中国の都市交通事情:王鋭 (WANG Rui) のブログ

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転載:中国初の輸出用水素燃料バス

2010-09-09 17:57:42 | 8) 中国のバス・路面電車
この蘇州金龍は厦門(アモイ)金龍社の子会社です。この前昆明で見たあのハイブリッドバスも金龍社の製品ですが。よく頑張っていますね。

以下は,転載です。

http://www.sipac.gov.cn/japanese/Jyqdt/201006/t20100621_66462.htm



中国初の輸出用水素燃料バスを蘇州で製造

 6月17日午前、蘇州金龍バス有限公司と清華大学-北京清能華通科技発展有限公司が共同で研究開発・製造した水素燃料電池の路線バスが蘇州金龍会社を出発し、シンガポールの南洋理工大学の「青奥村」へ向かった。今年8月シンガポールで開催される第1回ユースオリンピックのオフィシャル新エネルギーのモデル車として、選手たちの送迎を担当することになっている。これは中国が輸出する初の水素燃料バスである。

このバスの動力システムは水素燃料電池1個、リチウム電池2個、バッテリー2個および140リットルの水素タンク8個から成っている。エンジンが始動する時、水素燃料電池は車輛天井に設置している水素タンクの水素と空気中の酸素を吸収しその反応により化学エネルギーを生み出す。それをさらに電気エネルギーに変え、バスの動力とする。車のスピードは時速80kmに達し、続けて200km以上を運転することができ、全過程で排出されるのは水蒸気だけである。

蘇州金龍会社と清華大学は2008年に第三世代低床水素燃料電池路線バスを研究開発し、現在北京ですでに3万km以上の試験運行を行っている。今回シンガポールに輸出されるのは第四世代充電式水素燃料電池路線バスである。

(2010/06/18 蘇州日報 日本語訳:鐘聖)


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