明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

考えるヒント(10)最近自分のブログが「読まれていない」のが気になる

2022-11-10 18:42:52 | 今日の話題

1、コロナ禍で人々の心が病んでいる?

コロナが日本中に重症者や死者を出して、凄まじい猛威を振るっている頃は家に閉じ籠って何とかやり過ごし、ウィルスが「どっかに飛んで行ってしまう」のをじっと待っていた人が多かったと思う。それが2、3ヶ月なら何とか我慢も出来るが、断続的にせよ「足掛け3年」にもなってくると、人々にもいろいろ深刻な影響が出てくる。人間はそんなに長い期間、恐怖に怯えながら「ひたすらじっと耐える」生活は続けられないのだと思う。

そんな「コロナ疲れ」の影響の結果、ネットで読まれるブログ記事にも「変化が現れた」と私は解釈した。つまりコロナが蔓延する前は、多くの人々に身の回りにある「問題を解決しよう」とする、前向きな意思を持つ余裕(=健康で活動的・生産的な取り組み)が見られた。それは問題を分析し、誤った行動や認識を正して、真実を明らかにしようとする努力を厭わない「エネルギッシュ」な生き方である。

ところがコロナが流行ってからは、そんな「意欲的なブログ」がすっかり影を潜めてしまい、ひたすら心を落ち着かせてくれ、眺めるだけでホッとする「癒やし系のブログ」が人気になってるように思う(考えすぎじゃないか?)。私の「長過ぎる文章」が不評のブログも「更に不人気」になって近頃は、いつもチェックしているPVが「100を切る」事態が続いている状況だ(それはお前のブログが面白くないからだろうが!、馬鹿垂れが!・・・金八先生風に・・・)。

以前はPV300にも迫る勢いがあったのだが、鉄板の人気を誇った「ゴルフネタ」も、最近は見る影もない無惨な結果に終わる事が多くなったのである(悲しい・・・)。

どこまで私の「記事スタイル」を貫くか、それともサッサと「万人受けする」癒やしに走るか。ここが考えどころなんだけどねぇ。

2、健康の素は姿勢にあり

年を取ると体のあちこちに老いが出てくる。体中に脂肪の塊が出来たのは40代の頃からだったが、最近は足が浮腫んでパンパンになっていて超ビックリした。慌てて足裏のツボを押したりして治したりはしているが、足のむくみはネットで調べると「動脈瘤か腎臓か」のどっちかだそうだ。おお、怖い!

まあ、浮腫については病院でも血液検査を受けたりして注意はしてるが、それとは別に「内臓脂肪」がやたらと付いてきて、ポッコリお腹が出てきてカッコ悪い。さらにはそれに伴って、姿勢もだらしなくなり、自分が「知らんうちスマホ首」になっているのが判ったのである(何と私がスマホ首になるとは!)。これはコロナ禍で家に籠もる時間が増えたので、運動不足と椅子に座りっきりという「二重苦」が原因である。

勿論、運動を活発に行うのが健康を回復する一番の解決策であるが、さてスマホ首の方はどうしたもんだろうか?。ブログを止めるわけにはいかないし。

3、アメリカ中間選挙の行方

まだ選挙の結果は全部出ていないようだが、共和党が辛勝したとニュースは伝えている。マスコミの報道によると、アメリカの有権者の大体の意見は「インフレ抑制」にあるという。ニューヨークでラーメンに餃子を食べると、チップも含めて「大体5千円」はかかるそうだ(ひえーっ!)。日本なら私のよく見ている「玉袋筋太郎の町中華」なら、1000円でおつりがくるぐらいの庶民食なのに、である。勿論、場所がニューヨークだから「青山あたりのオシャレなラーメン店」で食べた感覚と見なければならないが、それにしても5千円は異常だと思う。だから有権者にアピールするためには、この「インフレ」をなんとかしないとダメなのだ。これはバイデンが大統領の民主党政権が行っている政策の「結果」だから、ウクライナ問題など他国の紛争に関わるのはもうウンザリで、もっと自国民の生活に真剣に取り組んでくれる政権を人々は望んでいる。それで、インフレは簡単に解決する問題ではないが、取り合えず政権を取り替えて「トランプの共和党」にインフレ抑止をやってもらいたい、というのが有権者の大方の考えである。

それで選挙前には共和党の圧勝と予想されていたのに蓋を開けてみれば両者拮抗の痛み分けというから、共和党の「尻すぼみ」だ。これは私が考えるに、共和党が掲げる「人工妊娠中絶禁止」が大失敗の原因ではないだろうか。

アメリカは今でも「純然たるキリスト教の宗教国家」である。人々は週末に教会に行ってイエスの受難を想う、というイメージは過去のものとしても、イランやサウディアラビア、またはインドなどの宗教と同じく、キリスト教の教えが「生活の隅々まで」行き渡っている国である。だが、人工妊娠中絶禁止という政策は「民主党から政権を奪おう」としている共和党にとって、戦略的に必要なんだろうか?

当然、中間選挙前からこの問題は共和党にとって「足枷」になるのは分かっていた筈である。特に、西海岸の進歩的な女性有権者から「総スカン」を食らうのは目に見えている。これを「中絶はやむを得ない場合もあり得る」とソフトなトーンに改めていれば、共和党にとって「これ程ストレスの溜まる結果」には、ならなかったのではないだろうか。しかし逆に「禁止」という強い文言を入れないと、共和党に投票しようとしている「キリスト教信者の投票を失う」結果になったかも知れない。ジレンマである。

いまでもアメリカと言う国は、純然たる学問である進化論を学校で教えると「人間が猿から進化したとは何事か!」と大問題になる国なんだそうだ。常識で考えれば、例えばレイプされ、忌まわしいレイプ犯の子供を妊娠してしまった女性に、更に「その子を産み育てよ」と強制することははたして、すべての人権を擁護するアメリカの立場からして「どうなんだろう?」と思うわけである。勿論、女性の人権を訴える側からすれば、産むか産まないかは「女性の自由だ」と反対するであろう。一方、「心臓の鼓動が聞こえた場合は、中絶は出来ない」とし、どんな理由があろうとも「神から与えられた命」は誰にも奪う権利はない、というキリスト教徒の意見も「そりゃそうだけど・・・」となる。しかし私としては、まだ生まれてもいない「一個の卵子」のために、一人の人間として大切な人生を必死に歩んでいる女性の一生を「耐えられない苦しみに突き落とす」のは正しい行いとは言えない、と結論したい。まあ、日本じゃもっと簡単に考えるけど、アメリカ人は教条的だよね。

とにかく「宗教の重み」というのを嫌と言うほど思い知らされた選挙だった。


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