○五感俳句609・嗅覚122・伊藤眠01・2023-02-27(月)
○「その先は沈丁の香にまぎれけり」(伊藤眠01)
○季語(沈丁・三春)(「俳句201903」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「その先」がどの先なのか示されていない「→不明」句である。ここでは軽く「散歩途中のとある場所」ほどの意味であろう。そしてどっぷりと沈丁の香にまぎれて抜け出せないでいる。
○伊藤眠(いとうみん)
○好きな一句「三方の陽をしたがへる芽立かな」02
○季語(芽立・仲春)(引用同上)
【Profile】:1956年神奈川県出身横浜市在住。→飯田龍太の「雲母」に1987年入会。終刊後1995年中西ひろ美(第10巻まで)と共に個人誌「雲」創刊代表。→大木あまりに師事。1996年牧冬流発行の同人誌「飛沓舎」に参画。2000年超結社俳句集団「鬼の会」入会。