十の想ひを一言でのべる

万斛の想い
・・・
語り盡せるものか

あれから 16 『 あの頃 』

2014年06月29日 | 想ひ (あれから)


あれから 16



人生

昨日・今日・明日
どれも みな 同じ日

昨日と おんなじの明日・・・生きていない
さあ どうする・・オイ


倖せ

昨日の次は おととい
・・・まったく
幸せなんだ


仏の善さん

あいつは 仏の善さんやで と謂って 笑っていた
お人よしの私

人を認識する能力の無い私し
また 他人に期待していた つくずく 懲りない人となりである
しかし 私しの想いは どこまでも善意なのである
無邪気なまでに 善意なのである


あの頃

♪ きみの誕生日 だれと祝うのか
♪ あの子はどこの子 こんな夕暮れ
♪ アア だから今夜だけは きみを抱いていたい

どれもみな 懐かしいフレーズだ
なんとなく 大気は虹色だった あの頃
そんな中で 私は
美しい十代 ・・・だったなぁ


自分

自分の思っている 私し
他人から見る 私し
ほんとうの 私


・・・
あれから 17 『 一途 』 に 続く


あれから 15 『 天を仰ぐ 』

2014年06月28日 | 想ひ (あれから)


あれから 15


偉そうなことを言ってても

誠実でなくてはならない時 誠実であるのは難しい
自分を納得させるのは 易いことだ

自分の心を偽って 逃げてしまう
うしろめたさ も いつしか 薄まって
仕方のなかったことなんだ と 自分に言い聞かせて終う
ふだん えらそうなこと 言っているくせに・・・


未練


風よ あいつに 伝えて呉れ

あいつ との想い出を 無意識のうちにやり過ごしてしまった
時の流れは 私しの意識の中からそれを遠のけてしまふ
感傷に耽ることなど もはや あってはならないのだらう

完全に終わってしまった過去なのだから
・・昭和56年5月21日(木)


天を仰ぐ


自然 (天) よ
あの人に働きかけて下さい




暴力、知識、金、女
みんな 力 なんだ
強い者が 正義なんだ

・・・
私しには 何もない




共に考えるを 友という
宝 なんだよ


時代

自分の考へは 絶対正しい
自分の一生で 他人の考へはいらない
自分の考へで 一生すべきだ

・・・・・・
そんな時代もあったけど


・・・ 
あれから 16 『 あの頃 』 に 続く


あれから 14 『 吾 』

2014年06月27日 | 想ひ (あれから)


あれから 14


優しさ

心優しきは残酷です
心優しきゆえ 人を傷つけるんです

私しが 優しいから
あの人を 悲しませてしまふ




愛するは 幸せである
愛さるるは 幸せである




恋するは 悲しい

恋さるるは・・・・迷惑ナンダ ナァ




過去を大切にしたいときがある
過去を忘れたいときもある
自分の過去にプレッシャーを感じている

人生 いつも 真剣・・・しんどいよ
ときには だらけたい
フラフラ 浮ついた気持ちで 楽しみたい


・・・ 
あれから 15 『 天を仰ぐ 』 に 続く


あれから 13 『 欲求 』

2014年06月26日 | 想ひ (あれから)


あれから 13






「 手を握りたくなかったら 言って 」
優しい詞  だね


旅の宿

したいこと したい
やりたいねぇ

温泉へでもゆきたい 
そして ゆっくり湯につかりたい
肴をたべて 酒を呑んで 酔う
ゆっくり くつろいで 心地良く
ふんわりした布団で 女性を抱いて眠りたい
「 ♪ 浴衣のきみは すすきのかんざし・・・」
そんな旅もいい


待つ

待っても むだなことがある
待っても だめなことがある
待っても むなしきことばかり
それでも私は じっと待つ
相田みつお


平野君

所詮 君のやること
どうころんでも おれの顔

平野君が 大学の受験勉強をしている
来年の春 退職する
そして エンジニア を捨て 医者に成ると言うのだ
しかし 医者に成るには年数がかかるので 歯医者に成ると言う
それでも 6年はかかるという
市大出の彼 その学歴を捨てると言うのである
親に心配をかけるのが 気がかりだけど そうしたいのだと
大学に通うとなると 近所の目がきになる 
いい歳して 恥ずかしい・・と
だから 家を出て 独りで住みたいのだと言う
実に 素直で 分りやすい いかにも彼らしい

私ならば 
「俺は人生を懸けて転職する だから 誰が何と言おうと
 どう想おうとも 気にしない」
との 覚悟が先にきて カッコウをつけるが
彼は この覚悟はしないし 大げさな カッコウもつけない
近所の目が気にかかるから・・が先にくるのである
それが 私から見ると 
漂々としている様 に見えるのかも知れない




背伸びする私し
卑下する自分
どっちも いやだねぇ
相田みつお


欲求

あの人を見つめたい  あの人と話したい


・・・ 
あれから 14 『 吾 』 に 続く


あれから 12 『 俟つ 』

2014年06月25日 | 想ひ (あれから)


あれから 12


俟つ

諸子の行動は 国体の真姿顕現に基くものと認む
これ以上は 一つに 大御心に待つ



どうする

言い訳出来なくなった時  君はどう納得するんだね



そのうち

そのうち
そのうち
べんかいしながら ひがくれる
相田みつお



見果てぬ夢


時間よ止まれ  光をもどせ

筑後川に咲いた 菜の花
鏡山のハンググライダー
虹の松原・唐津城
七ツ釜の海
佐賀は 遠く遥かな光になってしまふ




私しは 不幸ぐせ とれない女です



結婚

恋愛は感性である  あとは夢のままでよい


思いこみ

思いこみが 人を幸せにする
思いこみが 心を傷つける

ロマンなんだ


・・・ 
あれから 13 『 欲求 』 に 続く


あれから 11 『 年賀 』

2014年06月24日 | 想ひ (あれから)


あれから 11


生涯

心優しい人は 暖かい
友と 幸福 語りたい
友と 想い出 語りたい


年頭の所感

天は泰  地は平
人は温  心は穏
行は正  体は強
昭和58年元旦





精神内科でも行かうか





私しは 不器用で 不細工な人間です
それに 誠実でもありません


知る

人は皆 親切である
しかし
身内は もっと優しいのですよ


・・・ 
あれから 12 『 俟つ 』 に 続く


あれから 10 『 娘 』

2014年06月23日 | 想ひ (あれから)


あれから 10


価値を知る人は幸福である

価値を知る人は幸福である
何故なら
その人は 己を信じられるから

天皇の人間宣言によって、絶対的価値観は無くなった
これは 話しが大き過ぎるが
自由・平等 の ヒューマニズム に価値などあらう筈もない
今の時代は 価値無き 価値観 なのであらうか

私しは 己こそが価値である と そう信じていた
だから
こわいもの はなかった


自由

構えて生きることなど ありません

どうして 俺は 構えなくなったのか
・・・・・・
しんどいから


 


東京だよ おっ母さん
ここが 二重橋
記念の写真を撮りませうね

島倉千代子から
遠き時代に失われた日本の女性の優しさを感じる


小者の国

世の中 皆が 正義ぶっている

正論言って 正義ぶっている

昭和58年1月6日
ロッキード裁判での田中角栄の論告求刑がなされた
もう お祭り騒ぎである


宝物

親から貰った ハンディキャップ
大切に使おうね


勇気

人は自分の居場所で生きている

放浪の旅 私しには無理


・・・ 
あれから 11 『 年賀 』 に 続く


あれから 9 『 員数 』

2014年06月22日 | 想ひ (あれから)


あれから 9


人好し

相手を知らないうちに 期待してはいけません

思い込みが過ぎると 何も見へなくなりますよ

そんなあなたを 他人は笑っているかも知れませんよ


居場所

無責任な話は 気が楽である



峠越へても

細い背中に顔がある
過ぎた昔をみつめている
峠越えれば その果てに
見知らぬ山が 亦 つづく



腹に力を入れやう

腹に力を入れると元気がでる

腹に力を入れやう
元気・不元気は腹に力が入っているかどうかなのだ
年頭にあたり 念ふことは
腹に力を入れやう
・・・昭和58年1月4日 ( 火 )


員数

世の中に動かされている

動いている人は 安心している

動かされた人の 心は哀しい

世の中に動かされている
そんな心持ちになるが故に 常に受身で 世の中否定となる
途ゆき で、よく考へる
社会に動かされたくない 社会を動かしたい
自分の意志で仕事をしたい

 長野君を推ふ
彼は社会に動かされている と謂ふ認識はないだらう
彼は世間と共に生きている と謂ふだらう

 平野君を推ふ
彼は私しと同じだ
会社の機構の中 与えられた仕事を真面目に行ふ
・・・動かされている

大土君も さうである
納得いくか否かは別として 動かされている
・・・昭和58年1月11日 ( 火 )


・・・
あれから 10 『 娘 』  に 続く


あれから 8 『 世間 』

2014年06月21日 | 想ひ (あれから)


あれから 8


世間様へ

礼 は、節度を保つ ことですよ

自分を信ずるが為に、他人を侮ったり
仲が良いからと言って、人に狎れなれしくしたりすること
此を防ぐものなのですよ

礼とは、親疏 ・正不正・同意・是非などの差等や差別を明示するためのもの
ただ態度を恭敬にして人をいい気持にさせることではなく、
御世辞を並べて人に取り入ることではないのです




大切なものを持つ人は 幸福だ
自分を大切に思える人は 幸福である

その人にとって 大切なものが多くある程 幸せです
若い頃 大切なものが たくさんありました
純粋こそ価値也 と、信じていた頃のことです
絶対的自尊心・唯一なる自分、男の心意気・・等
総て 霞
今 私自信 誇れるもの・・・・何もありません
ほんとうに何もありません


能力

損得で接するか 好嫌いで接する
非合理を通すには 力がいる
合理的に生きるには 頭がいる

 「 世間にどう接するか 」
非合理を通すには とてつもない力がいる
私には そんな力はない
合理的思考は 感性を豊かにしない
尤も 私しは合理的な思考を持たない
曾 誠を真実(マコト)と錯覚していた頃 物事を好嫌いで判断していた
これは実に 非 合理的で感性に富んだ
しかし 幸せ にはなれなかった
今 損得で物事を判断しやうとしている
合理的に考えやうとしている
・・・
今 感性なくなり 誠なくなり ロマンなくなる
幸せとは謂えない




友情は両刃の剣である


絶望

楽しい と 感じた事がありません
嬉しくて 泣いた事もありません

そうです
私しは 日本一不幸な少女です


・・・ 
あれから 9 『 員数 』 に 続く


あれから 7 『 幻 』

2014年06月20日 | 想ひ (あれから)


あれから 7


啄木

スカッ と
青空 見上げたい
澄んだ空気  心一杯  吸込みたい
喜びに胸を躍らせたい


少年

訳も分からない事で悩んでいるうちに
老いぼれてしまいますよ




人は影を追いかける
運命の一瞬の光りを追いかける
光りを追いかけると
人の影はおおきくなる

昔という日がある限り  俺はお前を追いかける
男の過去のにがっぽさ  昔を早く忘れたい
明かりが欲しいよ  日影暮らしが永すぎる




私は美しく生きた
清くも生きた
そして
正しく生きた
それに 優しかった


宿命

でも
哀しかった      ( さみしかった )

・・・ 
あれから 8 『 世間 』 に つづく


あれから 6 『 彗日星 』

2014年06月19日 | 想ひ (あれから)


あれから 6


小さくなっている

何もしらず 何も見えず 聞こえず
ただ 小さくなっている
逃げ場なく 進むべくところも無い
ただ 時間が経過する
過去なく 今なく 未来なく
ただ ただ 小さくなっている



彗日星

吾 彗日星の如く
彗日星の様に

・・・・・・私しは彗星だ 

実態が無いから、理解しようがない
分らないばかりに 恐れてしまふ


私はいつも鬼ばかり

人の一生 かくれんぼ
私はいつも 鬼ばかり
赤い夕日に 照らされて
もういいかい まあだだよ
もういいかい まあだだよ

彼は 見るからに 誠実そのものだった
ただ 體全体に漂う暗さが 気になった

冷たい血がながれている  すごくゆっくりと流れている
淋しい目をしている  可哀想な顔をしている
暗い目をしている  元気のない顔をしている
血が騒がない  心が踊らない


何故

みな 懸命である
・・・・
何のため 誰のために


・・・ 
あれから 7 『 幻 』 に 続く


あれから 5 『 不孝 』

2014年06月18日 | 想ひ (あれから)


あれから 5


諸君

一生懸命 考えたからって
考えたからって 許されません

 「 一生懸命 考えたから 」
考えて、考え抜いて決めたことだから
と、謂っても それが全てではないのです
考え抜いて 自分で決めたことだとしても
世間は 認めてくれませんよ


不孝

子弟の道を知らないから
親に対してすら 自己を主張したがる

今の世は 小学が講習されないから 男女とも幼少のころから
わがままで 怠癖が着き 悪くなってしまう
成長するにつれて 益々ねじまけてしまう
と謂ふのも 子弟の道を修めないから
親に対してすら 自己を主張し 親に従わない

父母 ともに 健在だから
生日を楽しめる

父母がすでに亡くなっていれば 自分の誕生日には
父母の養育の労を想い
生前の恩に感じて 平日にも増して 痛み悲しむのが良い
それをどうして 酒盛りをし音楽を楽しむことがあらう
父母ともに 健在なら 生日を楽しむが良い


親切

同情は 思い上がった自己の満足のみで
力には ならない


感性

錯覚を信じる人がいる 錯覚を信じない人がいる
私しは
錯覚を信じ ロマンを求めたい
情緒豊かで 感性に富みたい


・・・
あれから 6 『 彗日星 』 に 続く


あれから 4 『 浪漫 』

2014年06月17日 | 想ひ (あれから)


あれから 4


時間

時の流れは 人の気持ちを変えてしまふ
気がついてみると 遠い夢となっている

 「 東京スタイル は、似合わない」
六本木の あの空間に私は存する処がなかった
私に 六本木で存する時間はなかった
あの空間に流れる時間は 私には 似合わない
異質のものだ
でも 反発するわけでなく 挑むわけでもない
ムキ にもならない
曾てのやうに・・・
・・・昭和56年3月15日  流行の六本木にて

西村博之君の結婚披露宴に参加した
ところが なんと
こんな身近で まさか  『 東京スタイル 』 に 浸からうとは

この空間に私は居る所がない
この空間に流れる時間は私に似合わない
一般的儀礼も、所謂  『 付合い 』 も 投げ出したいほどに

私にとって、
自由はどの空間のどの時間に存在するのか

来たる日、
私はきっと自由となって

東京スタイルもない 世間もない
安心した時間の中に居るだらう

がしかし
私はその場所で果して

吾 轍 を懐かしく眺めることができるだらうか


過ぎた時間と曾ての私

「 消えた空間と過ぎた時間 」
時間の経過は 空間をも変えてしまった
曾 私が存在した空間は 時間の経過と共に存在しない
存在したのは 瞬間に於ける空間であり
瞬間の私であった
過ぎた時間は 限りなく 無い
光の能力をもってしても 曾の私を確認はできない
消えた時間は 光をもってしても 追いつけない
・・・昭和56年 (1981年 ) 3月15日


負け残る

伝統を継承するべくか 社会に委ねるか
順するか 逆するか
・・・・・
私は 正統だった


・・・ 
あれから 5 『 不孝 』 に 続く


あれから 3 『 憂い 』

2014年06月16日 | 想ひ (あれから)


あれから  3


憂い

親族 みな 幸福であれ
精一杯 生きて 幸福であれ
精一杯 生きた報いは 熱い泪となれ

親族 みな 幸福であれ
人 精一杯 生きて 何故、幸福になれない
苦労の泪は 報われないと 悲しみが残る
泪は 報われて 幸福なのだ
精一杯、生きた報いが 悲しい泪 では

あまりにも あまりにも 淋しいではないか

幸せ薄い女性が存る  
年齢以上の苦労をしている
けれども その苦労にへこたれまいと 
いつも陽気に笑っている
しかし 陽気に振舞えば振舞う程 
その表情には 
なんともいえぬ 寂しさ、悲しさ が漂う
もう、人生  
投げ出したいと想う程の欲求を
寸前のところで 
抑えているかの様である
誰が悪いと謂う訳でもなく 
誰の所為でもないけれど
どうして 
精一杯生きているのに 
幸せ薄いのだらうか
 


迷い

吾心 吾は知らない
吾は唯一ではないか

うわべ のみの元気では、何も解決しない
いつも 坂道発進を恐れている
吾はもふ ゼロ発信 しかない
意気に感じ 吾を直視せざるを得ない
見せかけの世間にとらわれている
吾は唯一ではないか
観点をかへて観やう

観点をかへて 果たして 吾が見え様か




相手にどれだけ
『 ロマン
』 を 持てるか

『 ロマン 』 が あるから
付き合っていける

人は
とうてい
分らないものだから

人は分らないのです
何年付き合っても さうなのです
だから
今、決めつけてしまいませう
分別 つけませう
大切なのは その後の様です
相手にどれだけ夢を持てるか
それが 大切です


・・・ 
あれから 4 『 浪漫 』  に 続く


あれから 2 『 一人 』

2014年06月15日 | 想ひ (あれから)


あれから 2


自尊

あらゆる 聖 ・ 賢 ・ 神 ・ 仏 は 吾の内にある
吾は、吾を信ずれば誠なのだ

宗教は観念である 聖 ・賢の道も観念である
実態は、あくまで吾自身にある
吾が生が 自体、実態となる
誠の実態は、「 儒 」 を真実(マコト)に実践する吾にある
あらゆる 聖・賢・神・仏 は、吾の内にある
吾は、吾を信ずれば、誠なのだ


希望


興きて倒れる
栄えて 滅ぶ
亦、興きる

来る日の 吾の日を 希して
今日、吾として生きる




先達の淋しさ 吾も亦

吾の日を希して 幸あらん


一人

一人に也て  知る  吾一人


頑な
吾の日は来る  ( きたる )
来る
希して 吾 今日を生きる

ああ人栄 国滅ぶ  亡いたる民 世に踊る
治乱興亡 夢に似て  世は一局の碁なりけり

来たる日の 吾の世を希して
今日、吾として生きる

新しき 先達
新しき 師
新しき 友  新しき 生活
その中に  故い吾

一人に也て 知る 一人

昭和維新の春の空  勝利に結ぶ丈夫が
胸利百万 兵たりて  見るや万梨の桜花

みな  懸命である
何の為に  誰の為に
孝行したい・・・

吾の日は来る
吾の日は来る

・・・ 
あれから 3 『 憂い 』 に 続く