明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

スタジオアリスで堀琴音が決勝進出の快挙!

2019-04-13 20:55:37 | スポーツ・ゴルフ
今日のスタジオアリス女子オープンで、エイミーコガが大爆発した。難しい一番ホールをバーディ発進すると2番もバーディで3番ショートをホールインワンするという離れ業、ここまで来たらついでにもういっちょと4番もバーディで、締めて5アンダーの荒稼ぎ。一気にトップに躍り出て、あろうことか7番8番もバーディのハーフ29という前人未到の快挙か?とコースに詰めかけたファンも一瞬凍りついたが、残念にも9番で初ボギーを打ってしまい、神がかったバーディの流れは惜しくも止まってしまった。それでも後半に更に一つ伸ばして、トータル7アンダーフィニッシュは見事という他はない!、バーディを取るのが当たり前になったようで、最近の女子ゴルフのレベルの高さには驚かされる。私なんか「生涯で2度」しかバーディを取ったことがないというのに、まさに女子とはいえ「神レベル」のプレーを見せられてはファンもたまったものじゃないだろう。これを生で見た人は幸せである。それにしてもゴルフ場というのはやたらと交通不便なところが多く、「ちょっくら行ってくるわ」ってなわけにいかないのが辛い。私の住んでいる柏からだと5月9日からのワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップが茨城ゴルフ倶楽部でつくばエクスプレスみらい平が最寄駅、7月19日からのサマンサタバサガールズコレクションレディーストーナメントのイーグルポイントゴルフクラブで常磐線牛久駅から、といった所に限られてくる。ここが野球やサッカーといった他のスポーツと大きく違う点だ。ゴルフが自然と戯れるスポーツだ、というのも結構だが「ショービジネス」として成立するためには、何かもう一工夫すべきではないだろうか。例えばナイター設備を完備して試合時間を12時から8時くらいまでとし、コースは「1つはパー3の浮島ホール」を3〜4階建てのスタジアム形式の観客席が取り囲む5万人収容の屋根付きとし、でっかいオーロラビジョンを17台ほど周りに設置して「いながらにして全コースのプレー」を見られるようにする、とか。全18ホールが何も一箇所に無ければならないことはなく、16・17・18の上がり3ホールはスタジアムで夕方行うが、それまでの15ホールは「都心からちょっと離れた場所のコース」で試合し、勝負の3ホールだけ選手は車でコースからスタジアムへとやって来て(あるいはヘリで来てもいいが)、大観衆の前で最後の優勝を競うなんてのはどうだろう。1打差でもつれて緊迫したシチュエーションでスタジアムに乗り込んでくる選手を今や遅しと迎える大観衆の熱狂度は、勝負にインターバルを与えているだけに白熱して「ヨーイドン!」の第3幕フィナーレが目の前で繰り広げられるのだからもう最高潮にヒートアップすることは間違いない。観客席ではキンキンに冷えたビールにおつまみは勿論のこと、チアガールにダンスユニットなどが総出で盛り上げるのだから、そりゃあもう観客の興奮も半端ない。そのスタジアムでは1番スタートから全員のプレーが、「コースに行くより良く見える」のだから言うことがないじゃぁあーりませんか、皆の衆!(いつものことだがダサい!)。そしてこれが肝心なのだが、場所は新宿駅から歩いて5分という交通至便のスタジアムなのだ!!!

とまあ私の妄想で申し上げた次第だが、年間に男子プロ女子プロ合わせて50も開催しているトーナメントのうち「20開催」ほどをこのスタジアムで観客を入れて行い、残りを「コンサート、特にロック・アイドルその他」で埋めれば、施設としても何とか採算は取れるのじゃないかな。何より「若い層にアピール」するのが狙いだから、「ツアー機構側で資金提供・維持費分担」してもやるべきである。つまりこのスタジアムはゴルフ振興の旗振り役であり、狙いは裾野の拡大なのだ。そもそもゴルフ場というのは閉鎖的でお高く止まったオジサン達の「時代遅れの社交場」として出来上がったものだから、もう時代にそぐわなくなっている。いまはチェーン展開をしている安くて綺麗なスポーツ施設としてのゴルフ場のほうが人気だ。男子ゴルフの人気が下がってきた理由は「世相の移り変わり」を認識しないで、昔ながらのゴルフ=社交の場という古臭い考えで運営しているツアー機構の体質にある。ゴルフは観客が見るのには大変むずかしい競技である。何十人のコンペですら全体を把握するのには一苦労して、結局上がって風呂に入ってパーティ会場に三々五々集まってきてやっとスコアがまとまり発表されるのが通例だと思う。それをプロが140人も集まって同時に18ホールで試合を展開するのだから、「選手のプレーを映すカメラだけでも本当は100台は必要」という一大イベントになってしまうのだ。それにスコアを書き換える作業だって、昔ながらのスコアボードでは「手間暇かかって使い物にならない」こと夥しい。そこで問題点を書き出し、私なりの提案を示してみたい。

1,ゴルフ場
ゴルフ場は遠くて高くて予約しなければならないし、前後の組にある程度のスキルがないと「待たされてイライラする」という、実際にプレーする以外のハードルが恐ろしく高い「ゲーム場」である。ここに4人の仲間を揃えて朝暗いうちから夜遅くまでかかって「ダボ・トリの不甲斐ない結果を持ち帰る」遊びだと言うのだから、一体誰が好んでゴルフしようというだろうか。人気が無くなるのも無理はない。おまけに練習という準備を毎週していないとコースに行っても「散々」なことになるから、結局はどんどんやる人がいなくなるゲームである。この「遠い・高い・一日拘束される」という三重苦を何とかしなければ、ゴルフの未来はないであろう。そこでプレーすることがもっと楽になる方法を開発することがゴルフ人口を増やすことに直結する。まず、今の鳥かごでバンバン打つだけの「放ったらかし」練習場はいずれなくして、スカイトラックを全室完備の全天候・全ゴルフ場オーケーという「カラオケのゴルフ版」を増やすことにしたい。各室にはフェアウェイとバンカーとラフ・斜面のそれぞれが「4人分セット」されて、ティーから打球の飛んでいく場所に合わせて変化する本格的な「ゴルフ・シミュレーター」を使って 1番ホールから18番まで、本コースさながらのプレイが一人3000円で出来るというのはどうだろう。こういう「カラオケゴルフ場」が駅から5分のマンションで50部屋位あれば、いくら出不精の私でも「気軽に仲間を集めてゴルフを楽しむことが出来る。飲み食いは自由だし出前も取れ、何人でも一緒にやれて「遅い組に待たされる」ことも全く無いから最高である。おまけに「一歩外に出れば即都会のど真ん中」であるから、朝早くから渋滞に巻き込まれ、帰りも渋滞で夜遅くまで一日ゴルフに費やす、ということもない。サッと行って一試合して、夜はカラオケで歌うということも簡単である。大自然の中で仕事のことなぞ忘れて遊び、ゆっくり風呂に浸かって友情を温めるという楽しみはどうする?というひとには、どうぞ「今まで通りに」と言うだけである。最初っからスカイトラックでゴルフを始めた若者は、ゴルフを「ネットゲーム」のように認識しているだろう。但し、身体を使ってスイングし、ボールを思い通りの場所に落とす、というゴルフの本質は変らない。ただ自然と比べて「コースがちょっと変化に乏しい」くらいである。だからゴルフではなく「エアーゴルフ」とか名付ければより正しい呼び方になると思う。ゴルフとは違った「スタジアム・ゲーム」だ。屋内競技で観客も1万人単位で行われ、東京ドームのような施設に選手が登場してヤンヤの喝采を浴びることも想定できる。勿論、このエアーゴルフのほうが「競技人口は何倍も多く」て、ゴルフ場を作る経費も「パソコンで出来てしまう」から半端なく安いし「維持費はゼロ」ってんだからウハウハこの上なし!、だ。もちろんライザップ式のスイングトレーナーも開校していて、ただボールを何百球も打つだけで一向に進歩しない練習場などは消滅して、スカイトラックの分析とスイング理論の徹底講習に変わっていくことになる。夢は広がるではないか。

2、ゴルフ観戦
私は全米NBAバスケットボールのネット配信に入会してして、NBAの30チームの試合を全部「生とオンデマンドの両方」で見ることが出来る。これで年間80試合とプレーオフの全てがカバーできて18000円である、安いもんだ。このシステムをゴルフにも導入して、1試合を完全にカバーするのだ。だが、すべてのショット地点にカメラを配置しなければ本当のファンは納得しない。お気に入りの選手は試合の進行と関係なく「追っかけていたい」のであるから、究極の結論として「選手一人に1台のカメラ」をつける。それがテレビ局のカメラのような大掛かりなものを使うから大変なので、スマホレベルの「ちっこいカメラで望遠付」のものにし、WIFIで「ネット中継センターに接続」する。観客はコースに居ても自宅に居ても、その140台のカメラの「どれにを選んでも」見えるようにして、パソコンの画面にインポーズして見られるようにシステムを組むのである。例えば4画面に分割して試合を見れるようにするとか。5Gの時代である、それぐらいのことは出来るだろう。もしかしたら選手はキャディのほかに「専属カメラマン」を帯同する、なんてのが当たり前になってくる日も近いのじゃなかろうか、何せプロなんである。見られてナンボのプロだからこその意識の高さを発揮すべきである。また映像は自宅で見られるというより「パブリックビューイング形式」で配信し、カフェやレストランやパブでお酒を飲みながらファン同志が集い、「鈴木愛を見る店」とか「比嘉真美子を見る店」とか、選手別にお店を分けても良い。そうすれば鈴木愛ファンクラブにもお気に入れになってもらえて、お店も儲かるしゴルフも「社交の場を提供」することになって一石二鳥だ。サッカーなどはこれでファン層を厚くしているのだから、取り入れない手はないと思う。「アンシネを見る店」はちょっとキャバクラっぽくなってしまうが、これは店の商売上しょうがないだろう(私は行こうとは思わないが)。まあ、「申ジエを見る店」というのは客の入が悪そうだから余り無いとは思うが、これも人気度の証明にはなるわけで、いくらか「店の配信契約料の一部を選手に還元する」仕組みになれば、さらに選手にもやる気が出てこようというものである。今のテレビ放送主体のゴルフ番組は、番組放送時間帯には「ネットの情報をストップ」するという本末転倒な事態になっている。これは「テレビ放送が生でなく、録画で放送している」ために起きている愚策だ。スポーツは生でなければ本当の感動は生まれない。これからはゴルフは「ネットでリアルタイム」に楽しむことになりそうだ。

以上、ゴルフを実際に楽しんだり、プロの技術を観戦する方法を書いた。昔ながらの「地方のゴルフ場」に仲間と集まってプレーするスタイルもあるから、ゴルフの楽しみ方は「ゴルフ場・カラオケゴルフ・ネット観戦・エアーゴルフ」と4パターンになるわけだ。色々な選択肢が増えて、アマチュアにとってもプロゴルファーにとっても良いことだと思う。そう言えばZOZOの前澤社長もつまらない自己顕示にうつつを抜かすのではなく、こういう改革にポンとお金を出してくれれば評価も鰻登りになると思うのだが、ね?。

ところで、スタジオアリスの2日目の結果が出て、トップは7アンダーのエイミー・コガ、2位に申ジエと新人の吉本ひかるが6アンダーで続く。4位に鈴木愛と永井花奈と福山恵梨それにステップでお馴染みの「熊谷かほ」が4アンダーと頑張っている。韓国勢はキム・ハヌルとイ・ミニョンとペ・ソンウが25位にいるだけで「優勝争いには全く絡んでない」ことを見ると、今回も「日本人連勝記録」は続きそうな雰囲気が出てきた。申ジエはメジャーには強いが案外コケる例が多いので、私としては「福山恵梨!」に何とか勝たせたいと思っている。果たして明日の決勝はどうなるか、と思ったら「あの堀琴音が、39位で予選を通過した!」というからもう「嬉しくって涙が出ちゃいそう」なんであるんよ!。最近は真摯にゴルフと取り組んでいて、例の不貞腐れも完全に払拭したらしく、見ていて応援したくなる「おしん」の心境になるから人間不思議なところである。ツアーで賞金ランク11位という華々しい世界から、怪我もあって一年間殆ど予選落ちという「どん底」まで落ちた事を思えば、細やかながら予選を通過したことは大朗報である。この調子で徐々に上を目指してゆけば、またレギュラーで活躍する日も近い(わおおおーーん)。ただ残念なことに順位が39位なので、10番ホールからのスタートとなりテレビに映るかどうか微妙なところである(さらに、わおおおおーーん!)。ペアリングも地味なメンバーなので「バーディ連取するとかして優勝に絡まない限り」映像には出てこないと思う、残念。でも、それでもリランキングのためには賞金を稼ぐことに集中して、今季の内に何とか「シード」を取れるよう頑張ってもらいたい。その実力はある筈である(そーだそーだ)。と、あんまり言ってもプレッシャーを掛けては逆に萎縮させるだけなので、ここは単純に「応援し続ける」ことが重要、その結果には拘らないことにしようじゃないか。今は彼女が明るくプレーしてくれればそれで良い、我々はそっと見守るだけで満足しよう(琴音ちゃん、頑張って!)。

・・・と、まるで親戚みたいな書きぶりになってしまったが、明日の決勝、どこまで伸ばすか「久しぶりにテレビに釘付け」である。

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