明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

いよいよ始まった金融崩壊

2016-02-23 12:00:36 | ニュース

日本とEUが金融政策で四苦八苦している中、アメリカの連銀は利上げが出来ずに万策尽きた感がある。リーマンショック以降のQEで復活したかに見える景気は日本のアベノミクスでミソをつけ完全に失敗した。そもそもアベノミクスは誤魔化政策だったのだ。何も具体的な景気回復策の無い中に公共投資を増大させて見せかけだけの株価上昇を演出した。「第三の矢」って、いったい何だったのか、誰も説明出来ない幻のアドバルーンである。

アベノミクスは具体的な景気回復策のない「雰囲気浮揚策」であることは日銀自らが宣言しているのだから、いい加減に「もう出来ません」と白旗を上げるしかない。最近の政府の答弁を聞いていると、中身のない修飾語が異常に多い事に気がつく。経済を立て直す根本の方法は、唯一地道な努力をひたすら続けることしかない。田中宇の国際ニュース解説によれば、アメリカのジャンク債市場が金利20%まで上昇しているという。既に世界の株式市場は、投資家によるリスク回避合戦のゲームと化していて、現実経済とは何の関係もない机上の戦いである。いずれ株式市場と為替相場がダブルで崩壊して、歴史上最悪の暗黒がやってくる。

ではどうしたらいいか?現物資産の金がいいと言っても市場が崩壊しているのだから、10年か15年は誰も買い手がないので保管するしかない。その間どうやって食いつなぐか、手間がかからない方法で農業でもするしかないだろう。一番大事なのは病気にならないことである。健康であれば、金がなくても何とか生きていられる。人間やはり健康が一番である、という太古からの真実に行き着く。一度経済が崩壊して真実に目覚め、何が大事かに思い至るのもいいだろう。金はないけど皆んなで頑張ろう!って、まるで敗戦後の日本だね。何度繰り返せばわかるのかと思うけど、世代を超えて受け継ぐことって、実は本当に難しい。経済崩壊の真の原因を明らかにしない限り、何度も繰り返すことになるのである。

真の原因とは、人間の心に潜む煩悩である。・・・こりゃ治らないね。

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