明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

私の選んだ今年の10大ニュース2018 個人編3位から1位

2018-12-29 21:36:39 | 今日の話題
(3)BLACKBERRY、なんでこんな優れものが人気ないの?
今年出会ったハイテク機器で、最も私の身近に存在するのがこの「BLACKBERRY KEYONE」である。キーボード付きのスマホということで、町でほとんど見掛けないレアなモデルだが、このキーボードで6000字ものブログをせっせと書いているのだから大したものである。そろそろ二年経つので新型も気になるのだが、KEY2はあんまり変わらないのでKEY3に期待したい。画面は殆どメールのチェックとブログ記事にしか使っていないので、小さくてもいいからキーを増やしてくれないかな、と思っているけど無理なんだろうな。そこでGEMINI・PDAとかGPDポケットとかポメラDM200とか、他のキーボード付きモデルもいろいろ出ていていい感じなのだが、今ひとつ BLACKBERRY の使い勝手には勝てないようだ。何しろキーボードが秀逸なのである。文章入力に当たっては、キーボードのクリック感が全てなのだ。これがスムーズだと文章もノリが良くなる。これは BLACKBERRY の独壇場であり、新製品が出るのを待たなければならないかなと思っている。今のモデルはオーバースペックだから、写真と文字入力に特化したモデルで画面が小さく、見た目に「CLASSIC」みたいな感じの ANDROID が出たら即買いなのだが、どうかな。期待はしているけど難しそうである。今、WINDOWS のパソコンと MAC PRO のノート、それにIPAD4と BLACKBERRY の4台体制であるが、電話用にカード型を持とうかと考えたりしている。ANDROID は「電話が高機能すぎて難しい」のだ。何だかんだといらない機能をつけ過ぎ!。電話はシンプルに受けてシンプルに切る、が私は好きなんだが。そうなればカード型電話は帯域が少しで済むので、契約するのは最低限のものでいい。ドコモの着信専用みたいなのに毛が生えた程度で月1000以下が狙いめである。あとはネットにつながるWIFI回線を4台で使うが、これは無制限のデータ量で月4500円位。データ専用なので万一つながらなくても緊急の時はカード型電話で用が足りる。あれこれ考えるよりも割り切ったほうが良いのだ。これが私の携帯事情である。

(2)KLIPSCHは最高峰
KLIPSCHのネックバンド式BAドライバのワイヤレスイヤホンは、音が「神の如き美しい楽音」だった。これとSHUREのヘッドフォンを交互に使って「音楽三昧」している。その中でこないだ気がついたのだが、やっぱり私はモーツッァルトとショパンが好き、ということだ。数あるクラシックの作曲家の中で、結局知らないうちに二人の曲を聞いている。二人共「話しかけるように曲を書く」ところがグッとくるのである。こないだ「もう一つのショパンコンクール」というのをCSで見た。今年始まったプレイエル・エラール・ブッフホルツといった古楽器によるショパンコンクールである。こういった一人の作曲家だけの、しかもピアノ曲だけを演奏するコンペティションというのは、ショパンならではのものだろう。古楽器はスタインウェイなどの近代楽器に比べるとチェンバロみたいな痩せたギターのような音かと思いきや、結構な音量で鳴らしてくれるのには正直驚いた。倍音が美しいということだが、ショパンが実際に弾いていた楽器と聞けば何となく思い入れもひとしおである。クラシックは、同じ曲でも演奏者で天と地ほどの違いがある。そこが深みにハマる「ツボ」でもあるのだ。年々クラシックファンが減っているそうだが、来年あたりは東京文化会館にでも足繁く通って、「ピアノ通」にでもなってみようかと思っている。ピアニストの評価は色々あるだろうが、皆んな私みたいな素人より数倍または数十倍も曲を勉強していて、それで求める技術の習得に3つやそこらの子供の時からハードな練習を積み重ねてきている「プロ」なのである。どれだけ速く弾けるかという神経のスピード勝負が一方にあり、それだけでもダメな「音楽性」という別種の戦いがあって、ピアノ・コンクールは相当熾烈な争いである。我々は「どういう演奏が好き」というレベルで楽しめばいいのだが、彼らは自分をブランド化するために骨身を削っている。演奏家は音楽家でもあり、最後は人気商売でもあるというジレンマが交錯していて、そこに音楽以外の人間ドラマがおきてくるわけだ。その辺は秋葉原あたりの地下アイドルと変わりはない。そんなドラマを踏まえた上で、新進ピアニストのデビューを見守ることが出来たらこの上ない喜びである。ショパンがパリ社交界にデビューした時も、ゴシップだらけのドロドロした世界が渦巻いていた筈である。今のクラシック界も名声の陰に隠れた妬みやセクハラのおどろおどろした話題で一杯ではないだろうか。そんな話を小耳に挟みながら新人の溌剌としたピアノを聞いてみるのも一興である。何だか上流階級の人間のいやらしさを堪能するみたいで楽しいではないか。まず東京文化会館のチラシを頼りに、片っ端から手当たりしだいに聞いてみるのも一つの方法かな、なんてね。私の音楽視聴は最高音質の「KLIPSH」を超えて、今や「生演奏」に向かっているのだ。

(1)歴史新発見と人生目標再確認
今年は長年の研究テーマである「九州王朝」と並行して、平安末期の武士の台頭を横目に見ながら必死に生きた「九条兼実」という貴族の生涯を伝記で読んだのが「私の人生を変えた」事件である。堀田善衛の「嵯峨野明月記上下」で藤原定家を知ったのが三年前、暫く奈良時代にかかりっきりであったのだが、ひょんなことから兼実に興味を持ち、試しに伝記を読んでみたらハマってしまったというわけだ。元々は浄土宗の開祖「法然」に帰依していたということで頭にはあったのだが、その後歴史の展開点で重要な役割を果たしている存在に注目するようになった。それが高じて今では「保元・平治の乱」元木泰雄、「源平合戦の虚像を剥ぐ」川合康、「兼好法師」小川剛生、「西行」目崎徳衛、「享徳の乱」峰岸純夫と、手当たりしだいに買いまくった。まだ読んでいないのが悩みの種だが、「百人一首の作者達」目崎徳衛、「枕草子のたくらみ」山本淳子、「テンプル騎士団」佐藤賢一と、本はどんどん貯まる一方である。一冊読む間に3冊買うのだから増えるのは当たり前、買わなきゃいいのだが「本はその場で買わないとなくなる」という生鮮食品なのである。だから今度は引っ越す時に「書斎付きの家」を借りることにしたのだ。家が2DKまたは2LDKの縛りに変わったことで、京都という選択肢も怪しくなってきた。九州王朝は遠すぎて移住するわけには行かないが、京都と奈良の選択は悩むところである。歴史的には奈良の方に惹かれるのだが、どちらにしても「書斎」がキーワードになりそうだ。まずは年間50冊という目標を現実のものにすることが先決である。50冊というのは1週間に1冊、かなりのハイペースなのだ。今年は全然出来なかった。原因はブログとテレビである。来年はもっと人生の大テーマに集中して、本気を出さないと時間がない、ってことになりそうである。来年は先ずは「保元・平治」を読み終わるところから始めるとしよう。並行して平家物語を読みつつ、後白河天皇と後鳥羽法王の事績を勉強し、返す刀で「大化の改新」を俎上に載せる、なんてのはどうでしょう?。蘇我氏の動向も気になるし、長屋王の呪詛事件も謎が深そうで興味がある・・・つまり、今年と変わらない状況が来年も続くということか、困ったもんだ。それでも続けることが生きること。私の一生は永遠に探求の人生かも。

以上、個人的な2018年のニュースでした。

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