明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフスイングの研究(10)連休の間にフォームづくり

2022-09-26 16:01:00 | スポーツ・ゴルフ

先週は雨続きでもあり、ステップアップツアーのテレビ観戦を中心に週末を過ごした。一方、レギュラーツアーでは山下美夢有の完全優勝と、12アンダー60という記録も生まれた派手な週でもあった。女子ツアーは毎週のように新しい選手が活躍して、男子との差を完全に逆転した感がある。年初の西郷フィーバーからサイペイイン・植竹希望・高橋彩華・木村彩子など初優勝組が花を添えたかと思えば、上田桃子・渡邉彩香・青木瀬令奈・菊池絵理香など一癖も二癖もある魅力的な選手が優勝するという予想外の展開もあった。勿論、小祝さくら・稲見萌寧・西村優菜・勝みなみといった実力者の堂々の横綱相撲もある。しかし岩井千怜のルーキーイヤー2週連続優勝という快挙に加えて、セキユウティンが不屈の精神で勝ち取ったジェットコースター・ゲームからのプレーオフ優勝という信じられないドラマが飛び出すと、19歳のルーキー川崎春花の初優勝・初メジャーに、同じく19歳のルーキー尾関彩美悠の宣言通りの優勝と、まるで映画のようなシンデレラストーリーが毎週のように繰り広げられた。そこへ来ての山下美夢有のとんでもない記録である。

19歳の新人選手が既に賞金3000万円を稼いでおり、トップの山下はもう1億6千万円と高額所得者の仲間入りだ。こんなに女子が稼げるスポーツは、私は寡聞にして知らない。山下美夢有は年間ストローク60台という、日本ツアーでは申ジエしか達成していない大記録を目前にして、メルセデスランキング・年間獲得賞金額ともに一位と各賞総なめにして独走中である。もう、日本の女子ゴルフはどこまで活性化するのか、誰にも予想がつかない「国民的スポーツ」になりかかっているといっても過言ではない。こんなに成功しているスポーツは他にないのではないか。JLPGA小林浩美会長の鼻息が荒いのも納得である。

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まあそんなことで盛り上がった週であったが、個人的にはスイングの悩みがまたまた再燃したしまった週でもあった。先週は ① トップを深くする ② 腰の移動を大きく ③ 最初は爪先でその後踵に乗る ④ 右手の振り下ろしを遅らせる、だった。しかし中々、思ったようにはいかない。何より「ハンドファースト」になっていないのが気に入らないのである。私はもう72歳。スコアが100を切れなかろうが球がコースを外れてどっかに飛んで行こうが、OBや池ポチャしていくつ叩こうがどうでもいい年齢だ。どっちにしろ生涯最高スコアなどは、これからいくら頑張っても出る気遣いは全く無い(悲しいことだが事実だ!)。

そんな事で一喜一憂するほど、私は自分の人生に「期待してはいない」のである(オーマイガッ!)。

僅かに残された願いはただ一つだけ、死ぬまでの間に何とか私の生きた証として「ハンドファースト・インパクト」を会得したい、というのが唯一の希望である。これはもう、私の「悲願」と言っても過言では無いだろう。その思いが強過ぎるせいか、近頃ではインパクトで「芯に当てる」という本来のハンドファーストの目的を忘れてしまって、単に形がハンドファーストになっていればそれでいい、とまでハードルを下げて頑張っているのだ。ここまでして結局ハンドファーストがモノにならなかったら、死んでも死にきれないではないか!。ああ、なんとかしてチョ~!。

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というわけで、今度は別の「新しいやり方」を試してみることにした(よくもまあ次々と考え付くねぇ)。

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1、まず前からの悪癖である「インパクト・イメージ」の是正である

① ハンドファーストの必要性
クラブ特にアイアンはロフトがついているために、ボールの芯(中心)にフェースを真横から当てるつもりでも、構造上、必ず思っているより「フェースの下側の部分」が先にボールに当たってしまう。だから、ボールの芯に力を100%加えようと思えば、どうしても「アッパー軌道」に当てるしか方法は無いのである。しかし地面にある球をアッパーに当てるのは不可能だ。つまりボールの芯に最大限の力を加えるためにはロフトを立てて、「ハンドファースト」に当てないといけないのである。これは必須である。勿論、最近はクラブが進化して低重心・深重心化しているから、水平に当てても重心の関係でアッパーに当たったのと同じ効果が出るようなモデルが出てきているのは事実である。7番アイアンで25度というような飛び系ロフトでも十分球が高く上がって、そこそこスピンも掛かるモデルもあるらしい。自分の技術を磨くのではなく、道具で良いスコアを出そうというのも、確かに一つの考え方になってきているようだ。だが、どういうわけか「私はスコアに全然興味がない」ので、より難しい「技術を磨く道」を選ぶことになった(これは自分で選んだ道である)。私にとってハンドファーストに打つことは、ゴルフというスポーツの「最初の入口」であり、同時に「最低限の条件」でもある。まずハンドファースト。正確性や飛距離は、それが出来た後の事で良いと思っている。この、言わばゴルフ道ともいうべきハンドファーストへの険しい道筋を、重い荷物を背負って「とぼとぼと歩く」のが私の人生である。この意識をもって練習に励むのが、とりあえず私の今の課題である。

② 前傾姿勢
アドレスでYの字に構えてからインパクトでハンドファーストに当てる訳だから、頭の位置はアドレスよりもっと球に「近く」なる。つまり、前傾は深くなるのが当然なのではないか。これが、私は出来てなかった。十分深く頭を下げれば、嫌でもハンドファーストにせざるを得ない。

② 腰を落とす
そう考えると膝が突っぱっていた場合、前傾姿勢を維持するのがそもそも難しい。少し「腰を落として膝を曲げ」、それを維持する意識で腰の回転をすれば前傾角度の調整ももっと楽になるし、左への体重移動もスムーズになるような気がする。アドレス時はある程度楽な姿勢で伸ばしたまま構えるほうが良いかもしれないが、切り返しに入る時には確実に腰を落として膝を曲げ、やや「踵体重」の方が私は良いのではないかと思っている。

③ インパクト位置を後ろにずらす
私は今までずっと体の正面で球を打ってきた。ハンドファーストを意識して何とか手元を前に出してインパクトしようと何度もトライするのだが、結果はハンドファーストにはならずに、精々シャフトが垂直になって当たる「残念な」スイングにしかならなかったのである。何故なのか。・・・この2年間必死に考えて行き着いた結論が、球は正面ではなく「右側面で打つ」のが正解ということ。これは YouTube で「新井淳」氏の動画を見て覚えたノウハウである。それを私は充分理解したつもりになっていたのだが、実際には右側面ではなくて「正面で打っていた」のだ!(オーマイガッ!)。この動画を昨日もう一度見た時に、私のインパクトの時の胸の開きが「全然足りない」ことに気が付いた。私はどちらかと言うと体は真正面を向いていて、かろうじて左手の延長線上で球を捉える打ち方になっている。ただ、少しだけ体が右側に傾いているので、左手の真下で球を叩いているように見えているだけなのだ。これではハンドファーストに打つのは無理である。

本来は腰が90度に回り、肩も45度位に開いていてその時の視線は、右側を向いて「右肩の上から」球を見下ろすような形になっていなくてはハンドファーストには打てない。ようやく私の「欠点」が分かったような気がしてきた。そう、正面に向かって球を左に飛ばすのがゴルフだと思っていたが、右を向いて前に飛ばすわけである(目からウロコ!)

その時の注意点は
a. グリップが右膝の辺りに来たら右手首を「背屈」してヘッドを下に向け、フェースを飛球線方向に向ける
b. 同時に左手の肘を少し「緩めて」外側に曲げ、手の背を下に向けて「掌屈」する
c. そしてボールに「当たってから」、思いっきり手首を伸ばす
である。

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これを暇な時に繰り返し行ってイメージを定着させ、さらに毎回右手で確実に地面を叩いて「ハンドファースト・インパクト」の感覚を体に染み込ませることである。まあ私は時間だけはたっぷりとあるので、10月一杯はこの練習に専念しようかと思う。

なお、インパクト近辺の細かい手首の動きについては、追々やれば良いのではないかと考えている。多分、最初はマトモに球に当たらないかもしれないが、とにかくハンドファーストに打つためには、何でもやってみなければ分からないのだ。それでシャフトが、「前に倒れて」球に当たってくれれば「御の字」である。さてその時は、参加者は私一人だが「盛大に御祝」をし、めったに飲まないシャンパンなぞを開けようかと計画している。ハンドファーストに打てた時には、きっと自転車と同じで、出来てしまえばどうってことないんだろうな、とは想像するのだが・・・。

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明日はゴルフパートナーで自主練の予約をいれているので、結果はビデオで確認できると思う。さてさて私の夢を乗せた新スイングの映像は、記念すべき初ハンドファーストとなるのかどうか?

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結果は次回のブログで報告します。では、

〘今後の課題〙

1、膝を曲げて前傾姿勢をキープ

2、しっかり胸を回して捻転差を作る

3、インパクトのイメージ(=体を開いて打つ)を毎回確認

4、左肘を外側に曲げて掌屈・背屈をしやすくする

5、インパクトでは「当たってから」手首を伸ばす


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