十の想ひを一言でのべる

万斛の想い
・・・
語り盡せるものか

お前の話はつまらん

2015年08月08日 | 想ふが儘

「つまらん」
「お前の話はつまらん」

キンチョーTV
・CMの大滝秀治の台詞である
判り切ったことを平然と語る倅を嗜める親父              (タシナメル)
倅に遠慮は無用なのである
じつに 面白きシーンであり、気分爽快なる詞である

斯様に
おもいきり・
・云ってみたいものである



国会は国の最高機関である
質疑を通して、政府与野党の論戦が行われ、最後は多数決で決する
其処で 法律を作り、国の方向を決めて行く・・そう、義務教育で学習した

論戦とは
言葉のあや で以て 言葉の綾取り をするものではなく
ましてや
言葉尻をとることに、専念するものでもない
政権を揺さぶるに手段は選ばぬ・・では、品格が無さすぎる
然も彼等は、夫れが、恥かしいこと との認識さえなく
寧ろ、得意顔としているのであるから、もう何をか況やである
質疑の場は、斯様な処ではない筈
方や、
言葉尻をとられまいと、戦々兢々たる大臣の姿は見るに堪えない
喉元を過ぎるまでの辛抱・・と、真(マコト) なき答弁に終始するは、見苦しい限りである

卑怯と姑息
もう・・・どっちもドッチ
「真に遺憾に存じます」・・だ

此は 質疑という形態をとる制度上の問題もあらう・・が
それよりも、なによりも
此は 「為人」・・人物の資質そのものが問題と謂えよう                 ( 「ヒトトナリ」 )

如何にも、スケールが小さい
斯様な人物を撰んだは吾々ということ
吾々は是を 己が肝に銘じなければならない                                            (オノガキモニメイズル)
彼らは吾々を映す鏡であるのだから

「人のすることにケチ付けて反対ばっかりしとらんと、あんたなら如何するんや」

政治家はマスコミや評論家とは違う
反対するは、国民の願い、国民の幸福、己が使命とばかり、その能力を発揮せんとする
然し、反対はリアクション、つまり反応するだけのもの
政治家が、それでは困るのである
アクションをとるのが政治家の務めであらう
ならば、正々堂々と、正面から論じ合って欲しい
・・私の切なる想いである

「なれは功を為せ」
「つまらん」
「そんな つまらん質問に、この俺が何故に応えねばならん」
と、私ならきっと、そう言うだらう

然し、総理大臣たる、尊き為人は寸毫も左様想わない                 ( タットキヒトトナリ )
どう説明しても、端から納得する気のない相手
其れでも、指名され、問われると
その質疑の内容たるや、どれ程につまらぬものであっても
丁寧に 慎重に、応えるのである
何故なら
それが、一億数千万人の国民の生命を預る者の当然の務めと、チャンと分っているからである
総理大臣とは
大したもの
・・と、そう想う

大きく構えて
大局を語るるは
一国の長たる総理大臣のみである

「なれは功を為せ、われは忠を為す」
          ・・・吉田松陰、私の好きな詞である