十の想ひを一言でのべる

万斛の想い
・・・
語り盡せるものか

あれから 6 『 彗日星 』

2014年06月19日 | 想ひ (あれから)


あれから 6


小さくなっている

何もしらず 何も見えず 聞こえず
ただ 小さくなっている
逃げ場なく 進むべくところも無い
ただ 時間が経過する
過去なく 今なく 未来なく
ただ ただ 小さくなっている



彗日星

吾 彗日星の如く
彗日星の様に

・・・・・・私しは彗星だ 

実態が無いから、理解しようがない
分らないばかりに 恐れてしまふ


私はいつも鬼ばかり

人の一生 かくれんぼ
私はいつも 鬼ばかり
赤い夕日に 照らされて
もういいかい まあだだよ
もういいかい まあだだよ

彼は 見るからに 誠実そのものだった
ただ 體全体に漂う暗さが 気になった

冷たい血がながれている  すごくゆっくりと流れている
淋しい目をしている  可哀想な顔をしている
暗い目をしている  元気のない顔をしている
血が騒がない  心が踊らない


何故

みな 懸命である
・・・・
何のため 誰のために


・・・ 
あれから 7 『 幻 』 に 続く


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