汐まねきのブツブツ・Ⅱ

汐まねきは新しい住処に移り住むことになりました。
またブツブツと泡を吹かせてもらいます。

汐招きの経済論 #237 資本家と労働者Ⅱ

2023年10月18日 | 日記
 資本家と労働者Ⅱ 投資をする労働者
   
先日は、労働者が投資家になるとどうなるか?書きました。
更に、これを具体的な話にしてみると面白いことが判ってきました。

ある労働者のA氏を考えてみました。

A氏は、ある会社、N社の株を購入しました、投資をした彼は当然そのN社の業績が上がり、配当が増え、株価が
上昇することを願うことでしょう、N社の業績を向上させるためにはN社で働く労働者の賃金をはじめ関連した
労働環境等への経費節約を図ることになります、という事はそのN社で働く人たちの賃金が抑えられることに繋
がってくるのです。
N社に投資をした結果、労働者A氏はこのN社で働く人達を圧迫することになってしまったのです。
A氏が株主総会で‘配当を減らして,働く人たちの賃金のアップに使うべき’と発言することは先ずあり得ません。

次は、A氏自身が働くM社に投資をしたとしましょう(自社株購入です)、自分が働く会社だからと言って、
ウインウインだ…とはなりません。
A氏はM社の業績の向上を強くのぞみ、自分自身も一生懸命に働きますが、同時に同じM社で働く労働者である
同僚にも更に働くことを願うに違いありません。

どう見ても、労働者というものは知らず知らずの間に同じ労働者の足を引っ張ってしまうことになるのです。

一体、私どうしたらいいの?A氏の悩みは尽きません。
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