感想:新釈・剣の街の異邦人 黒の宮殿 その1

2016-08-01 08:27:24 | ゲーム(VITA)


公式サイト



乗っていた飛行機が墜落した先は謎の世界。
そこで「選ばれし者」となった主人公は
元の世界へ戻るためのゲートを見つけるべく
ギルドに所属して謎の解明を目指す。

……という設定を見るとまんま昨今の異世界ラノベなのだけれど
中身はけっこう硬派。
というより初回版にベニー松山の書き下ろし小説が
まるまる一冊ついてくるあたり、完全にWizardryのリスペクト。




まずはノーマル・イージー・ビギナーから難易度を選択。
「ベリーハード」くらいよこせよオラァ!!


…と思ったのだがノーマルでも十分ヤバイ。
Wizファンにはおなじみの、キャラが完全に失われる「ロスト」。
このゲームのロストはさらに条件がシビア。



キャラごとに「生命点」を2~3持っていて
死ぬと同時に-1されて0になった瞬間にロスト。

つまり「ダンジョン内で死んだら生き返らせよう」
という安易な探索もできないし、
そもそもダンジョン内でセーブができない鬼仕様。

死亡からの蘇生と生命点の回復はそれぞれ無料でできるものの
ゲーム内での時間経過が必要で、相当な回数の戦闘を
繰り返さなければならない。

今どきこんなマゾ仕様のRPGを出してくれること自体が嬉しい。
30年以上を経てなお「ダンジョンRPG=マゾゲー」のイメージを
頑なに貫き通す製作者の意固地さに乾杯。





この手のハクスラで楽しみなのがもちろん「アイテム収集」。
特定の場所で「待ち伏せ」を行うことで
確実にアイテムを落とす敵が現れるが、
それを見逃して待ち伏せを続けるとさらに強力な敵が出てくるので
より良いアイテムを狙うことができる。

個人的にはルートで固定の敵を狩るいわゆる「玄室回り」の
システムのほうが好みではあるけれど、
収集欲とキャラ育成欲を効率よく満たしてくれるので
ユーザー寄りの仕様を考えた結果だろうね。




敵キャラや背景のアートワークはかなり優れていて
Vitaの解像度だと目が痛くなるw
正統派ファンタジーに説得力を持たせるには
ビジュアルの美麗さも重要だよね。




主人公以外にも現世から流れてきた人間がいて
協力して元の世界を目指すことになる。
セーラー服と鎧って素晴らしい様式美だな!!




オークが村の入口に罠を仕掛けていたり、
こういう細かい部分の世界観の構築が嬉しい。
ファンタジーには「こだわり」が大切!!



ちなみに他のユーザーと様々な要素を競える
ランキングの機能もあったりする。
昔友達とWizのレベル上げを競ったりしていたので
今のプレイヤーは色々と恵まれてるなぁ、なんて思ったり。


■■■現在の進行状況■■■

トロフィー37%


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