十の想ひを一言でのべる

万斛の想い
・・・
語り盡せるものか

希望の光さす

2024年07月13日 | 春夏秋冬

法円坂の
国立大阪医療センターに 倅を見舞う日々の中
2011年7月17日の帰り道
偶々

遭遇したる景色である



2011年6月14日 深夜
「ヤバッ」
・・・と、発し突然倒れたる倅
それは、其の日の仕事を終え
会社の同僚と共に、食事最中での出来事であった

救急車の中での呼びかけに対し、一度は頷いたそうな
然し、それっきり意識は無くなったという
くも膜下出血
夫れも、最重度の症状との事
急を聞いて駈つけたるも
唯々、茫然とするのみであった

絶望の想いの中に
手術は巧くゆき、命を取り留める
「生命力があったのだ」
・・と
どれだけ安堵したことか

然し
脳内の出血は眼底にまで及び、瞼は閉じた儘開かない
「未だ未だ、
予断を許さない」

・・・と

そんな
不安の想いのつづく中で見た
感慨深い景色である


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