大蛇に嫁いだ娘 4巻
異類婚姻譚。
漫画、フシアシクモ
異類婚姻譚。
大蛇さまに供物になったミヨと結婚して
お互いに歩み寄って幸せな2人。
里帰りして、母親とのわだかまりも解けて
ミヨの弟は大蛇さまと仲良くなって
村での立ち位置も大蛇さまが釘を刺してくれて
ホッと一安心。
戻ってきてからミヨは何だが体の調子が悪い。
それを隠して家事をしているミヨですが
仲良しの狸といる時に倒れしまい、
狸から“妊娠している”と言われて
ビックリするミヨと大喜びの大蛇さま。
普通の妊娠と違い、
日に日にお腹が膨らむミヨ。
ミヨは嬉しい気持ちと怖い気持ちとで
少し不安だったりします。そりゃそうだ。
大蛇さまは嬉しい100%ですが、
ミヨが心配だから冬眠前に出産してほしい
と思ってます。
大蛇さまの願いが通じたのか、
出産するミヨ。
蛇の姿の男の子と、
人間の姿で顔に少し鱗のある女の子が誕生。
大蛇さまは、
男の子が生まれたら時太郎、
女の子が生まれたらイナと名付けようと
思ってたんだとミヨに言って、
名前が決まる。
時太郎は大蛇さまが育て、
すぐに狩りを覚えて大喜びの親バカ大蛇さま。
イナはおっぱいを飲んでくれなくて
ミヨは困り果ててしまいますが、
すぐに歯が生えてきたので離乳食（大蛇寄り）
を与えたら食べてくれて一安心。
ミヨが時太郎に触れようとしたら
噛まれてしまい、
大蛇さまはすぐに毒の対処をする。
そして、ミヨに黙っていたけど
時太郎は毒蛇の可能性が高いことを告げる。
なので、時太郎の毒の有無が判明して
きちんと対処できるようになるまでは
自分が守るという大蛇さま。カッコいい。
そして、冬眠の時。
大蛇さまと時太郎は冬眠。
ミヨはイナと里帰り。
人見知りで人間の姿だけど蛇の方に近いのか
イナは笑わない。
村人にも距離を置かれて
密かにグルグルしてるミヨ。
そんな時に、
大蛇さまの命を狙ったこともある
僧侶 安憬と出くわし “その子は！” と驚かれ
ミヨは、大蛇さまを憎んでいたとしても
この子に罪はないことなど思いをぶつける。
するとイナは、ニッコニコの笑顔で
安憬によじ登り『あんけー』と喋ります。
安憬は、この子に罪がないことも分かってるし
この子は大丈夫、元気に育ってるんだから。
とミヨに伝えます。
涙ながらに、ありがとうございますというミヨ
でしたが、次に出たセリフは
『“お母さん”って最初に読んで欲しかった！』
でした（笑）。
安憬はポカンとして
密かに これは大蛇様に言えないな
と思うのでした。
ということで、以下次巻。
次巻は大蛇さまと時太郎は
冬眠から覚めるのかな。
本格的に子育て編へと入っていくのでしょう。
楽しみです！！！
異類婚姻譚って
結婚してめでたしめでたしとか
ラブラブでめでたしめでたしが多いので
ここまでガッツリと夜の営みから妊娠、
出産までを描くのは凄いなぁと思いました。
結構のん気な大蛇さまがミヨにメロメロで
妊娠に大ハシャギで、親バカっぷりも凄く
めちゃめちゃ微笑ましい。
ミヨの方も大蛇さま大好きだし、
子供たちのことも愛してるけど
この子たちがどう育つのか
ハラハラする気持ちもあることが
安憬に会って吐露したことで分かります。
それでも、ミヨも肝っ玉はしっかりしてるので
温かく子供たちを見守ってくれるだろうという
安心感があるため、
この後トラブルがあってもホッコリできると
信じれるので楽しみです。
愛することが出来て愛されることができて
嬉しくてしょうがない大蛇さまが、
どんどん可愛くなる漫画。
