汐まねきのブツブツ・Ⅱ

汐まねきは新しい住処に移り住むことになりました。
またブツブツと泡を吹かせてもらいます。

汐まねきの経済論 #121 自由貿易は善。保護主義は悪 

2017年05月28日 | 日記
シチリア島のG7が終了しました、
自由貿易を断固と守り、保護主義を排除する・・・という宣言が今回も採択されました。

今、経済学では、自由貿易論が善、保護主義は悪・・・という理論が大きく崩れています。

自由貿易の自由の字に惑わされて、自由の反対語になる保護主義は悪であるというイメージ、それにあのトランプ大統領がアメリカ第一主義を主張して自由貿易に反対をする・・・こんなことから保護主義は悪の権化のようなイメージを抱かせています、NHKのニュースでの語り口からも感じられます。

面白いのは、日本の安倍総理です、自由貿易とは言っていないのです、ルールに基づいた自由貿易と言っています。
このことは、ルール・・いわば規制、一定の管理下、解釈では、国家の為には保護のルールの範囲内での自由貿易という意味になります。

ちなみに、最近のある貿易論の一つです。
保護主義は鎖国・自給自足を意味しているのではない、保護主義は貿易を放棄するという意味でもない、・・・貿易を適切に管理するという立場に立つことである。

保護主義は他国の利益を犠牲にして自国の利益のみを追求するという攻撃的国家主義ではない、他国による利益の収奪から自国を防衛することを目的とする、保護主義は自国の利益のみならず、他国の利益を増大させ得る。

まさに、 Protection です。








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汐まねきの経済論 #120 お金の使い方 

2017年05月25日 | 日記
貴方なら如何しますか? お金の使い方の話です。

以前にもこのブログで書いたかもしれませんが改めてもう一度復習してみます、何故なら、私の話と、あの有名なT.ピケティの基本理論とが見事に一致したからなのです。T.ピケティの‘21世紀の資本’は格差論に目がゆきますが、ここにはお金持ちになる方法が書かれてもいるのです。

さて、

今、何かの理由で10万円が懐に入ってきたと仮定をしてください、貴方はどうしますか?

1:久しぶりで美味いものを食べに行く
2:計画をしていたイタリア・スペインの海外旅行に使う。
3:子供や孫の喜ぶ顔を見たいのでお小遣いに渡す。
4:郵便局・銀行に預金する。
5:株などのポートフォリオに投資する(またはその資金とする)。

5を選んだ方以外は全て将来お金持ちになる可能性はありません。
(ただし、一般的・長期的に見てという条件のもとです)

美味いもの食べて元気が出て、仕事が進んで金持ちになる!イタリアで大金持ちと知り合いになり、新しい仕事が出来た!子供の教育資金にして、子供が立派に成長した!・・・・とか‘pay for lucky’などは、除外してください。

ピケティの長期的な資本の流れの分析から資本の所有と蓄積が格差を生む(金持ち組に入れる)ことが明らかになっているのです。

どのような形であれとりあえずは投資家・資本家にならないい限り金持ち組には入れないということです。

誤解のないように:投資家・資本家にならない限り、その他、金持ち組に入る選択肢はないということではありません。


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汐まねきの経済論 #119 人喰い人種に捕らわれてしまった 

2017年05月14日 | 日記
シルクロード経済圏構想(一帯一路)

シルクロード経済圏構想の会議が開かれてれいます。

昔、人喰い人種がいました、人喰い人種に捕らわれた人はさぞかし痩せ細り苦労をしているかと心配をしていました、ところが救出に
成功した時は、その人は丸々と肥って、のんびりと元気にしていたのです。

今回、シルクロード経済圏構想の会議を考えると、なんだか人喰い人種の考え方と同じだな!と思うのです、ゆっくりと確実に周囲を豊かにして
十分な経済力をつけさせて、そして、自国の繁栄を図る構想がみえみえなのです。

同じようなことが日本のODAにも言えます、周辺国を援助して、周辺国に購買力をつけて貰い、日本の経済に寄与してもらう。というのですから。
しかも、ODAは日本から資金を提供しているのではありません、日本製のブルトーザー、日本製の漁網、日本製の機織り機などなど日本の製品を
私て、それを、お金に換算しているのです。

尤も、日本の輸出を重ねて、お金を稼ぐことしか考えない’近隣国窮乏化’(守銭奴的拝金主義)よりははるかによいことです。
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汐まねきの経済論 #118 アリとキリギリスの話

2017年05月08日 | 日記
有名’なアリとキリギリスの話‘の続編は?

暑い夏の間セッセと働いたアリと楽器を鳴らして遊んでいたキリギリスの話は経済学でも時々取り上げていました

結末は、働いたアリは、冬になっても困らないで暮らすことが出来た、一方遊び呆けていたキリギリスは、冷たい冬の風に吹かれ野垂れ死にする。
というのです。

ここで少し想像をたくましくするのです。
    もし、キリギリスが夏の間にアリ達に音楽を聞かせて、その代償として冬の間の食糧や住処を確保させていたら?

    もし、キリギリスが、夏の間に、蟻の食糧になるもののある場所を教える・・・(キリギリスは体が大きいので、行動範囲が広くなる)
    ことができたら?。

   ある日突然、アリが音楽は不必要と急に言いだしたら!
   キリギリスが蟻の食糧の在り場所を教えなくなる時が来る・・そして、その時は、蟻はせっせと働く習慣をなくしてしまっていたら?

    気候変動で、冷夏だったら? 反対に冬が暖かくてキリギリスも楽に暮らすことが出来たら?

などなど・・仮定と想像を付け加えて過ごした5月の連休でした、
オッカムのカミソリでは不要なものをそぎ落として問題を単純化させます、反対に複雑にするのも楽しいものです。
 



    
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