感想:週刊少年チャンピオン 2018年43号

2018-09-23 17:58:22 | 漫画


過去の感想はこちら

2018年 24号


だいぶ間が開いてしまったので
先々週くらいからこの号で感想を書こうと決めてたんだが
奇しくも佐藤タカヒロ追悼号。
前作の「いっぽん!」の頃からネームの熱量に圧倒されてたし
前回の感想のとおり、バチバチが今のチャンピオンでいちばん好きな漫画だったので
訃報を聞いたとき10分くらい固まってしまった。

死因が公表されてないのが気になるが
どうやら事故や自殺ではないらしいので
本当に急性の心不全とかだったんだろうな。
魚肉ソーセージにマヨネーズたっぷりつけて食べるのが好きだったそうなので
勝手ながら体の心配をしていたのだが、さすがに早すぎるよ…。

最高潮の盛り上がりで最高にカッコイイ場面を見せての未完。
本当に残念で仕方ないが、表紙にも書いてあるとおり「作品は死なない」。
長い間楽しませてもらったし、これからもときどき読み返すと思う。
ご冥福をお祈りします。






弱虫ペダル 渡辺航

vs御堂筋決着。
この漫画にしては珍しく勝ち負けの理由付けがあった感じだ。
ここからが本当のクライマックス。やばいな! 熱いな!


あつまれ!ふしぎ研究部 安部真弘

ことね先輩が相変わらずエロ素晴らしい。
陸上ユニフォームが反則すぎる。
こういうのは是非アニメ化で乳揺れを描写してもらわねばな…。


ゆうえんち -バキ外伝- 夢枕獏  (初感想)

よく夢枕獏がこの小説のオファーを受けてくれたなぁー。
読みやすくてそれぞれのシーンが脳裏に綺麗に浮かぶ。
そして藤田勇利亜にこんな使い道があったとは実に予想外でナイスw


BEASTARS 板垣把留

ルイ先輩はギャングのままでいて欲しかったが、
今週の親子のシーンはたまらなく痺れた。
作者自身をモチーフにしているのか全て創作なのかが気になるわw
そしてヤバい奴の登場のさせ方が完全に親父譲りw


吸血鬼すぐ死ぬ 盆ノ木至

追い詰められていく人々のパターンをよくこんなに毎週思いつけるなw
そしてこの前の「最弱トーナメント」が面白すぎた。
ギャグ漫画もネタが尽きるとトーナメントの続き物にすることがままあるが
1週で完結させてしまうテンションのキメっぷりに敬服。

ベルリンは鐘ヤッホー! ニャロメロン

ネタが乗ってるのに名前がシャーリーかよ! とか
てるてる坊主はどこから吊られてんだよ! とか
なんで親父が巻物なんだよ! とか
読者が突っ込まなきゃいけないボケ倒しっぷりは
チャンピオンで言えばおおひなたごうの系譜なのかもな…。


週刊少年ハチ 増田英二

Dランクに上がった途端にラスボスと勝負とか
いくら巻中カラーでも打ち切りコースにしか見えん。
ここから人気を巻き返せるかどうかってところなんだろうな。
つーか退学をデメリットとして描写できないなら
わざわざクラス内で勝負する意味なかったじゃん…。


あっぱれ!浦安鉄筋家族 浜岡賢次

いつからか忘れたが定番になったジジイのサイレント回。
チャップリン的なオサレ狙いはなかなか悪くない。
コマごとの時間経過が見事でまさにベテランの仕事。


ロロッロ! 桜井のりお

ガチのコミケネタとか声優ネタとか最近は色々攻めてんなー…。
それでいて各キャラクターの役回りが壊れてないんだから
ギャグ作家として安定してるわ。


ボスレノマ ~「囚人リク」外伝~ 瀬口忍 (初感想)

綺麗に完結した作品なのに後からスピンオフを作るのはどうしても好きになれないが、
あのノリをまた見れたのはなんだかんだで嬉しい。
チャンピオンにはつねに一定の"雄(オス)度"が必要だ。


六道の悪女たち 中村勇志

相変わらずなんというか、なんというかな漫画だw
今回のヒロイン登場時の演出がカッコ良すぎた。
この作者って何かの映画にインスパイアされてるのか…?
元ネタがわかりそうでわからないところもモヤモヤする。


魔入りました!入間くん 西修

とりあえず今もきっちりとは読んでないんだが
行きつけの漫喫に誰かがリクエストして全巻入ってたw
マジで俺じゃないよ。
時間ができたら読破する予定。


ヒマワリ 平川哲弘

主人公グループが公式デビュー。
もうちょっとじっくり描写しても良かったんじゃないか?
…と思ったんだがもう50話なのか。
毎週なんとなく読んでたけれど、実はきちんとした進め方をしてたんだな。


鬼のようなラブコメ いづみかつき (初感想)

いかにも「月刊少年誌で育ちました」といった感じの作風。
スッキリした画が見やすくて好印象。
あっさり風味のストーリー展開も気軽に読めてよいね。


ハリガネサービス 荒達哉

案の定、また鬱方向の展開に突入w
それでも試合運びの面白さは維持してるし
コマ割もアングルも魅力的。
このジェットコースターっぷりはまさに週刊少年漫画。


アカトラ 齋藤勁吾  (初感想)

チャンピオンでこの手の漫画は鬼門だと
編集部はいつになったら学ぶんだろう。
でも単行本が出るってことはそこそこ人気なのか。
なんにせよ、この女はエロくて素晴らしい。はやく脱がせ。


ジュニオール 灰谷音屋 (初感想)

なかなか独特な演出の漫画だ。
この作者の背景が知りたいなぁ…。
サッカーに疎いので完全に楽しめないのが自分でももったいないと思う。


マウンドの太陽 水森崇史

つまらなくはないけど、掲載順がちとやばい感じ。
ジャンプほどドライである必要はないけど
読む順番によっても作品の楽しさって結構変わっちゃうからね…。
なんとか復活できるほどの熱いところを見せてほしい。


木曜日のフルット 石黒正数

今週は画面が黒くて地味w
カラス同士の会話劇という発想がまず頭おかしいw
つーかヤングチャンピオンに出張ってどんなネタか気になるな…。



~~~最近完結した漫画~~~


ドカベン ドリームトーナメント編 水島新司

本当にこれで終わりなんだなあ…。
試合と一緒に連載を終わらせるのはいかにも水島新司っぽいけど
ドカベンって人間ドラマの比率も結構大きかったから
フォロースルーとして各選手のその後ももう少し見たかったわ。
連載開始時から読んでいる人はこの終わり方にどんな印象を抱いたんだろう。


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