昨日は午後から尼崎市市議会議員選挙の期日前投票に、塚口駅近くの投票所へ行った。
今までは行ってすぐ投票できたのに、この日はちょっとした行列ができていた。
何故だ。
投票所に入って分かった。
コロナ感染防止に、厳しい対策をしているのだ。
鉛筆は競馬場にある使い捨てのヤツを1人ずつに配っている。
係りの職員たちはマスクの上にフェースシールドを被り、ビニールの向こうにいる。
そして、1人ずつ投票へ誘導する。
時間がかかるはずや。
投票して喫茶店でお茶してたら、会社の同期のKが定年後、故郷の淡路島S市へ帰り、唐突に市議会議員選挙に立候補した時のことを思い出した。
KはS市で高校を卒業するまで過ごし、大学、東スポと40年以上、大阪に住んだ。
立候補したのが5年前だったから、帰って3年くらいたってたかな。
僕はそんなに長く故郷を離れてたのに、大丈夫かと正直思った。
Kは「昔の友達も多いし大丈夫」と自信満々。
更に彼を勇気付けたのは、当選者18人のところに、立候補者が19人だったことだ。
これには僕も通るかもと思った。
１人くらい冷やかしも、おるかもしれんし。
僕は車を飛ばして1度、陣中見舞いに駆け付けた。
選挙事務所には彼の旧友達がおり、昔話に花を咲かせていた。
Kは選挙カーで遊説していた。
本気でやっとるな～。
開票日が楽しみや。
忙しい中、Kにちょっと会って励ました。
そして、投開票日。
僕はネットのS市の選挙速報にかじりついた。
Kの得票は19人中19番目だった。
Kだけ落選した。
僕は落胆した。