和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

『リーダーズ』

2014-04-02 15:52:20 | 日記
二夜連続放送の『リーダーズ』を見て泣けました。

TOYOTAの物作りの原点がわかりました。
時代に翻弄されながらも、明るく豊かな日本の未来を作るために立ち上がり継続し結実させた先達の姿勢に敬服しました。

物には作り手の精神が宿ります。
使い手の精神も宿ります。

仏作ったら魂入れないと。

物と人の関係ってそうあるべきだとおもうのです。

じゃ、入れるべき精神や魂や心は人それぞれの中にはっきりした状態で存在しているのでしょうか。

そこを『書』で育みたいのです。

私は若い頃、本田宗一郎の話しに感動し、そしてこの歳になって豊田喜一郎のドラマに感動し再認識させられました。

私の仕事は、会社と音楽と書で人作りをすることなのです。

豊田喜一郎は57歳で亡くなっています。
私はも57歳。

もう遅いのか、まだ間に合ったのかは、30年後に判断してもらうことにしましょう。

87まで働ける気力体力作りをしないとね(笑)

ま、老害になること間違い無し!ですな!

あははは~っ!


『訳あり』

2014-04-02 07:53:57 | 日記
『訳あり』という文言に弱いのです。
弱いというよりは興味がわくというのが正解でしょうか。

弱いワードは『特典』とか『限定』ですね。

今販売中止になったダイハツのコペンという軽自動車は、十数年の販売期間中マイナーチェンジを一切しなかったという、昨今の自動車の中にあっては珍しい車でした。

しかも、二人乗りオープンカーというニッチな自動車にもかかわらず、かなりの台数を販売したのです。
販売終了したのも、新しい衝突安全性を、確保するには、マイナーチェンジでは無理だった事が原因とか。

あと数年はコンスタントに売れたのかもしれません。

そのマイナーチェンジしないで売り続けた方法ですが、それこそ『限定』ワードを使った販売方法だったのです。

『アニバーサリーリミテッドエディション』、、、、

なんか、特別でゴージャス感もあって、急がないとなくなっちゃうぞ的な感じ、ですよね(笑)

DMやスパムメールでも、『あなただけに特別なお知らせです』とか『ここだけの秘密です』とか、『急いで』とか『至急』とか、特別感をあおった物が多いのは、人間の弱さにつけこんだ作戦なんでしょうね。

もちろん、ひっかかりはしませんよ
(笑)


ところで『訳あり』には、どんな訳があるのか、裏はなんなのかを知りたくなるゴシップ好きな心理が働くようです。

不動産の『訳あり物件』は少し怖い『いわくつき系』もありますが、大家さんの都合の場合は、ハマれば得する物も多く『特典系』と言えます。
つまり『特典』好きにも訴求力ありますし、一点ものですから『限定』好きにも破壊力があるのです。

オーソドックスに、防犯と日当たり、そして収納スペースの多さで選ぶのがベターですけどね。

さて、昨日ランチで入った歌舞伎町のしゃぶしゃぶやさんですが、これが『訳あり系』でした。

ボックス席が幾つかある感じ。
厨房とフロアに少し硬派なおっさんが一人づつ。
BGMはジャズ。
かなり待たされている間にフロントに聞こえてくるのは、若い女性が電話で怒る声。

待たされる事20分。
普通なら他の店探しに行くのですが、なんだか『訳あり感』を感じて席が空くのを待つことに。

奥から若い女性が会計に出てきました。
少し酔ってふらついているようでした。
彼女が支払いをしようとすると、フロアのおっさんが深々と頭をさげて
『今日のお代はけっこうです』

少しやりとりがあって、店を出て行くその女性におっさんは深々とと頭をさげて見送ったのです。

高倉健ばりの頭の下げようです。

『ふ~む、このおっさん訳ありやな』
『しかし、何があったんだろう?』

色々な感覚が刺激されます(笑)


奥に通されるとボックス席が三つ。
一つのボックス席は四人用です。

つまり3グループ12人でMAXか、最悪個人三人で満席になってしまうのです。

多分我々が通された席は、あの若い女性が独り占めしながら延々電話していた席、、、

僕らが待っていた間にも、客はどんどん来ましたが、待たされる感じを嫌ってどんどん帰って行きました。

それをたしなめなかったのも、なんか訳ありだったはず。

相席お願いもせずに、、

ま、ボックス席で相席は厳しいですしね(笑)

のこれで採算とれるのかな?

そこも『訳あり感』あり(笑)

出てきた定食は安くてそこそこ美味しかったですが、しゃぶしゃぶとはまったく繋がらないメニューで、夜の営業にプラスになるとは思えませんでした。

フロアのあのおっさんの素性が知りたい!
きっと『訳あり』なはず!

お会計を済ませて、すんなり出た歌舞伎は春の匂いでいっぱいでした。

ちゃん、ちゃん。