ようやくハンドファーストで打つ仕組みがある程度分かって来たので、これからはそれを実践に移して行こうと思います。最終目標もちろん球を真っ直ぐ飛ばすこと、さらに一歩上の段階に入りました。今まではとにかくハンドファースト一辺倒で他のことは放ったらかしだったが、何とか曲がりなりにも出来るようになってきたのでようやくゴルフ本来の「球を目標まで飛ばす」事に集中出来るようになった訳です(先ずは良かった良かった)。とは言ってもハンドファーストが自由自在になった訳ではないので、こちらは並行して「より正確なハンドファースト」を目指す事にしたいと思います。
まずスイングの基本ですが、球を真っ直ぐ飛ばすためにはそもそもフェースに当たらなくては話にならないのは当然です。だから練習はいつもフェースのスイートスポットに「ドンピシャ」に当てる=つまり「芯で捉える」ことが第一目標ということになります。
では、その為にはどうしたら良いか?、それをこれから練習をしながら私なりに気が付いた点を書いていこうと思います。
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実はここまで「すべて順風満帆」であるかのように書いてきましたが、この「フェースに当てる」という事が私にとって大問題なのでした。何故かと言うと私の一番多いミスは「シャンク」だからです!(ああっ、それは言っちゃいけない約束じゃん!)。白状すると私のシャンクは、クラブ軌道がダウンスイングの時に遠心力で外側に膨らみ、球が「ネック寄りの端っこの方」に当たってしまう「典型的な」シャンクなのでしたぁ!(もう、笑うしかない)。
これを治すために過去色々努力はしましたが一向に治らないんですね、これが(相当根が深い)。それで苦肉の策として、フェース位置を1個時には2個分手前にセットし、遠心力で膨らむのを計算して打っていたのです。これで一応は何とかなっていました。しかしアドレスした時に仲間に見られると何か「恥ずかしい」のですねぇ、まるで素人みたいじゃないですか。ところが月曜日の自主練で3時間の特訓をした結果、ある事に気が付いた訳です、驚きでした。それは・・・
クラブの「軌道」はフェースではなく、「シャフトの先」が通っているという事実です(がびぃ〜ん)。これは新発見でした!。
だから今までいくらクラブフェースを球にセットしても、スイングする時には本能的に「球に重心=シャフトの延長を合わせ」てしまい、結局シャンクみたいな球が出て「上手く当たらない」訳だったんですね。・・・大事なのはフェースじゃなくて「シャフトの位置」だったってワケ。これが私のゴルフ失敗の真実であり「再発見」の瞬間です(他の人はどうだか知りませんけど・・・)。
なのでクラブをセットする時には球1個分「手前」側、そして10センチ位「先」の辺りにシャフトの先端を合わせて、それでフェース角を合わせるようにして「その場所を目標にしてスイングする」事にしたという訳です。そしたら難なく球に当たる事当たる事、面白いようにナイスショットする訳ですね、マジで(ちょっと盛り過ぎかも)。後は、練習の時にフェース角をどのように調整すれば真っ直ぐ飛ぶのか覚えれば、スイングは完璧です(ほんとかなぁ)。
と、余りにも理屈が通っていて有頂天になり、まるで百発百中みたいに爽快に書き上げた訳ですが、実は本当は「それ程簡単じゃ無い」という結果になりました(当然です!)。
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まず、クラブの軌道はスイングの姿勢で「如何様にでも変わり」ます。だから同じタイミングで同じ所を通す為には、当然「同じ前傾姿勢」で同じ振り方をしないとダメだ、という事になります。これって、ゴルフスイングの基本中の基本じゃないですか(やっぱりそこに戻ることになるわけね?)。
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それでこれから練習するにあたってスイング中に気を付けるポイントを書き出すことにします(前から書いていることと重複しますが、私が出来てないのでどうしても書かざるを得ません、悪しからず。勿論、新しい事が多いと思いますが・・・)。
1、スイング全体の事
① アドレスで背筋を伸ばしておく
年取ると背中が丸くなり体が固くなって、ダウンスイングに入ると今度はインパクトでは逆に「起き上がり」るという「老人あるある」になりがちだ。本来はアドレスより「更にお尻を引いて」前傾姿勢を深くするのが正しいのではないかと思う。それには先ず、アドレスで背筋をピンッと伸ばしておく必要がある。
② バックスイングは軸回転で
私はバックスイングで右にスエーしてしまう癖があるので、頭を固定して、左腕を伸ばす要領でクラブを「遠くに上げる」ことにしました。この時左膝を軽く前に出して重心を爪先に乗せると良いと思います。右足は反対に「しっかり伸ばし」て左に寄せ、軸を「左のお尻と頭を結んだ斜めの線」にして、左広背筋を伸ばしながら「切り返しの準備」をすること。この時点でしっかりと軸を作っておく事が大事だと思います。
③ 切り返しは左サイドがポイント
軸を感じながら「グッと左のお尻を引き」、更に前傾姿勢をやや深くするぐらいの意識で「下半身を左股関節に移す」と同時に左肩に「一瞬力を入れる」事で、切り返しを始めるようにしたい。このタイミングはあくまで下半身に力を入れて行うのが重要。切り返しは右の肘を目標の後方にちょっと突き出す事からスタートするとタイミングを取りやすい。
④ インパクトまで下を向いて軸回転
切り返しからフォローまではあっという間だからあれこれ調整する暇は無い。伸ばした左脚に体重を乗せ、左のお尻を高く保ち、右腰を目標方向に突き出して、頭を固定したまま軸回転する。これは全部一連の動作だから一つのイメージで捉える事。なお、軸は目標方向に対して直角ではなく右に傾いた「斜め」になっているから、正確にはクラブは、軸に対して「右上から左下」に振られることになる。これがレッスンなどで良く言われる「左に振れ!」と言うことの意味だろうと私は解釈改憲した。これは私が考えた軸回転なので合ってるかどうかは分からないが、斜めと言っても僅かな角度だから余り気にしなくても良いとは思う。とにかく軸を保ち、下を向いて肩を動かすのが大事です。
2、ハンドファースト関連
① 左手首をギュッと握る
とにかくハンドファーストに当てるには、「左腕を思いっ切り引っ張る」のが重要だと思います。昔からのセオリーでゴルフを覚えた人はどうしても「左手を止めて手を返してしまいがち」ですが、ここは手を止めるのではなく、体の回転でボールを打ち抜く感覚が欲しいと思います。その為にはインパクトの形、つまり「左手を前に出して、右腕を曲げて体に引きつけた形」を繰り返し練習することではないでしょうか。球を飛ばすには右手でクラブを走らせて飛ばすというレッスンも有りますが、左広背筋と右腰に力を入れて「両手でぶん回す」方が私は正解・・・と今は考えています。実際、右手で走らすのと左手で引っ張るのとで「ヘッドスピードの数字」は余り差が無かったと思います。それよりもボールがフェースに乗った「ぶ厚い当たり」を手に入れた方が良いと思っています。先ず、左手を止めずに振り切る、ですね。
② 右手の小指側で引っ張る
左手は掌屈してフェースを目標に向けるのは当然として、右手は手のひらを正面に向けて振るのが「ちゃごる流」です(ゴルフパートナーの先生にも褒められました!)。しかし、これは前傾姿勢を保っていないと全部シャンクするから「危険極まりない打法」と言えます。しかし取り合えずの対策をちゃんと講じていれば(しっかり下を向いてクラブ軌道を正しく振れば)見事にナイスショットする「優れもの」の打法です。これは手首を返さないので、もし自分の物になれば「方向性は抜群に良く」なる筈なのです。私のお気に入りの打法です。そして、ハンドファーストには相性が抜群に良いと思います。これはアーリーリリースの対策にもなります。と言うか、とにかく力が入ります。
③ アーリーリリースを無くす
アーリーリリースは結果的になるものなのでそれ程意識する必要は無いと思うけど、切り返しの時に左腕を伸ばしてなお且つ手首のプレッシャーを一瞬緩めると、多分「タメ効いて」くる
筈です。勿論、左手首はダウンスイングで腕が水平になる辺から「グリップをグッと握って」角度を保ち、フォローまで「緩めずに」スピードを加速感し続ける事が大事なことは言うまでもありません。とにかく私は、アーリーリリースは「前傾を深くすること」でクリアしました。
④ 頭は下を向いて、胸は目標方向に向ける
今までどうしてもハンドファーストが出来なかった原因は、一にもニにも「インパクトで体を開くことが出来なかった」ことにあります。左のお尻を引いて頭を下げ、右腰の突き出しと右肩の潜り込みを繰り返して、自分では「こんなに横向いてて良いの?」という位に「右横半身」で打てれば、それが正解だと思います。ただ、その時に「しっかり下を向く」と言うのがポイントではないでしょうか。顔がボールの方を向いているかどうかが鍵になりそうですね。
3、芯に当てるコツ
① とにかく芯に当てる
前述した通り、セットした目標地点(ボールでは無い)に目掛けてスイングする事に尽きるのではないかと思います。勿論シャフトの先にフェースが付いていることを心に刻んで、シャフトの先の「空中を球に当てる」でもいいのですが、これは更にテクニックが要りそうなので今はやらない方が良さそうです。
② インサイドからアタック
クラブの軌道を「適切な角度」で正しく振ることは、ゴルフのスイングの王道です。他の動作がいくら完璧でもクラブの軌道が正しくボール位置を通過して無ければ、そもそも思った方向に球を飛ばせる筈が無いし、まずボールに当たらないでしょう。正しい軌道、その第一歩が「インサイドアタック」だと私は思っています。何はともあれクラブを下ろして来るのは「インサイドから」が鉄則です。いつでも間違いなく同じ軌道を通せるように、前傾姿勢とダウンスイング開始位置を一定にする練習が必須だと思います。つまりダウンロードの開始時点で「どこをどういう角度で球に向かうか」をしっかり意識して、必ずそこを通すこと、これが大事です。
③ 右手をコントロールする
入り口が正しいとして、そこからインパクトまでも正しい軌道を通ることが必要です。シャフトの先を通すのかフェースを通すのかは別にして、インパクト時点での「右手の位置」を確認すると良いです。入り口が正しくてインパクトでの位置が合っていればもう言う事は無いですね、完璧です。球に当てなきゃゴルフにならない!、とは良く言ったもの。それが出来れば貴方はシングルの仲間入りです。練習でこれを繰り返すことで、結局はゴルフの上達につながるんですね。平凡な練習が実は上達の一番の近道ってわけです。頑張ります。
以上、ゴルフの練習「第2ステージ」でした。次回の練習は明日で〜す。
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