明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

2016年は、何か歴史的な大変革が起きるかもしれない、が何も起きないかもしれない。

2016-01-10 12:00:00 | 今日の話題
(31)CMの話 : 2016年 年始めCM 好感度ランキングです

第5位 KOSEエルシア : 化粧品のCM全体に言えることだが、出てくる女優さんのアップがハンパ無い。これだけ大写ししても破綻しないのはさすが女優というか、使っている化粧品の威力をまざまざと見せつける凄さがある。結局好みの女優さんが出てくるCMを見てしまうのだが、いまのところ小泉今日子がお気に入りだ。年を取って益々可愛くなったキョン2、若い女性の神がかった美しさも良いけど大人の女は歳を重ねた実力があるね。しかし正月にニューヨークに行った番組で見た小泉今日子は完全にオバさんだったから、やっぱ化粧品というかメイクの魔術だなって再認識させられたのは良かった。いくつになっても化粧にこだわる女の気持ち、わかる気がする今日この頃です。

第4位 三井住友銀行 : 吉高由里子のキャラクターが可愛い。私は卓球のヤツが好きだ。最後のサーブは中々のもの。この手の馬鹿馬鹿しいコマーシャルがギスギスした現代社会では「ほっこり」させてくれて◯だ。阿部寛のはストレート過ぎてつまらないが、吉高由里子は銀行の仕組みなんか興味無いって感じがモロに出てて逆にホントっぽい。もちろん説得力は全く無いので顧客を増やす事にどれだけ貢献しているかは疑問だが、今時コマーシャル見たからといってそれで契約する人もいないのだから、本来の目的の企業イメージアップには成功と言える。ちなみに吉高由里子はO型、「素ボケのO」面目躍如である、第4位。

第3位 日本ユニセフ : ダニーボーイのピアノに乗せて、世界の恵まれない子供達に遺産を残したいとナレーションが入る。心に沁みるひとときだ。編曲も良いが、何より抑揚の効いた間の取り方が音の強弱と相まって、ピアノミュージック最高の演奏が楽しめる。ナレーションも中々良いが、日本ユニセフって黒い噂の絶えない怪しげな会社だってところが残念だ。宣伝主体が日本ユニセフでなければ、このCMは音楽とナレーションが見事に融合した傑作になったのに、と惜しまれる。で、第3位。

第2位 ヤナセ : ガーシュインの哀愁を帯びた音楽が流れる中を抽象的な線描画のような映像が次第に大きくなり具体的になっていくに従って、横浜ベイブリッジらしき吊橋に吸い込まれる車のバックショットが現れる。シュールだ。これを製作した人の芸術的センスを感じる。ちょっとだけ文句をつけるなら、車を作らず生活を作る云々のナレーションはない方が良かったと思う。ヤナセの文字も出来れば消したいが、それだとCMにならないので仕方がないのだろう。映像の美しさ斬新さはずば抜けている、第2位とした。

第1位 イエローハット : ホンワカとした踊りが堪らない。途中でアップになる男性が誰だか知らないが、女の子の名前はインターネットで調べると、西野実見・千田絵民・安田早紀、だそうだ。可愛いし、太腿が細くてめちゃセクシーだ。「行っちゃお、行っちゃお」と連呼するのがトオってもいい。これほど視聴者の購入意欲を理屈抜きに刺激するコマーシャルなんてこの世にあるだろうか?私は車を持ってないが、思わず店に行っちゃいそうになった事を告白する。最後の「タイヤバリバリバリエーション」ってフレーズ、もう最高!

というわけで、あくまで個人的なランキングです、お分かりとは存じますが。ついでに、ワーストの方はページの最後に書いておきますのでお楽しみに。


(32)恋の話 : 病院の受付嬢

毎週月水に通ってる病院の受付に美人の事務員が座ってる。その病棟は周りが全部看護師さんなので事務員はなんとなく目立つというか、皆んな20台の若い看護師ばかりテキパキと仕事をしてるのに比べ、1人椅子に座ってパソコンに何やら入力してるので気にはなっていた。多分他の女性は患者と看護師の関係しか念頭に無いのでビジネスライクに徹しているが、事務の彼女は「普通の女性」らしく見えたのかもしれない。背が160位でスタイルがスラッとしてるセミロングの髪のエクボが魅力的な女性である。芸能人で誰かに似てると思ったが名前が出てこない、年はとりたく無いものだ。

その病院に通い始めてかれこれ10ヶ月ほどだから毎週顔を合わせていたはずなのに、まるで思い出せないのは彼女とはまるきり縁がなかったという事でもある。それが先月、病院の別の場所ですれ違ったことがあり、「あれ?受付の子だ」ってな感じで記憶に残っていた。そしたら先々週、「こんにちは!」と意味ありげに声をかけられた。この意味ありげというのは私の勝手な勘違いで、特に意味はない可能性も普通にありありだが、こっちを見る眼がほんの少し無関心の場合より大きくなってると私は見ている。これは案外と脈アリなんじゃないの?

それからは灰色の毎日にもバラ色の光が差してきて、いろいろ作戦を考えているうちに1週間が過ぎてまた病院に行く日が来た。今度はこっちから仕掛ける番だと勢い込んで受付の方を窺うが、彼女はどっかに行ってて見当たらない。あちこち探すとパソコンの並んだ事務スペースで入力していた。残念だが近づく用事を思いつかない。これが恋の始まりだなんて10代の頃なら悶々としただろうが、還暦を過ぎた今ではこの先何かに発展する気遣いは全くない。どうという事もない話で聞いている方も馬鹿馬鹿しいが、しかし久々の明るいニュース、美人の話相手が出来るって言うのも楽しいじゃないですか。とにかく天気の話あたりからさりげなく入って行こう、って「アブナイ危ない」これはいつか来た道恋の道ってね。どう転ぶかは次回のお楽しみ、上手くいけば良いけど。


(33)韓国の話 : 慰安婦問題の影響

日韓合意のニュースを見て私は釈然としなかった。韓国の求めている謝罪はあの程度のものだったのか、と思う。元慰安婦が怒るのも無理ないなと感じた。当然であろう。慰安婦問題は少なくとも元慰安婦の女性達が、長年の胸のつかえを「何か」が達成されることで取れる、そういう事だと思っていたが、結局その「何か」は明確にされないままだった。韓国は何を要求し、日本政府は何を拒否し続けたのだろう。私にはわからない。

以下は、私の考える慰安婦問題の解決である。

1.問題点 : 慰安婦問題の中心は軍隊の性処理の方法であり、国家が関与しても民間が経営しても同じである。この場合は、事業の主体が誰であろうと問題ではなく「どの様に行っていたか」に問題がある。性処理自体は戦争でなくても行われるからだ。

2.犯罪性 : 慰安婦が自由意志かそれとも強制的に連行されたか、もし後者であればレッキとした犯罪であり犯人は法の下に裁かれねばならない。国家が強制的に連行した或いは、威嚇したり著しく家族に不利益がふりかかる等の逃れられない状況で募集していたのなら、たとえ給料を払っていたとしても犯罪であり、国家的または組織的犯罪として裁かれるべきである。全くの自由意志による愛国精神の発露とすれば、一切の慰安婦問題は戦時中の悲しい出来事ではあるが、犯罪性はなかった事になる。犯罪性は元慰安婦の意思の有無にかかっている。

3.訴追の対象 : 慰安婦の中には自由意志で参加した人もいれば、強制連行された人もいるといった「マチマチ」の状況であれば、それぞれの中身に応じて犯罪が成立する。この場合は、国家的または組織的犯罪とは言えない。個人の問題である。もし慰安婦問題を犯罪と認定するのであれば、各種の証拠に基づいて訴追し裁判し、刑を確定させるべきである。もちろん犯罪には実行犯と命令犯とが存在するのは言うまでもない。

4.犯罪の認識 : 慰安婦のようなシステムを容認する国民性は、時代を考慮して判断すべきだろうと思う。赤紙一枚で死の戦場へ駆り立てられた兵士の中には、勇躍して天皇の為に命を捧げんと戦地に赴いた者も多かったし、今とは人生観も異なっていた事は容易に想像がつく。当時の国民の中には、戦争を犯罪として告発し反戦運動の中、投獄され死んで行った者もいた。一概には善悪を言えないのである。つまり犯罪の認識は希薄だったと言える。国家の危機存亡の時に、日本人が己のからだを投げ打って兵士の無聊を慰めんとする行為は、簡単には犯罪とは決めつけられないと思う。何しろ相手は死を覚悟しているのである。あるとすれば、韓国人に日本への愛国心を強要した、という場合であろう。これはレッキとした犯罪である。

5.結論 : 慰安婦問題は国家的犯罪として裁くのは無理である。国家には判断主体ともいうべき「脳みそがない」からである。これは逆説的に聞こえるかも知れないが、全ての決定は個人が行っている。だから個人の罪を追及するべきであるが、実際問題として戦時中の混乱の中資料を揃えるのは困難であり、被疑者が死亡していることも十分あるので難しい。従って、戦争の悪の一側面として被害者には手厚い補償を行い、二度とあの様な戦争を起こさない事を日韓両国が誓うことがベストアンサーではないか。慰安婦の問題より「戦争」の問題の方が、間違いなく大きいのだから。

6.韓国の本音 : 戦争は勝った方が負けた方を裁く。だが韓国は勝っていない。韓国は解放されたがレジスタンスで勝利したわけではないので、裁く事ができないのだ。そこに全ての根っ子がある。どうしても日本を自国の足元に膝まずかせ、強者=韓国に負けたと思い知らせたい、それが本音ではないだろうか。日本人が韓国人に会った時、無意識のうちに劣等感で伏せ目がちになる、そんな状況になって初めて韓国の胸のつかえが取れるのだ。これが反日の本音であろう。だがこれでは永久に解決などしないはずである。だから慰安婦問題の真の課題は「韓国人の心の中」にあるのだ。

以上、元々慰安婦問題を含めて戦時賠償で済んでいる話だ。あんまり韓国がしつこいから10億円払って終わりにしてやるけど少女像は撤去しろよ、というのが今回の日本の対応である。韓国政府がどの様に自国民を納得させるのか、私にはわからない。私は、韓国が第二次大戦を「自国の反省の中でキチンと決着すること」がまず必要だと思うが、どうだろうか。

「己を忘れ 他を利するは 慈悲の極みなり」。伝教大師最澄の言葉だそうである。韓国の自戒の言葉としたい。


(34)韓国の話 2 : 前項の続き

私の愛読する「田中宇の国際ニュース解説」が、1月4日版で慰安婦問題を取り上げている。慰安婦問題を単独で見るのでなく、アメリカ・中国・北朝鮮・ロシアと言う6ヶ国協議メンバーと合わせて読み解いている視点が政治の奥深さを感じさせる。個々の事例に引きずられることなく全体の流れを見ると、徐々に中国の発言力が強まってきているのがわかる。竹島問題は最近全くニュースに出てこないし、尖閣諸島問題も同じ状況である。蘇岩礁問題も棚上げされてマスコミも無視だ。

その中で、昨年の産経新聞ソウル支局長が無罪になり、あっという間にニュースから消えた。あれほど騒がれた事件の幕引きは「韓国側が日韓関係に配慮」して政治決着したと報じられたが、朴大統領サイドは完全黙秘で沈静化させた。そうこうしていると慰安婦問題である。ネットでも不可解な解決に疑問が百出しているが、 ターニングポイントの無いまま急転直下仲直りに向かった両政府の真意は疑問だらけだ。田中宇のいう如く、昨年の夏頃に何かあったのでは無いかと言うのが、今の所確実な筋書きである。

私は、日本人に限らず中国人も韓国人も、プライドが恐ろしく高い民族であると思う。国民の生活よりも健康よりも何よりも、民族として優秀であることに最高の価値を見出す「唯我独尊民族」なのである。技術大国日本しかり、クールジャパンしかり、世界遺産大国日本しかり、安全大国日本しかり。あらゆることで中国や韓国より「上」であることが日本人の悦びなのである。

この国の愚鈍迷妄を断ち切ることは出来るのか、もうすでに還暦を過ぎた私にはそのような日が来ることを期待するほどの時間が残されてはいない。もう良い加減に馬鹿な対抗意識を持つのはやめてくれ!、と言っても無理だよね。だから私は、この問題はほっとく事にした。根本に中国・韓国・日本それぞれの民族の勝利を求める心がある限り、解決は無理である。

結論、人生にはもっと楽しいことがある、そう思いませんか?


(35)ゴルフの話 : 楽しみ方あれこれ

スポーツには色々あるが、試合形式で他人とコンタクトしないゲームは少ない。その中でも年齢に関係なく競技できて、自然の中で四人揃って丸1日楽しめる遊びはさらに少ない。私はゴルフしか思いつかないが、皆さんはどうだろう?。しかし何がそんなに面白いのか、私の面白いと思う理由を幾つか挙げてみたい。

1.ドライバーで思いっきり飛ばす。220ヤードぐらいだが、仲間内では良い勝負になる。1ラウンドのうち14ホールはドライバーなので、飛ばしっこである。勝負は曲げようが何しようが遠くへ飛ばすだけの勝負なので、勝てば帰りの酒が旨いし、もちろん真っ直ぐ飛べばなお良い。

2.仲間より短いアイアンでグリーンに乗せる。ここでも飛距離は勝負の1つである。6番より7番、7番より8番と、短い方がカッコ良いのはプロもアマも同じだ。ピタリと乗せればさらにカッコ良いことは言うまでもない。

3.パターが抜群にうまい人は、グリーンの芝や傾斜を上手に読む。そして、ラインに乗せて距離を合わせてガツンと入れる。こっちは何も考えてないので、当然のように入らない。パターはスコアの半分である。ショットを縮めるのもパターを縮めるのも、同じ1打だ。どっちを縮めるか、それが問題だ。

4.ドライバーで曲げると林が待っているが、これが1打じゃ済まないからややこしい。黙って横に出せれば1打の損、と思ってアッサリ打つとザックリやってもう1打、今度は曲がってキンコンカン。帰りの飲み屋で愚痴の半分はトラブルでどんだけ打たされたか、それさえなければの「レバタラ話」はアマチュアの醍醐味である。

5.ドライバーでナイスショット、よーしと狙ったアイアンでバンカーにズッポリ。そこから出すのに3打・4打・5打。アマチュアはピン真っ直ぐしか狙わないので、ちょっと狙いが外れると即座に大ピンチになる。第一、よけたからってアプローチでチャックリすれば元も子もない。ここは運を天に任せてグリーンオンを狙って、、、馬鹿!シャンクだ。

6.全て上手くいくとパーである。それを18ホール続けて72。 気が遠くなるような、と思うが、やってる本人からしてみれば大したことない。いつも80切ってる人からすれば、たまに出るスコアなのである。1つ1つのショットが少しずつ精度が上がって、1つずつスコアが縮まってくる。上手いなぁと言われる人は、やはり単純に精度が上なのである。私にもいつか出来るようになるレベルなのだ、そう思えるところがゴルフの魔力である。

7.さて色々やっても1つも伸びない、そろそろ諦めるかと思ってもドッコイまだ早い!道具の進化は、練習して技術が伸びる度合いを遥かに超えている。お金を上手に使えばビックリする位に飛距離や精度も変わるのだ。これでまたゴルフの魔力(今度は道具だが)にどっぷりつかって、飲み屋で仲間に得々と披露する。「今度のテーラーはスッゲー飛ぶゼェ」

8.少しばかり上手くなるともっと上手くなりたいと思うのは人の常、そこで練習器具にのめり込む。スイングは、いじれば何処までも気になって迷路にはまる。何しろ良い球が打てない理由はいくらでもある。1つを直してもダメで、幾つかが同じレベルで治らないと結局良い球がでないのだ。ではどれとどれがどうなると良いのだろうか?「そんなこと俺に聞くなよ、どうせ言った通りにしないくせに」と正論を言われるのがオチである。人に頼ってはダメだ。で、さらに深みにはまる。この辺が一番辛い。

9.いつの日か80台を出す事を夢見て続けているうちに、楽しみはゴルフの後の飲み会のほうにシフトしている自分に気付き愕然とする。いつかこうなるとわかってはいたが、俺もとうとうアスリート・ゴルフは卒業か。一見寂しい話と思うだろうがさにあらず、ゴルフの真髄はこれからである。だからゴルフはやめられない。

とまあ、理屈を語って飲めるというのもゴルフの楽しみである。それでは最後に、スイング理論を一つぶちかましてこの項を終わりにしたい。今回はバックスイングについてである。

バックスイングで頭を右に動かすとスエーになると言われ、自分では動かさないでいるつもりが、実は肩が回ってない事に気がつく。頭を固定し肩の回転に気をつけてやってみると、体が固くて全然回らない事がわかる。で、頭を固定し肩を軸回転させて、、、イテテテ「腰が壊れる!」。その通り、雑誌やテレビで散々説明してくれてる「素晴らしい形」は、私には出来ないのだ。で、中途半端にやってみる。行ける。バックスイングは回ってないけど、何とか球を打つことは出来そうだ。つまり、なんだよ前と同じじゃないか。

あゝ、松山英樹のようなビューティフル・スイングは何処へ。


(36)CMの話 : イラつくCMワースト5

第5位 沢井製薬 : 「何よりもお客様の為に」がウザい。そんな事は黙っていれば良いのに、声高に主張するなんて最低!、自分から言うもんじゃ無いだろう。どういう点がお客様の為にやっているというのか、ジェネリックとは元々そう言うものであるから沢井製薬だけがお客様の為にやっているわけではなかろうに。コマーシャルの本分をわきない視聴者を馬鹿にした姿勢がダメ。他に楽しむところが無いから時間の無駄。で、第5位。

第4位 ネットでチンタイ : 和田アキ子、歌えないダメ歌手がいつまで出てくるのか腹がたつ。それで出てきたと思ったら性懲りもなく「ハァッ」とやる、馬鹿じゃ無いの?。出てくる方も出てくる方だが、使う方も使う方だ。他にタレントがいくらでもいるだろうに、よりによって芸も魅力もからきし無い和田アキ子を使うなんて視聴者をナメてる。今年はもう無いだろうと思っていたら6日に見てしまった、マズイ。後味がどうしようも無いくらい悪くて、録画しておいた「京都地検の名取裕子」でなんとか事なきを得た。もし録画番組が無かったらと思うとゾッとする。心底怒りを込めて、第4位。

第3位 プラセンタ100%のCM : この女性、何歳に見えますか?の例のコマーシャルである。一番最初に見たときは凄いなと思ったが、何度も出てくるので「一回見ればわかんだよ、このボケ!」と言いたくなるほどうるさくなって来る。コマーシャルでびっくりする事実を明らかにするこの手の手法の一番の問題は、二度目が効かないって事である。しかもよく見れば「なんて事無い、年相応」である。そんなに驚かなくても良いじゃん、と逆効果になるくらいだ。元々の顔の作りが可愛いだけで、声や仕草は立派な「お婆さん」である、個人差なのだ。繰り返し見せられれば見せられるほど、プラセンタ関係無いじゃんの結論出そう。正直、もう見たく無いCM、ウンザリだ。というわけで、第3位。

第2位 ドモホルンリンクル : 視聴者の意見が「良いと言ってる」と主張するCMが多くなっている。本当か嘘かわからない個人の感想を流すコマーシャルの手法は以前からあったが、最近はモロ出しという、消費者リサーチ会社が無償で調査した結果はこうです的な裏付けもないCMが目立つ。どこどこにお住いの誰々さんは云々の体験事例はまだ良いが、名前も言わずにこれは良い式の感想を臆面もなくぶちあげる消費者まがいのタレントにはうんざりである。本当か嘘かはどちらでも良い、それを判断するのは見ている我々であるべきだ。一握りの他人が良いと言っているからといってそれが何の意味があるというのか。必要なのは「判断材料」であり「情報」であり「エンタテインメント」である。信用できない誰かさんの個人的な意見など公共電波に載せるのも不愉快だ。ドモホルンリンクルだけが悪いわけじゃないのだが例として挙げておく。このところ加速している日本人に特有な「他人が良いと言っているものを良いと思う」神経に警鐘を鳴らす意味で第2位。もっと自分の目を信じようよ、というか「自分の眼をもっと鍛える」を今年の目標にしよう!

第1位 ジャパネットたかた : いかにも人気があって売り切れ必至と言う、持って回った態度と思わせぶりな話術が詐欺まがいの最悪最低のCM。中身はまともなお安い買い得品を提供しているのだろうが、なんと言っても「うるさい!」と怒鳴りたくなるほどの「押し付けがましさ」はピカイチ。前社長はまだ可愛げがあったが、代替わりしたら出てくる説明員が全員ウザい。これは絶対お買い得だからあなたにお教えしてるんですという態度が「その上から目線は何様?」と言うぐらいMAXで、いつからこんな企業になったのか、親の顔が見てみたい。業績が傾くのもあと2、3年、時間の問題と言える。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。堂々のぶっちぎり第1位です。

しかし、こういうCMが一向に減らないのはそれなりの効果があるんだろうな、ご愁傷様。良いのも悪いのもあるから一概にはCMを否定はしないが、それにしてもガッカリするのが大半である。これがリサーチによるものでなく制作会社の力不足なら、奮起を大いに期待したい。テレビが無ければ生きていけない1市民の願いです。

では、また来週日曜日にお会いしましょう!

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