段々この論争シリーズも飽きてきたので、そろそろ今回で最後にしたいと思ってます。さて、日本人の生活にこれ程馴染んでるマスクを、あっさり政府がやめても大丈夫といったからって「簡単にやめられるのか?」って話である。国民の反応は如何に?
答えは「皆でいっぺんマスクを外してみたら良いじゃん?」、である。
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マスクは「コロナ対策に有効である」と専門家が言っているから、政府は嫌でも「マスクを止めるように」とは言えない。そこでマスクは「個人の判断で決めて」・・・と、どっちなんだ?っていう突っ込みが殺到する事態になっている。
コロナは2類から5類に引き下げられてインフル並みの対応になるのを受けて、政府は色々な無料サービスをやめる予定になっている。しかしワクチンは無料を維持するというから、中途半端な対応なのである。肝心の病院はどうなのかというと、相変わらずコロナを受け入れている所は少ないようだ。どうも政府も医療関係もバタバタな感じである。こういう時にこそ政府が「ビシッとした態度」でコロナ収束宣言を出して、もう「心配しなくてもいいんだよ!」と国民を安心させて欲しいものである。
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一応これまでの経過を順序立てて考察してみる:冷静に考えると「マスクをするしないに関係なく」コロナは沈静化した。これは事実である。東京に限ってみても一日2万人もの新規感染者が出て、もはやこの世の終わりか?と騒いだのも束の間、2月に入ってから急に減り始めて、今や誰もコロナ云々って言わなくなった。この間ワクチンを3回打つのでは駄目で4回がベストだ、とか5回目がいつになるか、とか言って、専門家も大々的に接種を呼びかけていたが中々伸びなくて、これじゃ「コロナの第8波が来るぞ!」とどっかの大学の先生が大騒ぎしてたのに、結局コロナはマスク・手洗い・換気など「してもしなくても」全く関係なく、勝手に流行って勝手にいなくなった、という結果になってしまった。つまり人間の小賢しい対策など、コロナには「何の意味もなかった」という訳である。
箇条書きにまとめると・・・
① 最初コロナは致死率が高く、有名人も亡くなったりして国民の間に恐怖心が広がる
② 海外での惨状がニュースで伝えられて日本中がパニックに陥った
③ 何故か世界に比べて日本では被害が少なく、色々理由を探したが結局これが「手洗いやマスク」などの有効性の証明になった
④ そうこうするうちにワクチンが開発される
⑤ 日本でも接種ブームが巻き起こり、トラブルが多発して問題になる(いつでも日本人は殺到好き)
⑥ この頃、病院側の対応が貧弱で自宅待機中の死者が出る。医療現場の疲弊も深刻化
⑦ ウィルスも変化して段々と死亡率も減少し弱毒化するが、感染者は逆に急増した。海外ではマスク無しで生活。だが日本では誰も外さない
⑧ 国民は相変わらず「換気・マスク・手洗い」で防御。本当のところは分からないが、とにかくマスクしてればコロナには罹らない、という感じで推移。死者は徐々に高齢者・基礎疾患あり・免疫力低下の患者に絞られる
⑨ 今年になってコロナ沈静化が明らかになった
⑩ とうとう来月には5類に格下げされて終了予定。喉元過ぎれば熱さを忘れる、の例えがドンピシャに当たる!
以上だ。結局のところ、日本では「コロナ対策はマスクが一番!」と信じられて現在に至っている。
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最大の謎はワクチンに関する疑問である。ワクチンは感染を防ぐのは無理だが、重症化リスクは軽減出来るとの触れ込みだった。だが、そのワクチンの接種率は世界一の日本において、死者は今回の「第7波」の方が断然多かったのである。特に90%以上の接種率を誇る高齢者層において死者が出続けたのは説明し難い現象であった。もし言われているようにワクチン接種が重症化を防ぐのであれば、毎日「何十人もの死者が出る」のは不思議である(いまだこの謎は解明されてない)。つまり、思ったほどワクチンは重症化には効かなかったと言える。
では専門家や医療関係者はなんと言っているか?。相変わらず「医療体制の逼迫」とか言って国民に我慢を要求するだけの状態が続いている・・・。もう、いい加減に「自分たちの都合」で好き放題言うのは止めようじゃないか?、という話だ。勿論、小池都知事も「途中からダンマリ」を決め込んで、責任逃れをしてるのは問題である。
結局、この三年間コロナと戦って、どう結論が出たのか?
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答え:コロナに対し、マスクは殆ど意味がないようだ(これ、案外衝撃的な事実である!)
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で、それを確かめる為に国民全員が二つの地域に分かれて、「マスク有り地域とマスク無し地域」で、発生感染者数と重症者数を比較する実証実験をやってみるのだ。何しろ感染症の専門家が「何一つとして」答えを出さずにこれまで来ているので、確かな事が何も無いのが現状である。これじゃ我々は、いつまで経っても「非科学的な民間療法」しか頼るものがない「ド田舎状態」に閉じ込められたままだ。そもそもマスクで防護って、何か「おまじない」っぽくないですか?
というわけで、東日本はマスクして、西日本はマスクを外す。それで2週間の新規感染者数がとうなるかを検証するのだ。果たしてどうなるか、楽しみである。昔、ジェンナーは種痘を発見した時に親戚の子供に打って効果を確認した。華岡青洲は奥さんに打って己の考えが正しい事を証明したと言う(ホントは誰に打ったかはうろ覚えなので、詳しくはご自分で調べて下さい)。こういう「命がけの先駆者」がいてこそ、ウィルスとの戦いに人類は勝利できるのだ。我々も真実を確かめる為に、壮大な実証実験に参加する勇気を持とうじゃないか!。今いる日本の先生方に、爪の垢でも飲ませたいねぇ、マジで。
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