蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

猛暑を乗り越えて

2024-08-05 21:45:08 | 夢よ叶え
気が付けば8月度に入り、生徒たちは程よい夏休みを過ごしています。
夏休みの宿題などといった話題は一切聞きませんが、最終日に徹夜をしないよう、少しずつ進めてもらいたいところです。
こうした中、夏大の敗戦を経て新チームの活動を過ごす日々です。
昨日は東洋大姫路と佐賀・東明館に胸を借り、この日は神戸市立須磨翔風と滋賀県立八幡工をホームに招きました。

この日、須磨翔風との試合で2年生右腕が存在感を示しました。
キレのあるストレートを持ち味とし、マウンドにいる姿からは気持ちの強さも伝わってきます。
近年、兵庫県で上位に進出する須磨翔風の打線を7回1失点に抑え、まずまずの結果を残しました。

この日が3回目の練習試合日。
これまでいくつか試されたスタメンですが、1試合目はメンバーの交代なく戦い抜きました。
ミスなどもありましたが、それを挽回するプレーも見られました。
これまで実践経験が少ない選手もいます。
また、目立った選手がいない分、総力で勝負できればと思います。

1年生達も八幡工との試合で出場機会が与えられましたが、少しずつその差が現れ始めました。
昨夏の中体連地区大会優勝校メンバーがいい感じで活躍しています。
また、県外や県内の遠方から入ったメンバー達も学年を引っ張ってくれています。
この夏に多くの実践経験を積み、秋季大会でメンバー入りして活躍が出来るよう期待します。
現在は8月の初旬。
まだまだ暑い日が続きますが、公式戦に向けて日々精進してもらいたいと思います。
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一期一会

2024-07-27 06:58:03 | 夢よ叶え
1976年生まれの辰年48歳ー
年齢を重ねる度に出不精になり、気付けば人付き合いも程々にするようになりました。
こうした中、かねてから決めていた事が1つありました。
それは、次男坊の夏の大会が終わったら1人で呑みにいくー
大した決意ではありませんが、昨晩は妻の後押しもあり行ってきました。

店内に入るなり、1人のお客がカウンター席にいました。
その人とは面識はあったものの、これまで直接お話をした事もありませんでしたが、私の顔を見るなり声を掛けてくれ、この夏の次男坊の話題を話してくれました。
ビール1本と締めにうどんを食べて帰るつもりでしたが、店内で顔を合わせたその人とずっと会話をしながら約2時間ほどの時間を過ごしました。

20代の頃は馬鹿騒ぎしながら呑んだものです。
ところが、今ではこうして1人で店に行き、そこで出会う人とゆったりと喋る事が楽しいと思えるようになりました。
一期一会の言葉の通り
人と出会ったその時を大切にしようと思えた、そんな昨晩の出来事でした。
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夏のあしあと

2024-07-24 23:09:13 | 夢よ叶え
敦賀気比を相手に力及ばず敗れた試合から1日が経過。
日焼けした顔。
そして、福井までの往復で若干疲れた心身。
一夜明けてもまだ昨日の痕跡は残ったままでした。

歩夢の入学から4か月足らず。
本当に充実した日々を送ってきました。
特に春季大会以降は、濃い毎日でした。

夏は応援される側でいてほしいー
春季大会、スタンドで応援している我が子の姿を見てそう思いました。
本人の努力もあってか春季大会後は、すぐにAチームへ帯同させてもらう事となりました。

ショートやセカンドといったポジションで勝負する選択肢もありましたが、高校では福井県選抜で不動扱いだったセンターで勝負すると入学前から決めていました。
とは言うものの、そんなに甘くないのが高校野球。
蒼空の時を知る我が家は、それを十分に承知していました。

私達の心配をよそに歩夢は無我夢中に白球を追いかけました。
スライディングで傷だらけになった足。
おまけにユニフォームは泥まみれ。
夕食後は、気付けばソファーで寝ている日々でした。

「入部して最初の数週間が勝負の時」
推薦だろうが福井県選抜だろうが入ってしまえば他の同級生達とスタートラインは同じ。
球拾いもランナー役も常に全力で。
練習初日から他の同級生よりも頭一つも2つも抜き出て目立つつもりで行け。
これは、私が蒼空にも歩夢にも言い続けたことでした。

5月も下旬に差し掛かろうとした頃。
Aチームに帯同してまだわずかだったある日。
「まだまだ遠慮している。先輩達を追い越すつもりでやれ。」
監督からのこの言葉が歩夢を様変わりさせました。

この言葉を聞いた直後のいなべ総合との試合では、1打席目からセンターへ痛烈な打球を返すと得意とする走塁で何度も得点に絡みました。
そして、南四国遠征では2日間4試合をほぼフル出場させてもらい貴重な経験を積みました。

気が付けば、一番・道根と三番・野間の間を繋ぐ重要な役割。
そういった役割を背負うようになりました。

7月11日に開幕した夏の甲子園予選。
武生東と敦賀工に勝利して臨んだ昨日の敦賀気比との試合は2対7で敗北。
この夏は終わりました。

試合後、藤田をはじめ多くの3年生達から
「ありがとうな」
といった言葉を掛けてもらい
歩夢は大泣きました。
3年生達と一緒に過ごした時間は、ほかの誰よりも長いものでした。
誰よりも3年生達に面倒を見てもらい、誰よりも可愛がってもらってきた時間。
それは、私にも他の部員達にも全く知り得ないものだったのかもしれません。
歩夢を一回り成長させてくれたこの夏。
そして、19人の3年生達に心から感謝します。
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整った舞台

2024-07-21 21:31:02 | 夢よ叶え
第106回全国高校野球選手権大会福井県予選第4日目ー
1試合目の開始前。
敦賀市総合運動公園野球場は入場券を買い求める人が長蛇の列をなしました。
それもそのはず。
この日は、嶺南地区3校が登場した事がその理由でした。
若狭や美方、そして敦賀工には、古くからの熱狂的な応援者が多くおり、試合が開始された後でも続々とスタンドに詰めかける人の姿がありました。
こうした中、日本列島各地で梅雨明け宣言が発令される中、県内は35℃を超す猛暑日。
案の定とも言える日焼け、そして水分不足。
梅雨が明けたか分からない現況、災害級と呼んでいい程の暑さに見舞われました。

第1試合 若狭対敦賀工
おおよそ3時間に渡る熱戦でしたが、軍配は若狭に挙がりました。
若狭が序盤から主導権を握って得点を重ねました。
中盤で大差をつける場面もありましたが、そこから徐々に追撃を許して気の抜けない試合になりました。
ところが、この日はエースを温存して4人の継投で勝ち星を挙げました。
また、攻撃面では野手のほとんどに出場機会が廻り、2回戦を総力で勝ち取った形になりました。
冒頭でも述べた通り、この日は暑さに向き合った中での試合。
そのせいもあってか、プレーにおけるほころびが目に見て分かりました。

こうした中、次男坊はこの日も4打数3安打 2打点 1盗塁と結果を残しました。
小学校時代からの幼馴染や高校に入ってからの友人、そしてボーイズや学童野球時代の保護者や関係者など、たくさんの人たちが応援に駆けつけてくれました。

現地へ足を運んでまで観戦してくれる事を本当に有り難く思い感謝します。
同じく、暑い中にも関わらずスタンドから大きな応援を送ってくれたメンバー達にも感謝です。
こうした人達が応援してくれる前で、しっかりと結果を残せた事が何よりも恩返しです。

さて、ここからは2日間隔で大会日程が組まれ、明後日の準々決勝が最大の難関となります。
ここで待ち受けるのが敦賀気比です。
春季大会のリベンジを果たす場所。
そしてもう一度、敦賀気比・竹下と若狭・研谷が凌ぎを魅せる場所。
23日に注目したいと思います。
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3年生達と過ごす夏を1日でも長く

2024-07-13 22:54:45 | 夢よ叶え
一昨日に開会式を終え、いよいよ今日から28校によるトーナメント戦が始まりました。
今日明日と2会場で1回戦が行われ、次週の2回戦に突入します。
この日、初戦を迎えた本校の相手は武生東。
初戦の入りは難しいと言われる中ですが、13対0の5回コールド勝ちを収めました。

若狭対武生東は敦賀市総合運動公園野球場の第3試合目。
自宅を早めに出発し、球場に差し掛かかった所で観客席を眺めてみると空席が目立ちました。

ところが、2試合目の高志対足羽の終盤で入場すると、そこは観客席がほぼ埋まっている状態でした。
武生と小浜からの中間的な位置もあってか多くの観衆が駆けつけたようでした。

私自身、夏の甲子園予選を迎えるのは2年振り。
球場を目の前にすると、ベスト4まで勝ち上がった2年前の夏が思い出されました。

13得点を奪ったものの、やはり投手陣の活躍なくしての結果はありません。
先発マウンドに上がったエース左腕、中継ぎの責務を果たした技巧派右腕。
そしてこの日、最速145km/hをマークしたプロからも注目される本格派右腕。
いずれの継投で完封しました。

バッティングでは3年生達が複数の長打を記録しました。
そして、次男坊はセンターを越える今大会第1号となるランニングホームランを放ちました。
このホームランが新基準バットに変わってからの県内公式戦初との事でした。
有難い事にこの日の試合後は、私にも妻にも祝福の電話やLINEメッセージがひっきりなしに届きました。

次男坊が放ったランニングホームランですが、二塁ベースを廻ったところまでは歓声でしたが、三塁を蹴った瞬間に球場全体が歓声から驚きの声に変わったのが聞いて分かり、全ては三塁のベースコーチャーの好判断のおかげと言えました。

この日、スタンドから届くベンチに入れなかった仲間達からの大きな声援。
また、次男坊の若狭和田マリナーズ時代を知る、地域の人達からの応援。
1年生という立場でこうした舞台に立たせてもらうと、感謝してもしきれないものがたくさんある事を身に染みました。
3年生達と過ごす夏を1日でも長くー
その想いを持ち続け、次週に挑んでもらいたいと思います。
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