はじめての猫
漫画、志村志保子
タイトルどおり、はじめて猫を飼うお話。
もうすぐ猫の日なので、
猫漫画週間にしようかなと。
何日までいけるかな♪
さて本編。
江衣子さんは、医療機器メーカーに勤める
一人暮らしの25歳。
仕事に不満はなく
あっさりした性格も気に入ってるし、
すごく好きなものもないけれど
すごく嫌いなものものない平凡な日々にも
満足していました。
しかし友達に
猫の譲渡会に付いてきてと頼み込まれて
渋々ながら行った譲渡会で出会った
11番の首輪をした ぼーっとした猫。
気がついたら11番に手をあげて
他にも手をあげてる人がいたのに
江衣子さんの元に来ることになりました。
何も用意してなかったので、
タクシーでペットショップに行って
必要なものを揃えたら凄い荷物になって
やっぱりタクシーで家まで帰る江衣子さん。
手をあげた自分に驚きながら
猫（11番）との生活が始まります。
ペットを飼いたいと思ったことがない
江衣子さん、
アパートの契約書を確認したらペット不可。
はじめて猫を飼う人用の本を読んだら
“ただかわいいというだけで飼い始めるのは
やめましょう”の文字に、
生き物であることわかってますか？
ちゃんと環境は整えてますか？などなど
読めば読むほど落ち込む江衣子さん。
猫はベッドの下から
かれこれ2時間は出てこないので
本を読んで考え込んでしまっていたら
気がつけば見当たらない。
探し回っても見つからず
私なんかが猫を飼いたいと思っちゃ
いけなかったと思っていたら
カバンの中にいる猫をみつけて
ホッとする江衣子さん。
なんだか、飼ってもいいよと許されたきがする
江衣子さんなのでした。
江衣子さんは大家さんのとこに行き、
引っ越すまでの間という期限付きで
飼うことを認めてもらいました。
名前を考えようと思い、
カバンの中にいたから
“ナッカ” と名付けました。
続いてナッカ目線で生い立ちのお話。
ナッカは飼い猫だった母猫の元に産まれ、
母乳で育ち離乳食は飼い主さんがくれました。
そこから里子に出されましたが、
（引き取った後に義母の猫嫌いが判明）
そこからまた譲渡会に
出されることになり
江衣子さんのとこに来ました。
ナッカからしたら、3ヶ月の間に
目まぐるしく環境が変わり
江衣子さんとは
“こんどこそずっといっしょにくらして
おいしいものくれるいきものだといいな”
と思ってます。
江衣子さんは日記を書きはじめます。
そして、不動産屋に行き物件を探し
長くかかってしまって
ナッカが心配になり走って帰り
ナッカが江衣子さんが帰ってきたのを
喜ぶようにゴロゴロするのを見てホッとして
あわてるのも悪くないと思うのでした。
江衣子さんはナッカが膝に乗ってくれないなと
思っていました。
同じに猫を譲渡した友達に電話してみると、
向こうの猫ちゃんは押し入れから出てこず
触れないどころか威嚇されていると聞いて
自分はなんて贅沢なことを悩んでいたんだと
反省します。
そうか出てきてくれて触れて遊べて十分十分と
自分に言い聞かせて、
猫ベッドで寝てくれなくても
好きなとこで寝ていいよとナッカに声をかけて
寝ようとしたら、
江衣子さんと枕で一緒に寝てくれるナッカ。
これは贅沢なことだと感じた江衣子さん、
動いたらどっかに行ってしまうかもと
緊張してなかなか眠れなかったのでした。
出勤する江衣子さん、
ナッカのことが心配でたまらないので
昼休みには戻ると決めてました。
一瞬しか会えないけど、
それでも会いたい江衣子さん。
その様子に同僚からは
彼氏が出来たと勘違いされますが、
そんな風に見えるのかと思うのでした。
動物嫌いの母親や姉の猫に対する反応を見て
少し前の自分を感じたり
（姉はナッカを見たので少し譲歩してくれて
江衣子への引っ越し祝いにナッカへのものも
忍ばせてくれてたりします。）
引っ越す時にナッカには引っ越すということが
わからないから、
また違う人のとこに行くのかと
鳴き叫んで江衣子さんもオロオロしますが
引っ越しても一緒とわかり安心します。
江衣子さんは、同窓会で再開した猫好き男性と
猫話で盛り上がり意気投合します。
そんな風に変わっていき
イキイキとしていく江衣子さんと、
安心できる場所に辿り着いたナッカの
可愛い可愛いお話。
癒される。
ほんと癒される。
大事なので3回言おうかしら、
めっちゃ癒されます！
他にも、喜ぶと思った散歩で
ストレスを与えてしまったり
避妊手術にドキドキしたり
猫を始めて飼うからこその失敗や
不安や緊張や喜びが
たくさん つまった漫画です。
どうやら、続編もあるようです。
読みたい！すごく読みたい！
