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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

毎週女子ゴルフ(7)ステップアップ Hanasaka レディース予選の結果

2022-04-08 18:51:50 | スポーツ・ゴルフ

CSスカイAで放送している女子ステップアップツアーは,

全試合全ラウンド完全カバーだから最高だ。予選参加選手全員のティーショットが見られるから、自然と「名前と顔」が一致してくる。名前を覚えてくると,これまた「自然に応援する」ようになるから、人間とは仲間を求めるように出来ているらしい。レギュラーツアーは真剣勝負で、高額賞金を争う緊張感が試合を盛り上げるが、こちらは「レギュラーでシードを取る」ために選手がドッグファイトを繰り広げる、いわばゴルフ版「虎の穴」だ。お笑いの世界でも「地下劇場」でお客が数人という長い長い苦労があればこそ、「錦鯉」のような下積みから金星を射止める人間が出てくるのである。

勿論、レギュラーでトップ10に入るような実力者は1年目から QT で出場権を確定し、そのままシードを取ってしまうのでステップアップツアーの経験は無いという選手が多い。例えばステップに2戦2勝した「原英莉花」などは珍しいパターンである。だが悲しいかな、大概の選手はレギュラーで活躍する事なく、ステップですら「優勝できずに」去って行く。ステップで4勝しレギュラーでも優勝した「河本結」のような例は「奇跡」なのだ。なので「明日のスター」を夢見る選手の争い、と言うのは「やっぱり夢」でしか無いとも言える。これが現実なのだ。女子スポーツで1億2億稼ぐ種目は、残念ながら「ゴルフ」以外には私は知らない(所属料や宣伝費などを入れたら、もしかしたらあるかも知れない)が、華やかなゴルフの世界も、やっぱり弱肉強食なんだなぁと「一抹の寂しさを覚える」今日この頃である。

とまれ、感慨に浸っている余裕は無い。2022年ステップアップツアー2戦目の Hanasaka レディースが目の前で繰り広げられている。例年の如く、お気に入りの選手の活躍を願いながら、レポート形式で追いかけていくことにしよう。幸い午前中は「とことん1番ホール」で放送してくれるから、全選手のドラーバーショットをじっくり見ることが出来る。この形式は例えばお気に入りの選手の「知名度」が低いとしても、試合に出さえすれば「必ずテレビに映る」から嬉しい。私はプロテストに受かったばかりの新人を、この放送形式で覚えることにしている(実に素晴らしい放送である)。果たして有望な新人はいるのかどうか?、という記事も後半で書いてあるのでご参考に。

1、セキ・ユウティン
久々にテレビでドアップになった姿には「可愛こちゃん」的な愛くるしさは微塵も感じられない、純粋な「アスリートそのもの」である。日々トレーニングして鍛え上げた肉体改造の成果はスイングに表れて・・・と書くところだが、ゴルフは力があれば良いと言うほど簡単ではない。彼女のスイングは、まだまだ発展途上かも。しかし、飛距離や精度は徐々に上がっているようだから、いずれレギュラーツアーで活躍する日が「来るかも?」知れない。我々はその日までじっと我慢して待つこととしよう。今回の予選の結果は、7オーバーの41位タイで終わった(他の選手も軒並みボギーだらけで苦しんでいるので、7オーバーでもまだ良い方である)。但し、ここまででは、彼女のトレードマークである「控えめな笑顔」は勿論、見ることは出来なかった。明日の決勝で「奇跡の大逆転」を祈るばかりである。

2、松田鈴英
とにかく350ヤード位の短いミドルが「パーオン」しない。昔は「パーオン率第一位」だったこともある松田鈴英にしてこの状態はどうしたものか。一番この不甲斐ない成績を許せないのは松田自身であろう。見事なバンカーショットや正確なアプローチなど、レギュラーで活躍していた頃の「片鱗」を随所に見せてはくれるものの、50センチのパターを外した時に見せた何とも言えない「落胆と無念の表情」は、彼女の落ち込んだ闇が「相当に根深い」もののように私には見えた。原因は、どうやらドライバーが左右に曲がってしまい、制御できなくなってスイングがおかしくなったらしい(大抵の飛ばし屋の選手が陥るパターンである)。

彼女のコーチである「黒宮幹仁」と、松山英樹のスタッフに加わってマスターズの勝利を呼び込んだ「目澤秀憲(河本結も教えている)」の対談をネットニュースで見つけた。今の女子プロゴルフ界でベスト・スウィンガーは誰か?と言う話らしいが、黒宮コーチがまず「申ジエ」を挙げていた。まあ、これは納得だろう。それに対して目澤秀憲は松田鈴英と「小祝さくら」を挙げている。小祝さくらについては黒宮も同意していたが、彼女は「本来は出来ない事を、類い稀な修練によって実現している」と評していた。松田鈴英が天才だと言う目澤の意見に対して、黒宮は「どうかなぁ?」と半信半疑だったが、目澤は、松田鈴英は「身体能力に優れていてショットに切れがある」から天才であり、出来る事がまだまだ「増やせる」と評していた。確かにスイングスピードの速い選手というのは、どこか「天才肌」の魅力がある。じゃあ「なんで勝てないの?」となるわけだが、黒宮コーチ教えてくれませんかねぇ。まあ身体能力が高くて成績が出ないとなれば、答えは「筋肉バカか、メンタルにある」と言うのが常識だ。私は色々あるとは思うけど、むしろ、目澤の好意的な意見に同意しなかったような「コーチ」の方を、変えた方がいいと思う。松田鈴英ちゃん、もう時間は残されてはいないのだ。決断の時ですよ!

で、結果は7オーバーの41位タイだった。こちらも明日の決勝に期待ですな。

ところで今ネットを調べたら別の記事が見つかって、それで黒宮コーチの言っているのを読むと松田鈴英の問題点は「まず食事内容」にあるのだと言う。何でも、タピオカが「大大大好き」というから今時の世代だねぇ。で、何がいけないかと言うと「アスリートの体づくり」には不向きなんだそうだ。それで彼女には「厳しいタピオカ禁止命令」が出た。代わりに「干し芋」を食べているという。黒宮さん「大丈夫なんかい?」、こんなんで・・・。

3、お気に入り
「丹萌乃」はその独特なループ・スイングで、ツアーの中でも「飛び抜けて際立った印象」を与える選手である。顔は癒し系の「ほんわか無表情」であるが、成績は5オーバーで18位タイと頑張っている。見た目には「おどろおどろしい」バックスイングだが、クラブが下りてくる軌道は思っているほどは異常ではなくて、むしろ綺麗な「オンプレーン」になっているから間違ってはいない(でなきゃツアーでは生き残れないだろう)。私はこのループを加えることによって右手を旋回させ、それでスイングスピードを上げて「飛距離アップ」を図っているのだと考えている。まあ、理屈上はその通りで、正しい。だがこれによって「スイング軌道が乱れる」と言う、別の大きな欠点が生まれるわけだ。彼女がそれを克服して「ツアーレベルでの精度」を維持していると言うのは、実は素晴らしいことでは無いだろうか。「横峯さくら」も酷いオーバースイングだったが、変えずに未だに頑張っているから「本人にしてみれば」それほど大したことでは無いのだろうと思う。まあ、ちょっとした「癖」だと思うが、我々は真似しない方が良いだろう。わざわざ真似るほどの「劇的な効果」をボールに与えるわけじゃなさそうだ。しかしとにかく、目立つのでプロ的には正解です。明日はもう少しやってくれると思う。

「高橋恵」は松田鈴英と同じくプロテストで一位突破した「期待のホープ」だったのだが、それ以降成績が出なくて「ツアーでも下の方」に喘いでいる選手だ。こないだ内藤雄士プロコーチの CS のレッスン番組「あすゴル」で「やたら飛ばしていた」のが記憶に新しいが、今回は驚愕の21オーバーで106位「最下位」と言う無念の結果になってしまった。ホールバイホールのスコアを見ると「殆どボギー」の惨状である。これはもはや、スコアメイクに苦しんでいるレベルの数字では無い。当然、プロとしては「何とか理由を捏造しても」棄権したくなるのが心情だろう。まあ彼女はメンタルが強いから「あーあ今日はダメだねぇ」で済ましているかも?知れない。予選を通らなかったのは残念だが、やってしまったことはスッパリと忘れて、「次回」に期待するしか無いだろう(だって、それ以外に何を言えというのか)。

4、可愛いい若手&ルーキー発掘
今回は「山田彩歩」に注目してみた。彼女は何と言っても「ミニスカートからスラリと伸びた脚線美が目を引く」新人である。成績も6オーバーの30位タイで、新人としては「そこそこ頑張っている」数字である。お顔は今時の高校生らしく「どこにでもいる」ような普通の顔をしているようだが、スタイルの方はゴルファーらしく無い「モデル体型」で、ミニがとっても良く似合う。若いだけに健康的でエロさがないから、何より「ゴルフ」にはピッタリだと思う。一応今の所「一推し」の選手である。先日のアクサレディスに出場して42位タイ、ステップの開幕戦ラシンク・ニンジニアでも5位タイと、全て予選を通過しているので期待が持てそうだ。私としてはもう少し「ふくよかなで女らしいタイプ」が好みなのだが・・・(私の好みなどはどうでもよろしい)。

5、その他、懐かしのレギュラー陣が頑張っていた
いずれもゴルフファンには知られた名前だが、「あれっ?、こんな所に出ていたの?」というので書いてみた。まずは軽井沢で3日間のツアー最小記録を打ち立てた「原江里菜」、ツアー7勝を誇る「吉田由美子」、怪我で引退し子供を産んでママになって復帰した「一ノ瀬優希」(こないだ解説もやっていた)、風の吹き荒れるフジサンケイで見事優勝した「フェービー・ヤオ」、岡本綾子門下生で天性の飛ばし屋と言われたが、アプローチイップスで苦しんで「左打ち」をマスターしてとうとう復活優勝した「服部真夕」、プロデビューでいきなり開幕戦のダイキンオーキッドレディースで優勝したシンデレラガールの「斉藤愛璃(それ以来鳴かず飛ばずだが)」、それに藤田寛之などを擁する「チーム芹澤信雄」のメンバーでレギュラー優勝の経験もある「西山ゆかり」などなど。まあ、西山以外はまず「優勝する気遣い」は無用ともいえるようだが(失礼しました!)、それにしても高校を出たばかりの新人と同じ条件で争うのは、見ていて何とも痛々しい。どちらかといえば「これから強くなる」という可能性が殆ど無いのだから、若い選手に取っても本人に取っても、出来たら「レジェンズ・ツアー」などに出た方が良いような気もするが、まあ色々あるのだろう。年齢に関係なく、誰でも楽しめるのがまた「ゴルフの魅力」である。予選をと通った以上は、決勝で頑張って貰いたい。なお、鉄人「表純子」や段ボール製造会社でアルバイトやっていたという「前田陽子」は、残念ながら予選落ちとなったようである。無念!

6、画面に出る距離などの計測数字について

色々なデータを瞬時に表示してくれるデジタルツールではトラックマンなどが有名だが、今回のスカイA放送ではショットナビのレイアウト図と「フライトスコープ」という弾道計測機器によるティショットのデータを表示していた。我々視聴者にはとても有難い機会なのだが、これが何とも「正確性に疑問」がある機械なのである。一度などは「飛距離(キャリー表示)が300ヤード」と表示された。すぐに表示は画面から消えたが、多分機械の誤動作によるものだろう。そういえば、細かい所で「あれー?」というような数字も出ているような・・・。

画面にはボール初速・打ち出し角度・スピン量、そして飛距離(キャリー)が表示される。これはアマチュアでも練習時に気を付けて確認すると良いとされている、飛びの「三大要素」である。私はこれを画面で見ながら、スマホの計算アプリで「飛距離 ÷ 初速」を一生懸命叩いていたのだが、他の2要素が複雑に関係していて「簡単には」わからなかった。しかし打ち出し角度とスピン量が理想とされている「15度・2000回転」の場合でも飛距離にバラツキがあったので、この数値だけではハッキリどれだけ飛ぶのかは、分からないのだろう。勿論、ランの多い少ないもある。しかし男子プロと違ってそれほど「飛ばない」女子プロの場合は、スピン量は2000では無く「3500」位あったほうが距離が出るようである。

私も早速ドラーバーのカチャカチャを操作して、ロフト9.5度から10.5度に上げた。結果は次回の練習場で試してみる事とする。とにかく今週はレギュラーツアーのスタジオ・アリスと、何と言っても「マスターズ」が同時開催しているのだ。練習に行ってる場合では、無い!


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