充電式バス＠上海市

2006年8月から，上海市中心部を回しっている11系統トロリーバスは従来のトロリーバスから充電式バスに変貌しまして，世界初とされました。今現在，万博のキャンパスにも走れているそうです。

中国語では「超級電容公交車」と呼ばれます。このようなバスが停留所停車中に、停留所に設置された充電装置からパンタグラフを上げて充電をする仕組みで、充電時間は約1分，１回の充電で約5km走行することが出来、2・3停留所ごとに充電するということです。

充電式バスの最高速度が44キロ，普通のトロリーバスにやや遅いですが，架線いらず線路１キロの平均整備費は1/3の程度の24万元まで抑え，格安とされます。乗り心地も普通のトロリーバスと殆ど変わらないという。

上海市は今後26系統トロリーバスに同じような充電式バスの導入について検討中です。他は，香港やアメリカへのシステムの移転が計画されています。

上海充電式バスの歩み：
2002　　　開発プロジェクトスタート
同年12月　トロリーバス18系統に実車実験開始
2006年　　トロリーバス11系統に10台導入
2008年　　トロリーバス11系統の17台導入（同系統の全車両充電式に変更）
2010年　　万博キャンパスアクセス線路に61台導入
2010年8月現在，この万博系統は既に安全運転64万キロ，18.8万回，累積乗客数2000万人とされます。