十の想ひを一言でのべる

万斛の想い
・・・
語り盡せるものか

あれから 13 『 欲求 』

2014年06月26日 | 想ひ (あれから)


あれから 13






「 手を握りたくなかったら 言って 」
優しい詞  だね


旅の宿

したいこと したい
やりたいねぇ

温泉へでもゆきたい 
そして ゆっくり湯につかりたい
肴をたべて 酒を呑んで 酔う
ゆっくり くつろいで 心地良く
ふんわりした布団で 女性を抱いて眠りたい
「 ♪ 浴衣のきみは すすきのかんざし・・・」
そんな旅もいい


待つ

待っても むだなことがある
待っても だめなことがある
待っても むなしきことばかり
それでも私は じっと待つ
相田みつお


平野君

所詮 君のやること
どうころんでも おれの顔

平野君が 大学の受験勉強をしている
来年の春 退職する
そして エンジニア を捨て 医者に成ると言うのだ
しかし 医者に成るには年数がかかるので 歯医者に成ると言う
それでも 6年はかかるという
市大出の彼 その学歴を捨てると言うのである
親に心配をかけるのが 気がかりだけど そうしたいのだと
大学に通うとなると 近所の目がきになる 
いい歳して 恥ずかしい・・と
だから 家を出て 独りで住みたいのだと言う
実に 素直で 分りやすい いかにも彼らしい

私ならば 
「俺は人生を懸けて転職する だから 誰が何と言おうと
 どう想おうとも 気にしない」
との 覚悟が先にきて カッコウをつけるが
彼は この覚悟はしないし 大げさな カッコウもつけない
近所の目が気にかかるから・・が先にくるのである
それが 私から見ると 
漂々としている様 に見えるのかも知れない




背伸びする私し
卑下する自分
どっちも いやだねぇ
相田みつお


欲求

あの人を見つめたい  あの人と話したい


・・・ 
あれから 14 『 吾 』 に 続く


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