかな?
2、関口宏の1番新しい中世史
BS―TBS土曜日12時からやっている歴史をおさらいする番組。いま歴史番組で一番面白い教養番組だ。特に解説者の「加来耕三」が信頼できる。歴史家というのは単に詳しく知っているだけじゃ駄目で「どれだけ人間性があるか」というのが大事なのだ。いくら滔々と事実を並べ立てても「その解説が偏狭」で、人間を見る目が偏っているような歴史家は、私は全く評価しない。例えば歴史家で言うならば古代史では「古田武彦」、平安時代史なら「堀田善衛」が双璧であろう。翻って今テレビなどでよく見かける歴史家などはどれもこれも、歴史を小説のように語りがちである。歴史に登場する人物を今風の心理分析などで解釈し過ぎなのだ。歴史はもっと奥が深い。なので私は余り歴史番組は見ないようにしている。
同様の教養番組に
○ ヒューマニエンス
○ ブラタモリ
などは自動録画に入れていつも見ているお気に入りの長寿番組だ。ブラタモリなぞ旅番組なのに地球の生立ちも勉強になる稀有の番組である。・・・というか、どっちかと言うと「土地が出来てどう変化してきたか」をタモリの巧みな話術で面白おかしく知る番組なので、非常に変わった特殊な番組なのにこれだけ人気を保って長い間続いているというのは一重にタモリの魅力のなせる業だろう。
3、 知られざるガリバー 〜 エクセレントカンパニーファイル 〜
これは珍しくテレ東放送の教養番組で、土曜日夕方6時からやっている日本のトップ企業の紹介番組である。ただしニッチな商材を扱っていたり特殊な分野でのトップ企業ということで、例えば石油ガスの会社だとか小売業だとかテクノロジー業界とかの大企業は残念ながら日本には余り無いから、従って番組にも登場してこない。勿論、航空機産業だったり銀行だったりファッション産業だったりあるいは食品業界だったりも同様である。唯一自動車産業でトヨタが気を吐いてるぐらいで全般的に見て日本の指導的立場は影を潜めている状態だ。そこでこの番組では、世界シェアの60%とか80%とかいう「高いレベルでの技術力」を持つ日本の企業を訪問して、国民の落ち込んだ自信をV字回復すべく「日本ってこんなに凄いんだ!」って自慢する作りになっているのがミソである。私も毎週これを見て「まだまだ日本も行けるぞ!」と思うようにしている。ちょっと後進国的心情だと言えないことも無いがまあいいかな?。なお、レポーター役の女子大生のリクルート姿が「可愛い」と一部のマニアでは評判のようだ(つまり私ってこと?)。
4、TBSのゴゴスマ
最近この手のワイドショーは「どいつもこいつもくだらない」内容しかやってないので、コロナ報道の収束と共に「全く」見なくなってしまった。大体こういったニュース番組も最近は天気もしくは災害報道に、あとは陰惨な殺人事件ばっかりで「どうしょーも」ない。それに国会議員の不祥事と犯罪者ガーシーがどうしたこうしたと無意味な解説を繰り返すばかり。あとはお決まりのグルメとSNSの話題でさすがワイドショーである。だから貴重な朝の時間をだらだらつぶしているのに飽き飽きして、とうとう見なくなったというわけだ。以前は良く見ていた「ひるおび」も見るも無残なほど内容の無い番組になり果てた。唯一木曜日のTBS「ゴゴスマ」だけ、コメンテイターで出ている東国原と丸田医師が面白いので見ている。東国原は真面目なコメントの合間に挟む「お笑い」がこういうコメント陣の中ではエンタメ性があって面白い。もう一人、元大阪市長で元維新の会の「弁護士・橋下徹」がたまに出て来る時は緊張感があるトークが見られるので面白い。なお、木曜日だけだが「丸田医師」はコメントは愚直だが、ワイドショーのコメンタリーには珍しくお顔もスタイルも大変お綺麗なので欠かさず見ることにしている(これ、セクハラ発言かも・・・)。ちなみに彼女は2007年にミス日本のコンテストに出て「日本ネイチャー賞」というのを貰っているそうだ(どういう賞かは知らない)。26歳の時である。現在は41歳か42歳になっている筈だが最近の42歳っていうのはシワもくすみもなくてまあ美しいというのには「超びつくり」した。美しいばかりでなく知性も兼ね備えているというのは現代では余りお目にかかれない貴重な魅力である。しかし、いつもいつもロングスカートで登場し、ミニスカートはどうしたわけか「全然履かない」のが気になる。向こうが「見せない」となればどうしても「見たくなる」のが人情と言うもので、いつかミニを履いてくるんじゃないか?と気になってついつい木曜日はチャンネルを合わせてしまうのが番組制作者の意図だとすれば、それにつられて見続ける私も「最低の視聴者」ということになるのだろうか、悔しぃ~!。
5、週刊バイクTV
千葉テレビの番組で水曜日の10時半からやっている30分の番組だ。私は昔、まだ40代の頃に中型のバイクに乗っていてよく取手の手前で下道に降り、356号利根水郷ラインを走って週末の田舎を満喫していた。天気がいいと途中の滑河(地名は滑川みたいだが)から内陸に入り、79号線を走っては千葉の信号の無い交通量の少ない道をドライブ気分でルンルン飛ばしていたものである。その頃79号線沿いに自動販売機とちょっとした食事スペースの店があって、そこでカップラーメンを食べるのが私のささやかな楽しみだった。勿論、茂原あたりのファミレスに寄ったり、後年は車の免許を取って房総半島の方から勝浦を回って356号線に抜けるルートを毎週のように走るのが定番になり、私の「美しい青春の思い出」の一つである。そんなわけで車は勿論の事、バイクや自転車などの乗り物にも興味があり、この種の番組も私は良く見る方である。何を見ると言って景色とか土地のグルメには興味が無く、要はバイクがカッコ良くて乗りやすく性能が「扱いやすいかどうか」を真剣に見ているのだ。まあ乗る機会はもう「二度とはこない」だろうとは思っているが、それでも見ているだけで楽しいから不思議である。まあ数少ない私の道楽といってもいいだろう。
似たような番組に
○ おぎやはぎの愛車遍歴
○カーグラフィックTV
などがあり、NHKの自転車番組もたまに見たりしている。
実はWOWOWがスペインサッカーのリーガ放送をやめるらしいのでガッカリしてるのだが、まあ「チャンピオンズリーグ」が見れればいいかな?と思っている。それに最近はテニスに宗旨替えして昨日はジョコビッチの試合を夜中にも関わらず最後まで見てしまっ(それで今日起きたのは12時の昼過ぎである!)。良くないがついつい見てしまう。それに加えて今度はそろそろ「ツール・ド・フランス」が始まるのだ(もはや夜昼逆転しか無い!)。まあテレビは映画やドラマを見ないので何とかなってはいるが、ホント困っちゃうよねぇ。女子ゴルフも見たいし、何とか一個に絞れないものだろうか?
・・・自業自得ですな。
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